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二度目のロンドン55 おもむきのあるソールズベリー大聖堂③

2024-11-10 16:20:56 | Weblog
写真はソールズベリー大聖堂にあるマグナカルタが置かれた小部屋。大英図書館で「原本」をみた知人は、ソールズベリー大聖堂にあるのはレプリカか、それに準じたものだと勘違いしていた。


【4つの原本】
ソールズベリー大聖堂の目玉の一つが、「マグナカルタ」の原本の展示です。現在、4つの原本があるなかでもっとも保存状態がいいもの、とのこと。

現物を見ながら口々に「これがマグナカルタね」と興奮気味に話している金髪の方々を見たので、つい私も「これが世界に存在している唯一の原本なんだ」と感激していたのですが、よく考えると原本が4つ、というのは、不思議です。

調べてみるとマグナカルタはラテン語の「文書」で、1215年、1216、1217、1225年の4回にわたって、少しずつ内容が変更されながら写本されイングランド各州に配布されました。そのうちの1215年のものを「原本」と呼び、当時、13種の「原文」をつくって国中に送ったなか、現存するのが4つだけになったということでした。一つはここ、もう一つがリンカン大聖堂、あとの二つが大英図書館(一つはカンタベリ大聖堂にあったものを収蔵)にあります。

参考文献 朝治啓三:講演:デイヴィッド・カーペンター「マグナ・カルタ―その歴史的意義,新視角,新史料」及び,セミナー「ヘンリ世治世 1216-1272年」―翻訳と解釈 file:///C:/Users/madok/Downloads/KU-1100-20190318-02.pdf
關西大學『文學論集』第68巻第号

※つい最近まで30度以上の気温が連呼されていたのに、いまや10度以下、場所によってはもっと低い気温になる今日この頃。一昔前の日中18度なら「ちょうどいい」か「ちょっと涼しい」くらいだったはずなのに、35度以上に耐えていた身体にとっては、急に20度ほどの気温差でびっくり。
 以前とは違う激変気候に身体は気づいていたのに、頭が気づかず風邪を引いてしまいました。
 症状は一瞬39度をかすめ、以降は平熱になるも、咳が出て、声が出ない。これがしつこい。
みなさまも、あたたかくしてお過ごしください。
コメント
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