「何て気持ちがいいんだ・・・・・と浮かれている場合じゃない。そろそろ山に帰る準備をしなくちゃならなんだ」
感慨深そうに辺りを眺めるヒヨドリに目をやるツグミも住み慣れた山里を後にする日が近づき心なしか名残を惜しむかの様な顔つきです
「また、会おう 此処は僕が守っているから」 キジバトは仲間との別れを噛みしめています
・・・・・・そこへ・・・・・
ノッソリとやってきたのは世代が変わってヌッソリーニ・ジュニア 親の血を継いで中々のハンサムキャットです。
さっそく左手から現れた二代目たそがれお涼 ずっと貴方が好きでした右手がお伺いをたててます。
「ちょっと待った」・・・ヨネコの娘が脇から姿を出しました。 ん?親に似ず中々の美人さんに育ったじゃありませんか。 あれ?何処かベルトラに面影が・・と言う事はベルトラが父親? その内、名前を付けて上げなくてはならないが今は此方にそんな余裕が無い
・・・・・その様子をジッと眺めているものが此処にも居た・・・・・
一匹の雄に二匹の雌 三匹の猫はこの後 隣の空地へと姿を消しました。 決着は雀が知るのみ
尋ねてみましたが「あっしにぁ関わりのねぇことで」と紋次郎気取りでさらりと交わされてしまいました。