GOLD RATIOってご存知ですか?
黄金比とも言いますが、株に置いては筆者は、2017年7月に下記のように定義しております。
①25日移動平均乖離度が75日移動平均乖離度を上回っており、かつ
②現在値が75日移動平均値を超えており、かつ
③前日のOSC値より当日のOSC値が上回っているとき
これは一見して、誰でも納得の強気サインの状態ですね。③は当日の値動きに左右されますので、①と②に該当する銘柄を、監視銘柄41銘柄+225+TOPIX+グロース250を対象にスクリーニングしてみました。その結果、
1.9107川崎汽船(0.6%)
2.4062イビデン(6.3%)
3.6902デンソー(0.8%)
4.9101日本郵船(0.2%)
5.8001伊藤忠(0.7%)
以上5銘柄がヒットしました。カッコ内の数字は上記①の上回り度。
なぜか、海運市況データが悪い船舶株の調子がいい。ちなみに商船三井は75日MAラインの上方乖離度が7.4%もあり、25日MAラインは5.1%ですから、まだ抜けていない状態。12月24日にそれをクロスして抜いておりますが、この日107円も上がっておりますね。ちょうど総合指数が1.000を回復した日。
それにしても、イビデンが飛び抜けておりますね。総合指数を見ると1.260です。11月11日には1.400まで上昇しております。2023年10月以降の記録では、これは飛び抜けておりますので、今の水準がどうやら頂点を形成しそうでありますが、郵船のように+0.2%ほどに下から突き抜けた時に買っておけば、6%程度の利が乗ったことになります。
ちなみに、件の6920レーザーテックは、25日MAラインが96.46%で、75日MAラインが77%で、10日MAラインが100%です。現在値が75日MA値の19721円を抜き去るのに、どれだけの日柄が必要なのか? まずは25日MAラインの15742円の奪還ですね。
GOLDレシオとは逆のケースをBLACKレシオと勝手に命名してみました。すると、該当する銘柄が1つありました。それは、9166GENDAです。ホルダーの方、新年に悪夢を見ないことを祈ります。これはあくまでも1つの参考データですからね。ここから切り返すこともあり得ます。OSCは28%と最低値で、12月2日と同じです。年初に切り返すことはかなり確度が高いでしょう。
今後も、こうしたGOLDレシオをウォッチしていきたいと思います。
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