たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

「続き」  思い出に残る山(8)八ヶ岳

2017年04月16日 | 心に残る思い出の山
続き


横岳を後に三又峰まで来ますと目指す赤岳はもう目の前です






ゴールが近づきました

キツイ登りも何故か快調

コースタイム40分のところを飛ばして飛ばして25分

やりました、赤岳山頂です

小屋で隣り合わせになった4人の登山者は川崎から来たと言う方でした

この頃、大金が捨てられると言うニュースが頻繁に起こった事が有ります

世の中には大金持ちが居るものだとテレビに耳を傾けていたものでしたが

何と舞台になった竹藪はその4人の登山者が住まう直ぐ近くなのだとか

結局は脱税逃れだったわけですが

当時、その竹藪には大金を探す人が後を絶たなかったと言う事です

そんな話がきっかけで親しくなり暫くは手紙のやり取りが続きました


サンセット


そしてサンライズ

何方が弾いているのでしょうか、シンセサイザーが場を盛り上げます


朝靄に赤岳が影を写しだしました


南アルプス群は雄々しく


前日、辿ってきた稜線も漸く目覚めの時を迎えました


さて、いよいよ赤岳を後に美濃戸に向かいます

朝一番、赤岳直下の岩の急下降は慎重に行きましょう




何かに見つめられている感じ・・・

ふと足を停めて前方に目を向ければ其処には一頭のカモシカの姿が

緊張して降りる途中の一服のハプニングでした


権現岳・編笠山・ギボシ山群

遠く穂高と槍ヶ岳(写真では確認が難しいですね)






急な岩場を過ぎて一段落

2806mの阿弥陀岳を正面に見て進めばやがてダケカンバ林となり

一段と緑が濃くなってまいりました


赤岳から休憩や写真撮影含め2時間、行者小屋に着きました

硫黄岳や横岳を仰ぎ見る景観の良い所です


そして更に2時間15分、南沢を下り

「お疲れ様、お茶どうぞ(漬物付き)」の声に迎えられ無事、美濃戸に到着したのでした

「あー、もう終わりかぁ、帰るのが惜しいな」雄さんがボソッと




美濃戸山荘近くの柳川で昼食をとりながら火照った足を水に浸ければ足も軽く

バス停までの林道歩きは快適です

雄さんが帰るのが惜しいと言う様に素晴らしい八ヶ岳山行でした


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