ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

カーナビとワンセグ 続報

2006年04月01日 | ITS
ニフティーの「瞬!ワード」本日(4月1日)の15時~16時の計測分で「ワンセグ カーナビ」が検索ワード1位になった。

今日からワンセグの本放送(といっても、昨日までやってた試験放送と変わらないが)で携帯でもワンセグが見れる、ということから、じゃあカーナビではどうか、と思うのは自然な発想だろう。

車載の地デジチューナー自体、昨年5月から市場に存在するし、車載では受信エリアが広いこと(それも、今のうちだけ)以外、ワンセグの意味はない。
受信機の大きさや消費電力の関係で携帯ではワンセグでなくては無理なのであって、それは車には関係ないのだ。
しかし、ワンセグが騒がれてきたので、今後消費者の注目は一気に高まってきそうだ。

数日前、カーナビ(正しくはカーTV)に付けることができるワンセグチューナーはない、と書いたが、らくなび大辞典様からすでに存在する、とご指摘をいただいた。

原田工業 PALUSE DU1 [DTS-001]

原田工業は自動車アンテナの世界では第一人者で、有名家電メーカーのナビやカーTV に入っているアンテナもほとんど原田製だ。

ワンセグはカーTVだといまいち画像に不満があると思うが、12セグの車載地デジチューナーに対して価格メリットがあれば、ヒットが予感させる商品だ。
いま市場に存在する車載地デジチューナーはどれも定価で10万円弱、実売価格でも6万円以上する。

原田工業のWEBサイトでは価格はオープンのようで表示無し。また、未だネット通販ではどこも取り扱っていないようなので、価格についてはわからなかった。

この手の商品は3万円がターニングポイントとなる。3万きったら車載地デジは急速に普及を始めるだろう。

車載地デジチューナをつけてみた

2006年04月01日 | 雑記
自家用車に車載地デジチューナーを装着した。
仕事の関係で会社にいくつかサンプルがあり、松下を同僚が、三菱電機を私がつけることになった。

取り付け要領を見る限り、常時電源、アクセサリー電源、イルミ電源を取るだけでOKなので、さほど難しいことはないと判断、近くのオートバックスで端子などを購入。

しかし、オートバックスでも若者のクルマ離れを痛切に感じる。
かつては土曜のオートバックスといえば若い人が沢山いたのに、いまはオイル交換待ちのおじさんはかりだ。自動車用品の売り場は閑散としていた。
カーショップがメンテナンス事業への転換を急いでいる、というのもうなずける。

地デジチューナーの取り付け自体は特に難しいことはなかった。といっても、電源ととるのにインパネをはずしたり、アンテナ線を隠すのにピラーを外したりと、かなりクルマの内装をばらしたので3時間ほどかかってしまった。
終わってみれたらタッピングが2本余ってしまうという、よくある笑い話のようなことになった。いくら考えても、どこのネジだか思い出せない。

接続は元からついているカーナビのTVチューナーのVTR入力端子にRCAコネクタでAV入力し、VTRとして認識させるやり方。既存のTVへつなぐ場合はこれしか手がない。

簡単に家の周りや環状8号のあたりを走ってきたが、この辺では通常の道路を走っている限り安定して受信する。画像は美しく、まったく乱れない。ガード下でも大丈夫だった。

しかし、残念なことに自宅前の細い道では、受信しない。信号がなくなると、モザイク画面のようになった後ブラックアウトしてしまう。
私の家のあたりは六本木ヒルズの電波障害指定地域だからだろうか。

データ放送などの機能チェックはこれからだが、走行中にきれいな映像を見ることができるだけでも、非常に満足度の高い商品だと思う。

明日は少し遠くまで行って、どこまで受信できるかを確かめてみよう。