日比谷シャンテで観てきました。
平日昼間に行ったのに珍しいことに観客は中高年の男性の姿が目立ってましたよ。勿論女性のほうが多かったですが。
映画の内容は、派手さはなく地味な人間ドラマ。シャンテっぽいです。
吃音に悩む英国王ジョージ6世(エリザベス女王のお父上)とその矯正士ローグとの交流が丁寧に描かれています。
そしてその二人の間を取り持つ王妃のヘレナ・ボナムカーターがなかなかいい味出してました。
ローグ役のジェフリー・ラッシュは「シャイン」の時とは全然違って穏やかで忍耐強い男性の役で、見たことあるな~この人、誰だっけ?と思うほど別人でした。
スピーチの練習シーンとかが多くて、途中眠くなったところもあったけど、ラストのスピーチは放送を聞いている国中の人々と同様につっかえないで上手くしゃべれるかしら?というドキドキとスピーチの内容の相乗効果で胸にグッとくるほど感動的でした。
ローグにWの所でつっかえたことを指摘された王が「私だと国民にわからせるためにさ。(わざとつっかえたんだよ)」と切り返すシーンは、ユーモアと共にこれで本当の国王になれたという自信が漲っていていいシーンだなぁ~と思いました。
ただこれが、ナチスとの戦争が決定的になったことを国民に知らしめ、鼓舞するためのものだということには、複雑なものがありましたし、感動的なスピーチや映像は危険なものだとも思いました。
そう感じたせいかチャーチルがとても不気味に思えました。
シンプソン夫人との世紀の恋で王位を捨てた兄エドワードの描かれ方もお気楽すぎるように思いましたけど、実際はどうだったのでしょうね。
平日昼間に行ったのに珍しいことに観客は中高年の男性の姿が目立ってましたよ。勿論女性のほうが多かったですが。
映画の内容は、派手さはなく地味な人間ドラマ。シャンテっぽいです。
吃音に悩む英国王ジョージ6世(エリザベス女王のお父上)とその矯正士ローグとの交流が丁寧に描かれています。
そしてその二人の間を取り持つ王妃のヘレナ・ボナムカーターがなかなかいい味出してました。
ローグ役のジェフリー・ラッシュは「シャイン」の時とは全然違って穏やかで忍耐強い男性の役で、見たことあるな~この人、誰だっけ?と思うほど別人でした。
スピーチの練習シーンとかが多くて、途中眠くなったところもあったけど、ラストのスピーチは放送を聞いている国中の人々と同様につっかえないで上手くしゃべれるかしら?というドキドキとスピーチの内容の相乗効果で胸にグッとくるほど感動的でした。
ローグにWの所でつっかえたことを指摘された王が「私だと国民にわからせるためにさ。(わざとつっかえたんだよ)」と切り返すシーンは、ユーモアと共にこれで本当の国王になれたという自信が漲っていていいシーンだなぁ~と思いました。
ただこれが、ナチスとの戦争が決定的になったことを国民に知らしめ、鼓舞するためのものだということには、複雑なものがありましたし、感動的なスピーチや映像は危険なものだとも思いました。
そう感じたせいかチャーチルがとても不気味に思えました。
シンプソン夫人との世紀の恋で王位を捨てた兄エドワードの描かれ方もお気楽すぎるように思いましたけど、実際はどうだったのでしょうね。