3月13日(金)までの週の市場概況です。 ( )内は前週末比
◆日経先物:19225円(+365円)OSC64%(+2%)RSI69%(-10%)VR改109%(-39%)↑
◆日経平均:19254円(+283円)OSC73%(+5%)RSI73%(-15%)VR改175%(-183%)↑
◆TOPIX:1560(+19)OSC67%(-4%)RSI76%(-14%)VR改252%(-349%)↑
◆マザーズ指数:870(-2)OSC43%(-1%)RSI44%(-12%)VR改175%(+3%)→
◆東証2部指数:4605(+56)OSC65%(+10%)RSI73%(-9%)VR改148%(-99%)↑
◆日本10年物国債先物(JGB):147.21円(-31銭)↓ 金利上昇。
◆信用残評価損益率:買い残-4.795%(+0.277%) 損縮小
売り残-12.897%(-0.434%) 損拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:+4.3%(+-0.0%)上方乖離幅停滞
◆騰落レシオ(25日間)
東証一部:137.37%(+10.69%)↑
マザーズ:94.44%(+5.6%)↑
東証二部:115.44%(+6.66%)↑
【海外市況】
◆NYダウ:17749(-107ドル)OSC51%(-20%)RSI40%(-3%)↓
◆ドル・円:121.29(+47銭)OSC57%(-9%) RSI79%(+17%)↑ 12日現在。
◆米10年債利回り:2.13%(-0.11%)RSI56%(-10%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.03%(+0.02%)RSI57%(+14%)↑ 対10年債スプレッド:2.1%(-0.13%) 3%が好況の目安。
◆VIX指数:16.0(+0.8)RSI52%(+3%)↑
◆CRB指数:211(-9)RSI31%(-12%) ↓
◆WTI原油先物:45.0ドル(-4.78ドル)RSI35(-13%)↓
◆NY金:1158ドル(-10ドル)RSI29%(+-0%)↓
NYダウは、先週末の雇用統計を受けての資金の流動性への懸念から引き続き下落。一時は底を打ったかに見えたCRB指数や原油も更に下押しされております。本来なら好調な雇用環境を受けて米10年債利回りも上昇するはずですが、こちらも更に下落。
この状況が何を示唆するかですが、量的緩和から利上げへとFRBが進もうとしているなかで、その量的緩和資金が向かっていたリスク資産たる株式や商品、そしてゴールドからの資金の引き上げが始まっており、それが10年債へと流入している構図かと思います。
つまり、これまでの株式市場の好調さは実体経済に支えられていたという訳ではなく、単なる量的緩和資金が向かっていたということになります。
雇用統計の数字にしても、月々の変化の数字はたかだか20-30万人。アメリカの総雇用者数1億5千万人からすると、人口増の影響を考えれば誤差の範囲です。
そうした中、日本は原油安と円安がうまく作動し、どうやら海外からはデフレ脱却がなされたのではとの観測から、これまでNYダウと軌を一にするケースが多かった株式市場が絶好調。(反対に、こうした状況では新興市場は閑散となります)こうなると日銀が無理矢理押さえ込んでいた10年債の利回りは必然的に上昇する訳です。
この勢いを持続させるためには、今の円安がどこまで進めば株式の上昇に影響が出るのかが今や株式市場の焦点ともなっております。そろそろ円安に歯止めを掛けておかないと、いったん原油が反転した時に、原材料高に日本企業全般が見舞われ、それが業績の足を引っ張る可能性に神経質になっております。
◆日経先物:19225円(+365円)OSC64%(+2%)RSI69%(-10%)VR改109%(-39%)↑
◆日経平均:19254円(+283円)OSC73%(+5%)RSI73%(-15%)VR改175%(-183%)↑
◆TOPIX:1560(+19)OSC67%(-4%)RSI76%(-14%)VR改252%(-349%)↑
◆マザーズ指数:870(-2)OSC43%(-1%)RSI44%(-12%)VR改175%(+3%)→
◆東証2部指数:4605(+56)OSC65%(+10%)RSI73%(-9%)VR改148%(-99%)↑
◆日本10年物国債先物(JGB):147.21円(-31銭)↓ 金利上昇。
◆信用残評価損益率:買い残-4.795%(+0.277%) 損縮小
売り残-12.897%(-0.434%) 損拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:+4.3%(+-0.0%)上方乖離幅停滞
◆騰落レシオ(25日間)
東証一部:137.37%(+10.69%)↑
マザーズ:94.44%(+5.6%)↑
東証二部:115.44%(+6.66%)↑
【海外市況】
◆NYダウ:17749(-107ドル)OSC51%(-20%)RSI40%(-3%)↓
◆ドル・円:121.29(+47銭)OSC57%(-9%) RSI79%(+17%)↑ 12日現在。
◆米10年債利回り:2.13%(-0.11%)RSI56%(-10%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.03%(+0.02%)RSI57%(+14%)↑ 対10年債スプレッド:2.1%(-0.13%) 3%が好況の目安。
◆VIX指数:16.0(+0.8)RSI52%(+3%)↑
◆CRB指数:211(-9)RSI31%(-12%) ↓
◆WTI原油先物:45.0ドル(-4.78ドル)RSI35(-13%)↓
◆NY金:1158ドル(-10ドル)RSI29%(+-0%)↓
NYダウは、先週末の雇用統計を受けての資金の流動性への懸念から引き続き下落。一時は底を打ったかに見えたCRB指数や原油も更に下押しされております。本来なら好調な雇用環境を受けて米10年債利回りも上昇するはずですが、こちらも更に下落。
この状況が何を示唆するかですが、量的緩和から利上げへとFRBが進もうとしているなかで、その量的緩和資金が向かっていたリスク資産たる株式や商品、そしてゴールドからの資金の引き上げが始まっており、それが10年債へと流入している構図かと思います。
つまり、これまでの株式市場の好調さは実体経済に支えられていたという訳ではなく、単なる量的緩和資金が向かっていたということになります。
雇用統計の数字にしても、月々の変化の数字はたかだか20-30万人。アメリカの総雇用者数1億5千万人からすると、人口増の影響を考えれば誤差の範囲です。
そうした中、日本は原油安と円安がうまく作動し、どうやら海外からはデフレ脱却がなされたのではとの観測から、これまでNYダウと軌を一にするケースが多かった株式市場が絶好調。(反対に、こうした状況では新興市場は閑散となります)こうなると日銀が無理矢理押さえ込んでいた10年債の利回りは必然的に上昇する訳です。
この勢いを持続させるためには、今の円安がどこまで進めば株式の上昇に影響が出るのかが今や株式市場の焦点ともなっております。そろそろ円安に歯止めを掛けておかないと、いったん原油が反転した時に、原材料高に日本企業全般が見舞われ、それが業績の足を引っ張る可能性に神経質になっております。