(注)本シリーズは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。
http://mylibrary.maeda1.jp/0577OilMajor2023-1stQtr.pdf
III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)
(安定したChevron、振幅の激しいbp!)
3.売上高利益率の推移
(図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-63.pdf 参照)
2021年4-6月期から今期(2023年1-3月期)までのIOC5社の売上高利益率の推移を見ると、2021年は各社とも業績が回復、4-6月期は全社の利益率がプラスであった。但しもっとも高いChevronが8.5%、最も低いTotalEnergies社が4.7%といずれも利益率は一桁台にとどまっている。7-9月期は各社の収益力に格差が生まれ、bp、Shell両社はマイナスに転じた一方、Chevronは14.4%の利益率を達成している。Chevronはその後、今期まで連続して二桁の利益率を維持している。
これに対してbpは損益の振幅が激しく、2022年12月まで期毎にプラスとマイナスを繰り返し、特に2021年1-3月期には▲40%の大きな損失率を示している。またShellも利益率の揺れが激しい。前期(2022年10-12月期)と今期は各社とも業績が安定、TotalEnergiesを除く4社はいずれも利益率は二桁であり、TotalEnergiesも8.9%を達成している。
以上
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