昨日の垂直上昇における尾翼の頭下げモーメントに関連しているので
ナイフエッジとダウントリムの話しです。
垂直上昇と垂直降下において当て舵を”減らす”ために、
※(大切な解釈なので別の目的に”エンジンのスラストを少なくするために”)
水平飛行でダウントリムになるセッティングを施しました。
この設定ではナイフエッジにおいてダウン癖を誘発します、通常のスポーツ機
ならばラダ―からエレベーターにミキシングをかけて補正しますが
F3A機は水平飛行中にラダ―でコース修正を行っています、またストールターンなどで
ラダ―を切ると同時にエレベーター方向への修正なんて忙しいのもいやですからここは
重心の位置でアップ及びダウン癖を修正します。
重心位置が後ろだとダウンへ、反対に前だとアップに偏向する、これは
水平飛行時のダウントリムの量と合わせて妥協点を見つける作業になります。
ただねぇ、70ゼクウの場合は尾翼固定で一発勝負なので今回は余程の
癖が出ない限りナイフエッジの補正はナシかほんの少し重心位置を前に
する程度しか対処できません。
どうしても必要ならば主翼の仰角を変更します。
次にエルロン方向の起き癖と寝癖、これは主翼の上反角と取り付け位置に
影響されますから機体任せ。普通に設計されたF3A機では大きな癖は
出ないはずです、したがって調整はナシ。
アクロ機みたいにナイフエッジの姿勢を延々続けたりする演技は今のところ
ないので厳密なナイフエッジの矯正はほどほどに。
ついでに垂直上昇のセッティングもフルパワーでどこまでも上げる必要は
ありません、演技する高さまで真っ直ぐ上がって速度が落ちた時に左に
流れるのが理想です。
まぁ、あり得ない飛び方の調整をしてもあまり意味がないということです。
改めて飛ばしながら項目をつくってじっくりとやりましょう、今のところは
基本概念程度に。
ちょっと雑学
今のP-13では分かりませんが少し前のトップの選手は異様なミキシングだったらしいです。
ほとんど直線的なミキシングは無く特にエンコンには異常なカーブが (゜ロ゜;)エェッ!?
ラダ―は非常に遅い動作で戻りが早い設定なのです ∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
ちゃんと飛べば何でもアリなのでしょう。