ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ヘッドアップディスプレイを本気で考えるべきなのではないか

2007年02月28日 | ITS
最近、どうも運転中の注意散漫(Driver distraction)が気になる。

今年のITSで唯一やるといっているスマートウェイ実験では、専用のITS車載器とDSRCをつかったナビ画面への走行安全情報表示が行われるらしい。
まだ実証実験ということで、試作のITS車載器をモニターに配布するようだ。

私も「走行情報のナビ画面表示」ということに関心があってビーコンVICSをつけたが、「簡易図形」といっても表示された情報を飲み込むためには数秒かかる。
この先ドライバーの高齢化がすすめば、これはもっと深刻な問題になる可能性がある。

やはり、視線を前方のトラフィックから外すことなく情報を得るためには、フロントウインドウへの透過表示がいいのではないか。
過去にヘッドアップディスプレイで速度表示などをする車があったが、すぐに廃れた。これはそうだろう。そんなのなくても困らない。速度情報はメーターで瞬時に把握できる。

しかし、ある程度複雑な情報となると話は別だ。
そろそろ日本車も真剣に検討する時期なのではないかと思う。