とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

温泉博士4月号発売

2010-03-11 20:29:38 | 観光
今日は「温泉博士」4月号の発売日だった。2,3月号とも近場で行けそうな温泉がなかったので購入しなかったが、4月号はなかなかいいラインアップだったので、つい2冊購入してしまった。

静岡県の温泉は3箇所。湯ヶ野温泉「国民宿舎かわず」と熱海温泉「熱海ヴィラ桃山」、富士宮市「休暇村富士」である。また、隣の愛知県では豊橋市「スーパー銭湯・曙の湯」と湯谷温泉「旅館ひさご」の2箇所が載っていた。3月15日から4月15日までで行けそうな温泉は2箇所くらいはありそうだ。

「スーパー銭湯・曙の湯」は豊橋ハーフマラソンの後で行けそうだし、「休暇村富士」もこの辺りの登山を計画すれば、下山後に寄れるかもしれない。1冊450円の本だが2箇所も行けば750円ほど浮く勘定になる。4月号は静岡、愛知の方はお買い得ですよ。

第82回アカデミー賞主演女優賞はサンドラ・ブロックに

2010-03-10 20:55:09 | 映画
先日発表があった第82回アカデミー賞の作品賞は、前評判が高かったジェームズ・キャメロン監督の『アバター』ではなく、元妻のキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』だった。また彼女は監督賞も受賞し、アカデミー賞史上初めて監督賞を受賞した女性監督となった。今は夫婦ではないとはいえ、凄い夫婦がいたものだ。アカデミー賞は、超大作映画より、社会派的な映画に作品賞が授与されることが多いが、今回もその傾向は変わらなかったようだ。『アバター』の大ヒットにやっかみがあったからという話も聞くが、『ハート・ロッカー』のような作品に作品賞が与えられたことは、アメリカ人の良心を感じる。

さて、作品賞のことは差し置いて、主演女優賞をとった「しあわせの隠れ場所」のサンドラ・ブロックについてふれたい。「スピード」「あなたが寝てる間に…」「ザ・インターネット」「デンジャラス・ビューティー」「イルマーレ」など数々の人気作品に出演しており私が大好きな女優だ。キャリアが長いのに、アカデミー賞受賞は初めてだったそうで意外な気がした。

アカデミー賞が、その年の最高にいい映画に与えられる賞ならば、その逆に最低の映画を決めるゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)というのがある。この賞も、30年の歴史があり大真面目に毎年賞の決定が行なわれている。しかも、アカデミー賞の前日に授賞式が行われるという。日本では、こういったジョークを堂々と行なうことは考えられないが、アメリカではそうではない。国民性の違いは相当あるなと感じた。

さて、今年のラジー賞の最低主演女優賞と最低スクリーンカップル賞を「All About Steve(原題)」という作品で、サンドラ・ブロックが受賞したそうだ。そして、翌日のアカデミー賞では「しあわせの隠れ場所」で主演女優賞をとり史上初の両賞同時受賞という“怪挙”になったというのだ。

通常、ラジー賞の授賞式では当の本人が現れることはない。しかし、サンドラはラジー賞の授賞式に姿を見せ、ファンを驚かせ、ラジー賞受賞作「All About Steve」のDVDを大量に会場で配り「ちゃんと見てないんでしょう。これを見て最低の演技じゃなかったら(来年)ラジー賞をお返しするわ」とユーモアたっぷりにあいさつし、拍手かっさいを浴びたという。そして、翌日はアカデミー賞を受賞となり二重の喜び?となった訳だ。私は、彼女のユーモアのセンスと度量の深さを感じた。まさにプロ魂に溢れた最高の女優である。

「しあわせの隠れ場所」はホームレスの黒人の少年が養子先の家族の愛に包まれ、プロのアメフット選手となる実話を映画化したもので、サンドラは愛情あふれる養母役である。これまでの娯楽性の高い役から新境地を開いた作品だという。主演女優賞を受賞したこの作品は是非見てみたいものである。

春に限らず花を付ける四季咲きのサクラの新品種が誕生

2010-03-09 20:35:55 | サイエンス
先日、独立行政法人「理化学研究所」からメールマガジンが送られてきた。日本の最先端の理化学研究を行なっている同機関の研究成果を広く民間に公開することが目的で、登録すれば誰でもメールマガジンが送られるようになっているらしい。兵庫の研究所で広報の仕事をしている娘が家族や親戚のメールアドレスを登録して、送られてくるようにしたようだ。

ほとんどは、難しい研究の成果発表でとっつきにくい内容が多かったが、一つ興味が湧いた研究成果の発表があったので紹介したい。

日本の代表的な花はサクラである。今回、理化学研究所仁科加速器研究センターの生物照射チームは、重イオンビームを使った突然変異誘発法を用いて、春に限らず花を付ける四季咲き性のサクラの新品種「仁科乙女」をつくり出すことに成功したという(図1)。



重イオンビームを植物の種子や枝に照射すると、DNAを切断し、遺伝子が破壊される。これにより突然変異が誘発され、さまざまな変異株が生まれるという。重イオンビームは、植物の生存に影響を与えない照射条件で変異率が高いという特徴があり、傷付く遺伝子の数も少ないため、突然変異形質の固定に時間がかからないということだ。(図2)



一般に日本のサクラは、夏につくられた花芽(はなめ)が晩秋に休眠する。花を咲かせるには、冬の寒さによって休眠を打破することが必要で、早春に花芽が生長し、開花に至る。元品種である敬翁桜は、8℃以下1000時間程度の低温が、休眠打破に必要である。ところが、仁科乙女は休眠打破に低温を必要としないので、低温にさらされなくても花を咲かせることができるのが特徴だ。

通常、野外栽培では、開花時期は4~7月、9~11月の二季咲きだが、温室で栽培すると個体ごとにさまざまな時期に開花し、連続して花を咲かせることができる。ただ、真夏と真冬には、花が咲かない。ただ、寒さにさらしたり、葉を落としたりすることで、一斉に開花するように調整できるそうである。一斉開花のときの花の数は、元品種の3倍で、花が美しく咲く期間も敬翁桜の2週間に対して2倍の4週間に延びているという。

この研究を読んで、この研究が何の為になるか考えてみた。日本人の心のよりどころであるサクラの開花は、地域によって違うが本来3月から5月くらいである。サクラの開花を待ちわび、桜前線に沿って北へ北へと鑑賞の為移動する人たちも多い。春を告げるサクラの開花と人生の大事な転換期を結びつける人も多い。満開のサクラの下での卒業式や、サクラ吹雪の舞う中での入学式などを思い浮かべる人もいるだろう。それが、季節とは関係なくサクラが咲くようになったら、何かありがたみがなくなってしまいそうだ。限られた時期に僅かの間しか咲かないサクラだからこそ、郷愁を覚え日本の四季の変化を感じとることができるのだ。サクラがいつでも咲いてるなんてことには、なってほしくないというのが本音だ。

とはいえ、この研究を非難する気はない。地球温暖化の影響により、サクラにとって休眠打破に必要な低温期間の不足が心配されているという。このまま温暖化が進めば春になってもサクラが開花しなくなることも考えられるのである。休眠打破に低温を必要としない仁科乙女は、潜在的な要望が大きいかもしれないということで研究は続けられるそうだ。地球温暖化はこんなところにも影響を及ぼしているのである。


2010年「第7回お花見天竜マラニック」のお誘い 

2010-03-08 23:37:55 | マラソン


今回から、ブログで案内します。今年も、熊平の樹齢100年以上という桜の大木を見るために、天竜の山奥に走りに行きたいと思ってます。新緑でまぶしい樹林の中をぬけると、満開の桜の巨木や枝垂れ桜が目に飛び込んできます。まさに山里の桃源郷の趣です。都合のつく方はご一緒に走りませんか?申し込みは、このブログへのコメントでもいいし、直メールまたはメッセージでも構いません。尚、少人数で行ないますので先着10名程度で打ち切ります。

日時:4月10日(土) 8時15分くらいまでに船明ダムの駐車場に集合。8時30分にスタート。

コース:下記のコース図参照
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/97/0d8d8b1f4f9e98558c3e152dc3336f25.jpg
浜松市天竜区内。船明、阿多古、熊、横山を経て船明までの周回コース。距離は約42km

コース断面図


その他
①エードはないので、食料、飲み物はすべて自分で調達して下さい。また、荷物の管理やコース上での安全確保は自己責任でお願いします。
②お花見しながらのんびり走りたいので、できるだけ一緒に写真でも撮りながら行きましょう。
③19km付近の熊の「道の駅」で、うどんやそばがあります。
④ゴールの船明ダムは午後3時半くらいを目安にしたいと思います。
⑤また、ゴール後は天然温泉「あらたまの湯」に寄ります。入浴後、飲酒をしたくて車で来たくない方は申し出があれば8時くらいに西鹿島駅へお迎えに行きます。

2009年の「お花見天竜マラニック」の様子はこちらから
http://blog.goo.ne.jp/maduka/e/6b8f23b907ec07dfb731861b0ed5b175#comment-list

携帯電話 どこの山でも通話OKの時代がやってきそう

2010-03-07 21:07:33 | ニュース
昨日、ブログの閲覧数が100,000PVを超えたようだ。ブログを開設して1年3ヶ月ほど経つが感慨深い。いつも立ち寄ってくれる人が大勢いるようで記事を更新するのも励みになる。皆さんありがとう。


携帯電話各社が標高の高い山でも通話などができるよう、基地局の整備を進めているようである。特に富士山では、四つある登山道全域で通年通話が出来るようになっている。携帯各社の中でもドコモは積極的で、北アルプスでの槍ケ岳(3180m)と人気縦走ルートにある常念岳(2857m)に、積雪期を除いて基地局を設置している。今夏には南アルプスの北岳(3193m)への新設も検討中とのことだ。

昔、携帯電話は山ではほとんど使えず、持って行っても役に立たず電源を切っていた時もあった。山では携帯に頼ってはいけないというイメージがあり、ベテランは無線機を持って行ったりしている。しかし、どこの山でも携帯が使えるようになると一般の登山者たちの安心度はグッとアップするに違いない。

携帯各社が山での通話を積極的に推し進めているのには利用者の要望があるからだ。最近では稜線で通話できる山が増え、登山の携行品として携帯電話は定番化しているという。最近の山岳遭難1631件のうち44.9%は携帯電話を使っての通報であり、携帯電話からの110番や家族への連絡が救出の糸口になっているそうだ。

こうなると遭難時に安易に110番や119番に電話する輩も増えてしまいそうな気がするが、いざというときは頼りになる。これからは、山で使える携帯を選別して購入する時代になってきそうだ。ただ、地上から仕事がらみの電話がかかってくることも増えてしまう。山で静かにいたいのに、仕事の電話等受けたくないものだ。登山時には必要に応じて電源を切っておくこともやはり必要だろう。


雨の中、本宮山を走る

2010-03-06 21:53:46 | マラソン
今日は、天気予報が当たり朝から雨だった。昨日の好天が嘘のようにしとしとと雨が降っていた。山の予定を中止しても、結局は山に来てしまっていた。つまるところ、山を登るスタイルが変わっただけである。重いリュックを背負ってゆっくり高い山を登る計画はやめたが、ランニングシューズでカッパを着て山を走ることになったのである。

昨日の夜、「うっちゃん」から本宮山に行くというメールが入り、急遽そっちに予定変更した。天気はもちろん雨ということは承知していたが、本宮山ならルートもしっかりしているし練習になるので渡りに船だった。今朝は、少し早起きして支度をした。国道経由で本宮山に向かうつもりで早めに家を出たが、うっかり財布やら免許証、携帯などの入ったバッグを家に忘れてきた。途中で気が付き、家に戻る。待ち合わせの時間に間に合いそうもなくなったので、東名経由で本宮山の登山口まで行くことにした。

東名を使ったおかげで、ぴったり約束した時間の9時に本宮山の登山口にあるウォーキングセンターに到着した。ちょうど、うっちゃん、ヨッピーさん、kazukawaさんが来ており4人で走ることになった。以前本宮山に来たときも、雨で登山を中止した代替だった。本宮山は雨の時しか来たことのない山だ。雨の中、カッパを着て走り出す。私以外の三人は本宮山にはよく来ているので、今回は知らない道から行こうということになった。Kazukawaさんが道案内で林道を先に進んで行った。

第二東名の工事現場を通り過ぎ、林道をしばらく走ると細い登山道についた。登山道をジグザグに登るとちょっとした滝に出た。折からの雨で水量もなかなかあり、滝の前で写真を撮る。さらに登山道を進み山をあがっていくと林道にでた。そこからは、お馴染みの道らしい。林道をしばらく進むと石段が始まり砥鹿神社(とがじんじゃ)奥宮に到着する。砥鹿神社では、目標とする大会の完走を祈りお賽銭を投げ入れた。

本宮山の山頂は、奥宮の先にあるが今回はパスして、そのまま下山することにした。下山ルートは同じ道ではつまらないので、長い巻き道の林道を走りながら下っていった。上りの時は結構歩いていたが、下りはみんなガンガン下っていった。結局12時前には、駐車場に戻ることが出来た。雨の中、物好きな4人が集まり、いい練習になった。

その後、近くにある「本宮の湯」で汗を流しさっぱりした。普通ならこれで解散というところだったが、みんなからパソコンの使い方の相談を前から受けており、いい機会だったので、そのまま午後はパソコン教室を開くことになった。今回は、kazukawaさんの家にお邪魔してパソコンの使い方を教えることにした。うっちゃん、ヨッピーさんも集まり第2回目である。今回は、デジカメ写真の管理ソフトPicasaの使い方のうち、フォトアルバムの共有の仕方やアップロードの仕方などをやってみた。また、メールソフトを使う上でのテクニック等を紹介してみた。口頭やメールではなかなかうまく説明できないが、パソコンを前にしてならわかり易いようで大分理解してくれたようだった。みんな勉強意欲がある人たちなので教えるのも実が入る。パソコンを教えると時間が直ぐ経ってしまう。他にも教えてあげたいことは一杯あったが、こちらも長時間だと頭が疲れる。丁度いい時間で切り上げ解散した。今日は、雨の日ながら意外と有意義に過ごせたようだ。



天気予報に振り回される

2010-03-05 23:48:01 | 呟き
このところ天気予報があてにならない。先週の土曜と今週の土曜はどちらも登山に行く予定だったが、天候不順のせいで中止することになった。先週は、前々日の天気予報で大荒れの天気になるとのことで早々中止をしたが、結果は大はずれ。朝から青空が広がり悔しいほどいい天気だった。その後、雲が出てきて晴れ間がなくなったが結果的には充分登山
に行っても良かった天気だった。代わりに多国籍軍マラニックに行き、それはそれで楽しかったのでまあ良しとした。

そして、明日も山に行くつもりだった。昨日の天気予報では、午前中は何とか持ちそうな予報だったので今朝まで行く気満々だったが、朝起きて明日の天気予報を見たら午前6時から雨マーク。富士山近郊の山なので、雨では美しい富士山を拝めない。今日は春のように暖かくいい天気だったので、なおさら明日の天気が恨めしい。昼休みに同行者数人に電話をかけて相談し、急遽中止することにした。

今のところ雨は降っていないが、明け方から降りだすのだろうか。また、大した雨じゃないと逆に悔しい。降るならどかっと降ってくれといった心境だ。どちらにしても2週続けて登山できないのでフラストレーションが溜まりそうだ。いい天気の元、静かな山歩きがしたくてたまらない。

明日は、結局走りに行くことになった。雨の中、カッパを着て走るつもりだ。楽しむというよりは、ウルトラの練習である。


参院予算委員会に3閣僚が欠席

2010-03-04 21:20:31 | 政治
昨日の参院予算委員会では、平成22年度予算案を初めて審議する場でありながら、3人もの閣僚が遅刻するという過去に例のないハプニングがあって国会の開会が遅れたという。8時50分からの開会時間に対して前原誠司国土交通相が1分、原口一博総務相が4分、仙谷由人国家戦略担当相は6分遅れたそうだ。異例の遅刻は気の緩みととらえられ、野党は「参院軽視だ」と強く反発したという。

このニュースを聞いて、国会議員たるものが大事な国会審議を遅刻するなんて、確かに情けないし、気の緩みが出ているのかなという印象は受けた。ただ、野党側の舛添議員が大きな声を上げ叱責している様子も何か異様な感じがした。国会中継をたまに見たりすると、居眠りしていたり、余分なおしゃべりしていたり、あるいは空席のままほとんど欠席している議員が多い。それが、数分遅れただけで大げさに激高する様子も何か変だ。与党も野党も些細なことに議論を交わし、まともな審議をしてないのじゃないかという気がする。会議には10分前くらいには集合するのが大人の常識であり、それができない者は非難されても仕方がない。だが、それも程度によりきりで10分以内くらいであれば、しょうがないなくらいの大人の寛容さもあってもいいのではないかと思う。枝葉末節にこだわるよりも大事なことを迅速に進めて欲しいというのが私の本音だ。こんな状況では、民主党も自民党も中身は似たようなものだ。政権交代によって新しい流れを期待していた有権者の思いは満たされていない。

何はともあれ、最近の日本人は、こんなことを大問題としてとらえヒステリー状態になってはいないか。この間のオリンピックのスノーボードの国母選手の服装問題でも大騒ぎになっていたが、何も開会式を欠席させるほどのことではないような気がした。回りの人間がしっかり注意すれば済んだことである。マスコミもこんな些細なことを面白おかしく報道するから大げさになってしまうようだ。もっと大事なことがあるはずなのに焦点がボケてしまっているのが心配である。

高校の歴史教科書が売れている。

2010-03-03 21:31:30 | 読書
歴史書では老舗の山川出版が売り出した『もういちど読む山川世界史』『もういちど読む山川日本史』がこの手の本としては、異例のヒットになっているらしい。どちらも、2004年まで実際に高校で使用された教科書「日本の歴史」「世界の歴史」をベースに、一般読者向けに再編集したものだそうだ。

高校の歴史教科書なんて、どこの出版社から出ていたかも覚えておらず、どんな内容だったかもまったく記憶がない。それが、今になって脚光を浴びているのは驚きだ。このところの歴史ブームによるものだろうが、1冊で歴史の全体像をつかめることと、本来の意味での教養書として読まれることなどが読者を増やした要因といえるようだ。読者も当初は40代~50代のビジネスマンや主婦など中高年層が中心だったが、その後20代~30代の若い層まで広がっているようだ。

出版社では再編集の過程で配列を考え、新たに注や解説をつけ加えた。教科書はほとんどカラーなのに対し、二冊は巻頭のカラーページを除いてあえてモノクロにしてあり教科書とは少し違う書籍として読み通せる工夫を凝らしている。この出版社の本は解説の質が高く一般の人にも充分読み応えがあるという。そして、教科書にも載っていないこぼれ話も載せてあるのがミソだ。ビジネスマンの中では、外国人とコミュニケーションをとる際、その人の国の歴史や日本の歴史を良く知っていると役に立つということで読んでいる人もいるそうだ。

ついでにちょっと調べたら、「amazon」のベストセラーランキング「歴史・地理」のカテゴリーでは1位に「日本史」が、2位に「世界史」がランクしていた。こんなに売れているとは知らなかった。ちょっと本屋に行って読んでみようと思う。


興福寺で“ナマ阿修羅”を公開

2010-03-02 19:06:00 | ニュース
(写真は産経ニュースより)

去年の5月ごろ、東京の国立博物館で「国宝 阿修羅展」が開催されていた。その時のニュースなどで阿修羅像の人気が高まっているという話を聞いて興味を持った。テレビでも特集が組まれ、仏像に興味を持つ人たちが増えていることを知った。私も、テレビや話を聞いて本物を見てみたいという気持ちになったが、東京まで行く余裕はなかった。

その後、東京での展示が終わり、阿修羅像は奈良の興福寺に戻り拝観ができなくなっていたそうである。その間、阿修羅を含む八部衆像や十大弟子像(いずれも国宝)を展示するための興福寺国宝館のリニューアルが行なわれていたようだ。そして、リニューアルが終わり今月から一般公開されることになった。

以前はケースに入れられ、じっくり見ることができなかったようであるが、これからはケースに入れられずに展示され、今までと違った雰囲気で拝観できるという。阿修羅像は3つの面を持ち、それぞれが味わいのある表情をみせてくれ、小さめの顔は美しく哀愁がある。これからは、奈良の興福寺国宝館に行けば「阿修羅様」を見ることができるのだ。拝観料は大人600円、中高生500円、小学生200円で年中無休である。奈良に行く機会があったら、興福寺には必ず寄ってみよう。