写真は結婚式の前撮り。語学学校の宿舎となっているホテルのプールサイドにて。土日になると、派手な司会と大音量のミュージックが響く中、結婚式や会社のぱパーティ、祝日を祝うロックコンサートなどが開かれていた。
学生は休日はどこかに行っていて宿舎の人数も減っているので、何の予定もない日はプールサイドでゴロゴロしていた。テレビがない、先生以外にまともな英語を話す人もいない環境では、英語を聞き取るよい場所だった。
【成人式】
日本で成人式は学年単位で全国一斉に行われます。一方、フィリピンでは、成人(18歳)を迎える誕生日に各々で祝うのです。
レストランを借り切ったり、浜辺でバーベキューの準備をしたり、結婚式かと思うような盛大さ。「デブー(debut)」といいます。
壮大な誕生パーティとなるわけですから当然、(前回書いたように)親戚だけで相当な人数になります。女性の先生は、
「友達なども含めて100名ぐらいが集まったの」
と夢見るようなまなざしで話していました。
そして秘蔵の写真という感じでうやうやしく見せてくれたのは、肩出しの真っ赤なボリュームのあるドレスを着た18歳時の先生と華やかなパーティの様子。これは親も楽しみにしている行事なのだそうです。
ここまで派手にやるのは女性のみで普通、男性は「デブー」は行わないとのことでした。若い男性の先生にこのことを聞くと
「軍隊に行くのが男性のデブーなんだよ」と話していました。
(つづく)