ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

首都高の距離別料金検索がよくわからない

2011年12月31日 | 高速道路
首都高㈱のWEBサイトにある距離別料金検索がとてもわかりにくい。

首都高速距離別検索

例えば、出発地を高井戸にし、到着地を外苑出口にして検索にすると、距離は9.9km、ETC割引料金600円、現金料金900円となる。
しかし、その手前にある代々木出口を到着地にすると、距離は23.3km、ETC割引料金800円、現金料金900円とかえって高くなる。
激しいのは、さいたま見沼から6キロほど離れた与野へいく場合。なんと距離が70.9kmと表示される。

これはつまり、「その出口は反対車線にあるのでそこから出る場合ははるか先の環状線までいって一周して戻ってこなくてはならない」ということなのだ。
理屈では全く正しいのだろうが、そんな出口の表示は不要だろう。

例:高井戸からの距離早見表
4号新宿線の出口を見ると、代々木、幡ヶ谷などの反対車線の出口の距離が大きく表示される。

さらに意味分かんないのは入った高井戸が、30.9kmとして表示されている。
これは、C1をサーキットにして帰ってくる暴走族用の表示なのだろろうか?

実際には大きく遠回りしなくては降りることができない反対車線の出口を表示する必要はないだろう。むしろ、出口がどちらの車線にあるかを知らない人は混乱するばかりだ。
記載するにしても、そうした出口には何らかの注記をつけるのが普通だろう。

利用者にとってどうしたら使い勝手がいいか、理解しやすいかを考えずに機械的に掲載しているとしか思えない。
やっぱりまだ民間会社ではないね。

明日から首都高の距離別料金開始

2011年12月31日 | 高速道路
明日から首都高速の距離別料金がスタートする。

一昨日高速道路を走っていたら、結構それを知らせる掲示板が目についた。また、メディアにもそれなりに告知を出しているように思える。
しかし、ETCをつけていないと無条件で最大料金という一番ネガティブなポイントはあまり強調されておらず、むしろ横浜から埼玉まで行く場合は大幅に安くなる、というメリット系を強調した記事が多かったように感じる。

実際に最大料金を当初計画していた1200円から900円に下げたため現行料金との差は200円に過ぎず、ETC未装着車のユーザーもたまに使うだけならあきらめが付くのかもしれない。
首都高Xがやめになったのも、この金額差ならETC未装着ユーザーから大きな苦情が出ないのでそこまでする必要はないということか。

いろいろと批判があって上限を900円に抑えたのはいいが、なぜ下限も引き上げたのだろう?
シミュレーションの結果で下限も引き上げないと収入減になるということなのかもしれないが、当初は短距離の料金を下げることで今まで利用しないユーザーが利用するようになると言っていたように思う。これはその通りだと思うのだが。500円では短距離で使おうとは思わない。

今回の改訂で、埼玉、東京、神奈川のゾーン別料金を廃止したことでの最大料金ダウンはかなり大きい。というか、私にはずいぶんな大盤振る舞いにみえる。
なんとなく、このあたりの整合性がよくわからない。 まあ、この区間を使う人にとっては朗報でしょう。

ということで、首都高速株のWEBサイトにある新料金早見表を見てみたのだが、これが全くわからない。
詳しくは次のエントリーで。