ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ワンセグ放送のコンテンツ

2006年04月13日 | 雑記
先日、ワンセグ放送は通常放送のサイマル(同じ内容を流すこと)になるだろう、それ以外消費者は望まない、と書いた。

しかし、よく考えたら昼間の時間帯はお茶の間と携帯で視聴者の属性は明らかに異なる。12セグは家にいる人向け、ワンセグは外に出かけている人向けに分かれる可能性は十分あるだろう。
個人的には、昼休みにニュース専用チャンネルをやってくれるのなら、ワンセグ対応機器を買ってもいいと思う。逆に、勤務時間中に男性向け娯楽番組なんかやったら、わが国の生産性に無視できない悪影響が出てしまうのかもしれない。

だからといって、ワンセグ専用番組がデータ放送とリンクしたものになる、とは必ずしも思えない。

確かにテレビとインターネットの関係は、無視できないものになっている。
番組で疑問に思ったり、興味を持ったりする事柄をその場でネット検索するのは、いまや極めて一般的な行動だ。
テレビの前でノートブックを広げていたり、テレパソでネットを検索したりしているのだろう。

しかし、それはあくまでテレビ番組を見ながら、ということだ。
ワンセグの場合、その場でネットにつながる、ワンクリックで買い物もできる。
でも、携帯を縦にしたときのデータ放送画面、つまり上半分に小さい映像、下半分に文字情報という表示形態が、エンターテイメントとして成立しているとは、私には思えないのだ。