マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

無計画停電!

2011年03月15日 | 日記
昨日の交通マヒは酷いものでしたね。震災に遭われた方のことを思えば、こんなことで文句を言ってはいられないから・・・と淡々と、いつ来るかもわからない、唯一動いているであろう電車やバスやタクシーの列に並んでいる人々には、頭が下がります。海外でもこんな非常事態が起こっても、日本ではパニックにならず、暴動も起きないということが敬意を持って報道されているようです。こういう点は日本人として、とても誇りに思います。

でも、そんな国民に甘えてないで、政府にはもっとリーダーシップを発揮して欲しいと思ってるのは私だけでは無いと思うけど。

原発の事も停電のことも政府は東電に任せっきりの様に感じるし、東電の発表もどこか他人事のようにしか聞こえません。
東電の人も専門的なことや曖昧なことばかり言ってないで、これはどのくらい危険な事態なのか、今後私たちは何に注意したらよいか、ということを隠さずにはっきり具体的に示して欲しいと切に願います。

計画停電だって「停電するかもしれないし、しないかもしれない」などという、曖昧な表現はやめて欲しい。
計画したならちゃんと実行してくださいよ。それなりにみんな協力する心づもりでいるのですから。
しないなら早く今日はしませんと伝えて下さい。

劇場も公演を中止するところが続出、レストランの人もこんな時にお店開いてていいんだろうか?と悩んでいます。
交通機関が乱れて社員が出勤できないからと大型店も閉店。きっと工場やその他の企業も甚大な被害を受けているはず。これじゃあ日本の経済がメチャメチャになってしまうのでは・・・?ととても不安です。

今朝スーパーに行ったら「停電があると困るから店が開けない。午後になって計画停電の時間が過ぎたら開店できると思いますので。」とお店の人が大勢集まってたお客さんにペコペコ謝ってました。とても気の毒でした。
お客さんの中には、「商店街の他の店はみんなやってるぞ!停電なんてしないさ。昨日もしなかったんだから。」と店長に詰め寄ってる人もいました。

先日観た「南へ」の「火山が噴火するぞ!」と騒ぐオオカミ少年のことが頭をよぎりました。
東電がオオカミ少年にならなければ良いのですが。

交通機関への節電の要請も、会社によって東電からの節電の要請のしかたが微妙に異なっていたため、各鉄道会社の解釈によって随分異なったものになったようです。東急や京王は間引きながらも殆どの区間で動いているのに、小田急線の運行の仕方は信じがたいものでした。踏み切る迄の時間が無かったのも一因らしいですが、せめて振替輸送が出来る範囲での運休や間引きなら納得できますが、都心だけ動いて郊外に住む人々は置き去りって酷すぎます。しかも、そんな事態を引き起こしながら停電は無かったのですから。昨日のはまさに無計画停電としか思えませんでした
今日からは、随分改善されましたけど、最初からコレが当たり前ですよね。

計画停電が4月いっぱい続くとなれば色々と弊害が出ることも予測できるため、娘の会社では男女の別なく今週から交代で会社に泊まりこむ事になったんだそうです。
これは、ホントに異常事態ですよ。

TV局も全局で同様の内容を深夜に流す必要はないんだから少数の局に絞って放送するとか、不必要な灯りは消すとか特に生活に支障をきたさない施設は閉館するとか、出来ることから少しづつ節電するべきではないかしら?
枝野さん、蓮舫さん、仕分けの時のようにビシッとやってください。