閑爺の徘徊する山里は、
春風に揺れていた芽吹きの葉先が、
梅雨入りに緑が一段と濃くなって、
花は高木の花に変わっていました。
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緑陰の中にひときわ目をひく白い重なりが見えました。
モンシロチョウの群れか思うような、
えっ、チョウの群れにしては早すぎるよと、
近くに寄れば、層状に葉が重なり白い花びらのようです。
初めて気付いた花です。
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家に帰って調べてみました。
ミズキ科のヤマボウシ(山法師)と知りました。
花期は花水木より1か月遅いという。
「山法師」の名前の由来は、
中央の丸い花穂を坊主頭に、
4枚の白い花びらを白い頭巾に見立て、
比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえたものだという。
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白いひらひらは花びらではなくて総苞で
花は球形をした小さな突起の部分一つ一つが花になっている。
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秋には実がイチゴのように赤く熟して、
実の表面が桑の実のようにブツブツしているところから、
「山桑(やまぐわ)」という別名も付いている。
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ちなみに山法師は6月15日の誕生花だそうです。
花言葉は「友情」