たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

思い出に残る山(8) 八ヶ岳

2017年04月14日 | 心に残る思い出の山
1990年8月




今から27年前、私達は八ヶ岳縦走を試みました

出発点は渋の湯です

辺りが白々と明るくなり始めたきたころ登山開始

薄暗い森林地帯のアチコチに真っ赤なキノコが頭をもたげる様は何処か楽しい


石がごろつく賽の河原を過ぎ高見石まで休憩を入れて2時間15分

此処に建つ高見石小屋の周辺はオコジョの生息地とかでTシャツもオコジョの図柄が多い

高見石を登れば眼下に白駒池がまるで瞳の様です


高見石から1時間

原生林の苦しい登りを熟し中山の広々とした山頂からは

北ヤツの縞枯れ現象がハッキリと見られました

異様な光景だったのは山頂の至る所に置かれたケルンの数の多さでした


後方の山は、これから登る東天狗岳、右の幾らか丸みを帯びた山は西天狗岳

その西天狗は東天狗の荒々しさとは対照的に緑に覆われた山肌がとても印象的です




中山から2時間、東天狗に着きました

ここで昼食とし本澤温泉が今宵の宿です

何故、本澤温泉に? 日本最高所野天風呂に入りたかっただけの思い付きからでした


翌日も天気上々、さて かなり下って来ていますので縦走路までの登り返しは

大変でしたが硫黄岳の火口跡を眺めながら1時間5分

根石山荘と山彦荘、こまくさ荘が建つ夏沢峠に登りあげました

静かな佇まいと言うよりヒッソリとした山小屋でした


硫黄岳の登りは縦走路で一番のきつい登りだったでしょうか

下方に先程の山小屋群が、もうあんなに小さく


夏沢峠から1時間15分、息も絶え絶え硫黄岳に到着です

霧が舞うと迷いやすいと言うとてつもなく広い今日の硫黄岳は

青空の下、360度の大パノラマを惜しげも無く提供してくれました




さて、未だ先は長い

私の後方には硫黄岳石室、雄さんの前方には主峰赤岳

この付近、梅雨明けの頃には

コマクサやシャクナゲ等々が咲き乱れる場所との事ですが

心無い人を警戒してか針金が張り巡らされていました

そうだ、思い出しました

私が石室でTシャツを購入した時の事です「消費税は?」と言いますと

「そんな七面倒臭い事は苦手」と小屋の主人がそんな事を言ってた事を・・・


この写真は横岳の登りで見えた富士山をバックにお互いを写し合ったものですが

それを合成しましたらピッタリ、まるで二人一緒に写っている様な写真になりました


ここは難所と言われる横岳の登り

足がかりはシッカリしていますし三点確保を守っていさえすれば大丈夫

むしろ四足歩行の好きな私には楽しい登りでした


そして硫黄岳から1時間10分 横岳の頂

最高の天気です

八ヶ岳本峰が又一歩、近づきました


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コメント (18)
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