ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

インテルの車載コンピューター

2005年03月09日 | ITS
レスポンスによれば、インテルはこの1日から3日までサンフランシスコで開催されたデベロッパーフォーラムで車載コンピューターを発表した。

1-3日、サンフランシスコで開催されたインテルのデベロッパーフォーラムで、同社はバックシートでDVDだけではなくビデオゲーム、デジタルミュージック、ワイヤレスでのインターネットコネクションなどが楽しめる車載型プロトタイプコンピュータを発表した。
DVDの次はコンピューター? …車内に進出

リヤシートエンターテイメントのように天井部分に収納され、タッチスクリーンとワイヤレスマウス、キーボードで操作ができ、車外ではポータブルPCとしても使用できる。

具体的に商品化が決まっているのか否かはノーコメントだったようだ。

車載PCといえば、ウィンドウズベースのオートPCという物がある。
これは商売的には決して成功とは言えない。国内でもクラリオンがCADIASという名称の商品を2002年末に発売したが、殆ど売れていない。

これについては私の過去の記事に詳しいが、ポイントをようやくすれば「結局PDAと同じような機能がクルマに組み込まれるというだけで小売価格35万円は無理がある」ということだ。

もっとも、オートPCはインパネのオーディオスペースへの装着が前提で、ドライブアシスタント的な商品だったが、今回のインテルの提案は後席専用となっており、その商品コンセプトは全く異なる。
後席用にPCが用意され、ストレス無くインターネットにつながっていれば乗員(普通は家族、子供達)の暇つぶしとしては最高だろう。

課題は、通信料金。
しかしそれよりも、「自分が楽しめないエンタメ機器」に気前よくお金を払うお父さんがどれくらいいるのか、ということかもしれない。