「何て気持ちがいいんだ・・・・・と浮かれている場合じゃない。そろそろ山に帰る準備をしなくちゃならなんだ」
感慨深そうに辺りを眺めるヒヨドリに目をやるツグミも住み慣れた山里を後にする日が近づき心なしか名残を惜しむかの様な顔つきです
「また、会おう 此処は僕が守っているから」 キジバトは仲間との別れを噛みしめています
・・・・・・そこへ・・・・・
ノッソリとやってきたのは世代が変わってヌッソリーニ・ジュニア 親の血を継いで中々のハンサムキャットです。
さっそく左手から現れた二代目たそがれお涼 ずっと貴方が好きでした右手がお伺いをたててます。
「ちょっと待った」・・・ヨネコの娘が脇から姿を出しました。 ん?親に似ず中々の美人さんに育ったじゃありませんか。 あれ?何処かベルトラに面影が・・と言う事はベルトラが父親? その内、名前を付けて上げなくてはならないが今は此方にそんな余裕が無い
・・・・・その様子をジッと眺めているものが此処にも居た・・・・・
一匹の雄に二匹の雌 三匹の猫はこの後 隣の空地へと姿を消しました。 決着は雀が知るのみ
尋ねてみましたが「あっしにぁ関わりのねぇことで」と紋次郎気取りでさらりと交わされてしまいました。
4月も中旬、何処も彼処も春・真っ只中です
今年もタラの芽がたくさん採れました。山菜独特の苦みも無く淡白な山菜の代表格。俗にタラッペとも呼ばれておりますが、これは全国区なのでしょうかね?群馬では親しみを込めたタラッペが通俗です。
今年も山椒が元気に目を出しました。 佃煮にして小瓶に分け冷凍しておくと一年は持ちますので常備品としては欠かせませんね。我が家で最後に食べたのは3月でした。
ハコベが咲きハルジョオンが咲き
ペンペングサもカラスノエンドウ(シビビー)も咲き
オオイヌノフグリもホトケノザも咲いています
上の花は何かな?チチグサと呼んだ気もしますが良く解りません。 下の野草はヒメオドリコソウ、今年は家の庭の片隅に侵入し一舞しておりました。
隣りの資材置き場にはツルニチニチソウが蔓延っております。
野草には園芸種にない素朴な味わいが有ります。踏まれても踏まれてもメゲズに立ち上がる、その根性が人間の心を刺激するのでしょうか。この花を一輪摘んで水を張った皿に浮かべて楽しむのもいいですね。
18日は朝から冷たい雨が降り続きましたが夕刻に上がり東の空には虹が見えたという事です。
そして19日 4時55分
薄暗い足元ではナズナが花を閉じて陽が登るのを待ってます。 この花、ハート型の果実が三味線のバチに似ていると言う事でペンペングサとも呼ばれていますよね。 その果実を茎から剥がれない様に下に引っ張りぶら下げたところで茎を両手に挟み回すとペンペンと言う音が出ます。今の様にゲーム機など無い時代の子供のオモチャだったのですよね。私もやりましたよ!
花の名前は解りませんが空地や塀の脇などで良く目にします(ふ~てんさんがクサノオウと教えて下さいました、有難うございました)
5時05分、陽が昇りました。 素晴らしい荘厳な今朝の空です。
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外でグツングツンと言うくぐもった木を突く音、もしやとソーッと障子を開けますと・・・・・そこに居たのは何とアカゲラの雌でした。3㎡先の枯れたミズナラの木です。
障子の影から取り敢えず一枚、ガラス越しですので多少のボケはご勘弁を
落ち着いたところでズームを効かせ引き寄せます。 ご馳走を見つけたか、居るわ居るわ気付く様子も無く一心不乱です~
ここで動きが有りました
もう一つの穴場へとズルッズルッと
直ぐ上の穴でワンモア・ランチタイム 此処は父ちゃんにも内緒の私だけの穴場なのよ。 何てったって私は上州女ですもの!
満足顔のアカゲラ 昔の人は言ったわね、何があろうと食休み