たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

鄙の桜  (吾妻)

2017年04月20日 | 

春が少し遅れてやってくる吾妻の里を訪れました

知る人ぞ知る「桜の里」が華やぐ季節が今年も廻って参りました


吾妻は水仙の里でも有りその数30万本

香りが満ち満ちているのは

1キロに及ぶ桜並木がガードとなっているからでしょうか


ご主人とのんびりお花見、いい風景ですね

長年連れ添った夫婦の絆が背中に感じられます






人っ子一人いないヒッソリと静まり返る畦の上

春は花を楽しみ夏は日陰を提供してくれる、この桜は

農作業に従事する者に今も一服の安らぎを与えているのでしょう


岩櫃山を背に何時もと変わらぬ長閑な風景を桜が色を添えました


応永寺

門前を埋め尽くす菜の花に誘われて門を潜れば




少々早すぎたでしょうか

門に掛かる枝垂桜は5分咲き

此処の所の暖かさにあと数日と言ったところでしょうか

岩櫃城跡・斎藤氏が建立

斎藤氏滅亡後、衰退した寺を大栄7年1527)に無庵禅師が復興


林昌寺に向かう途中、お堂が有りました

祀られているのは細谷地蔵尊

幾年月、桜と共にこの村を見守り続けて来ているのでしょうか

此処にはホノボノとした空気が流れていました






お堂を後に尚も進めば民家を埋め尽くす桜・桜・桜の海

村の人達は特に浮き立つ様子も無く

それが生活の一部でも有るかの様に早足で歩き路地の奥に消えます


林昌寺にやってまいりました

創建は南北朝時代

戦国時代になって沼田真田氏の保護下に寺勢を伸ばす




(林昌寺の二つの門)


この枝垂れ桜は目通り3・8m 樹高16mとの事です

本日は写真の外にも沢山の桜を鑑賞してきましたが

どれも樹齢300年を下らない見事な桜揃い

背景の鄙びた山村が桜をより際立たせた心に残る風景でした

これからもずっと、このまま残して貰いたいと思いながら

家路へと向かいました


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