たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(1)鼻高展望の丘

2021年04月25日 | 

鼻高展望の丘は今、ネモフィラが身頃らしい。早速、車を走らせます。写真が多くなってしまいますので先ずは駐車場までを。

向かう前方に浅間山。南面は大分 雪も解けて来た様です。

山藤があちこちで目を楽しませてくれます

重たいほど花を付けて・・・まるでモンスターですね

ピンク、白 混合の八重桜はそろそろ終盤期でしょうか

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駐車場からの360度の大展望

薄くてちょっと判りづらいですが左のテーブルマウンテンが荒船山、右に目を転じて行けば荒々しい妙義山。

荒波の中を彷徨う船が一隻 そんな想像を掻き立てる西上州の山並みです。

浅間山遠望

榛名山

上州武尊山

(この右に赤城山が見えているのですが撮影失敗)

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一際鮮やかにポピー

気持ちの良い丘の上、メルフェンに酔う一角が在りました。コーヒーを持って来なかった事が悔やまれました。

ネモフィラに続きますのでコメント欄はお休み致します


庭の一員に加わったマツバウンラン

2021年04月24日 | 

何と美しい花なのでしょう。四国旅の時、海辺の松林で見かけた名も知らない花の群落に感激し夢中で写した花でした。海岸に生える蘭に似た花を付ける植物として名が付いた「雲蘭」の仲間だそうです。最近は北関東でも見られる様になったとか。

そのウンランが裏の家に数十本生えていたのです。「植えた覚えがないから鳥が種を落としていったのかもしれませんね。良かったらどうぞお持ち下さい」とご主人が仰って下さいましたので早速、シャベルを持って二株頂き庭に植えました。上手く着いてくれると良いのですが。心配なのは生えていた土壌と家の土壌が違う点です。

かなり群生する様ですがこの花ならば群生OK

カメラを変えて一眼レフで撮影してみました。カメラでこうも違う物なのですね。幻想的な感じになりました。


(続)ぬすっ人行く?

2021年04月23日 | 

ちょっと期待の外れた八重桜でしたが周辺を歩けば山野草の賑やかな事。一つ一つを追ってどの位、時間を過ごした事でしょう。

キランソウ

キジムシロ

タンポポの坊や

 

 

スミレ一族

 

ボケは花盛り。周辺には来年には花を持つであろう軍団が足の踏み場も無いほど控えていました。一ぺんに咲いたらさぞかしでしょうに。

山ツツジは殆ど蕾でした。綻び始めたのはこの株だけ

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久し振りに榛名山経由で帰るとしましょうか。林道沿いの木々は未だ冬枯れ、大した標高差では無いのに季節が逆戻りです。

 

1050m地点に在るツツジヶ丘展望台より。谷川岳や上州武尊の山々がボンヤリ浮かんでいるのを今は恨めしく眺めるのみ。

 

里では終わりを告げたコブシもアセビも未だこの通り

 

伊香保温泉の直ぐ近く、葉は出始めましたがソメイヨシノが未だ咲いてます。榛名湖は桜(ピンク)も水仙もズミも未だだろうと寄りませんでしたが正解でした。


盗人に行く??

2021年04月22日 | 

「ぬすっ人、行く?」「エッ?ぬすっ人に?」凄い会話をしているでしょう、我が夫婦。

昨年もアップしましたので見て下さった方はお分かりと思います。家の裏山の盗人峠の事で、そのキャンプ場の裏山が八重桜で埋め尽くされるのです。ただ年々木が弱り大分数が少なくなってきました。今年はどうでしょう。

 

上の2枚は盗人峠手前に在る自衛隊の八重桜とハナミズキですが群生していたハナミズキは殆ど伐採され杉のような苗木が新しく植えられておりました。毎年楽しみにしていたハナミズキでしたが残念です。

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あらら、来るのが一週間ばかり早かったようです。5分咲きにも至っておりませんでしたし、今年は更に本数も減ってしまった感じです。

御衣黄も数輪咲き始めたばかり

 

 

夏日の今日、平日なので子供の声は有りませんでしたがテントが数張り。ここならコロナの心配も無く日がな一日のんびり過ごせそうです。焼肉の香りが漂う中、ちょっぴり羨ましく思いながら散策を続行です。

こちらでは山菜摘みの人達がシートの上で宴会

 

 

 

桜の種類は結構ありましたが説明が欲しい所ですね

と言う事で今日は収穫の少なかった盗人稼業でした

榛名山を回って帰りたいと思いますので本日はコメント欄を閉じました


(続)心に残る山「新潟・飯士山」

2021年04月21日 | 心に残る思い出の山

続き

漸く飯士山の肩までやって来た。7時半に出発して10時20分、スリルに富んだ道のりだった。後は勾配のきつい一直線を15分頑張れば山頂に着く。萎えそうな気持を奮い立たせて重い腰を上げた。

  

歩幅を狭く一歩一歩ただ上を目指す

そして遂に三角点にタッチ

そこには難行苦行を乗り越えた私達への大展望と言うご褒美が待っていてくれた。小説「雪国」の湯沢とはまるきり変貌してしまったリゾートマンションが立ち並ぶ湯沢の街以外は犇めく山々が幾重にも重なって果てが無い。

鋸尾根        尾根の頭

右上に小さく汗して登った「上越のマッターホルン」の異名を持つ大源太山稜線を左に追っていくと巻機山から金城山駒ケ岳・中ノ岳と続き末端を複雑な凹凸を刻む八海山が締めくくっている。そこから体を180度回した先には苗場山、そして青雲の果てに妙高・火打がぼんやりと浮かんでいた。

とにかく日差しが強い。 雄さんが日差しの避けられる場所はないかと探していたところ、もう一つの山頂を見つけた。そこは本峰より1m低いが山頂標柱も有り姥権現の様な石仏と表情のハッキリしない石仏が2体、西方を向いて佇む山頂だった。

目の下の高速道路を走る車の音もここまでは届かず聞こえるのは、おびただしい数のトンボの羽音だけだ。

 

日差しを受けながら、たった二人だけの山頂での至福の時は瞬く間に過ぎる。 最初の山頂でもう一度展望に目を向け南の肩に降りたところで単独の男性とすれ違った。今日、初めて会う登山者だ。

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いよいよ鋸歯の尾根歩きが始まった。時々両側が切れ落ちる尾根道から見下ろす谷は深く切れ込みその高度感にたじろぎ乍らも振り返ると先ほど擦れ違った登山者がすでに山頂直下をユックリ登っている所だった。時折吹き上げて来る風に慰められ鋸尾根を無事通過しやがて尾根の頭・・・そろそろマムシを見たあたり。 もう居ないだろうと思いながらも腰を引き引き歩いていくと足音に気付き山道から藪に移動している姿を見てしまった。アップダウンがきつい上に鋸歯という危険個所があるため、このコースを利用する登山者は少ないので蛇にとっては居心地の良い場所だったのかもしれない。

腕にトンボ

帰りにピークを数えてみたら全部で9個。10個目が山頂と言う事になる。その9個のピークを終え急坂を下り第二休憩所に差し掛かるころ川の音とオートバイのエンジン音が一つになって響き今日の登山も終わりに近い事を知らせてくれた。

が、登山口まではもう一下り。朝、一気に登り上げた登山道も疲れた足には長い長い下り。立ち止まれば羽虫が寄ってくると言うジメッとした暗い道であるため足を止める事も出来ない。前方に魚野川が見えた時には正直ホッとした。