7月15日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は7月8日比。
◆CME日経先物:16485円(+1145円)OSC72%(+15%)RSI75%(+28%)VR改120%(+34%)↑
◆日経平均:16498円(+1391円)OSC57%(+18%)RSI74%(+37%)VR改256%(+125%)↑
◆TOPIX:1317(+107)OSC57%(+17%)RSI73%(+27%)VR改180%(+126%)↑
◆マザーズ指数:947(-16)OSC39%(-9%)RSI52%(+5%)VR改79%(-19%)↓
◆東証2部指数:4171(+103)OSC48%(+5%)RSI65%(+27%)VR改196%(+88%)↑
◆日本10年物国債先物(JGB):152.69(-1.02)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:売り残-10.097%(-5.418%) 損失幅大幅拡大
買い残-12.489%(+5.096%) 損失幅大幅縮小
◆日経平均25日移動平均乖離率:+4.7%(+9.4%)MA線を一気に上抜く
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部:102.77%(+20.38%)↑
マザーズ: 90.97%(+2.11%)→
東証2部:100.48%(+12.02%)↑
【海外市況】
◆NYダウ:18517(+370ドル)OSC71%(+1%)RSI79%(+20%)VR改585%(+462%)↑
◆上海総合:3054(+66)OSC65%(-5%)RSI84%(+17%)VR改264%(+96%)↑
◆ドル・円:104.81円(+4円26銭)OSC62%(+14%)RSI65%(+30%)↑
◆米10年債利回り:1.6%(+0.2%)RSI54%(+22%)↑
◆米3ヶ月国債利回り:0.32%(+0.04%)RSI60%(+9%)↑
対10年債スプレッド:1.28%(+0.16%)↑ 3%が好況の目安。
◆USD指数:96.56(+0.23)RSI59%(+-0%)→
◆CRB指数:189(+2)RSI48%(+1%)↑
◆WTI原油先物:46.28ドル(+1.16ドル)RSI47%(+6%)↑
◆NY金:1338ドル(-29ドル)RSI57%(-14%)↓
ダウなど米株が史上最高値を更新。それに釣られて日本株も新興市場を除いては大きく戻しました。与党の選挙での勝利を受けバーナンキ氏が安倍首相に追加緩和の余地ありと話し、ヘリコプター・ベン(バーナンキのこと)よろしく、ヘリコプターマネーへの期待が高まり、円安に後押しされながら、先進国で出遅れ感がもっとも強かった日本の主力株が値を飛ばしました。
これからの株の買いは、テクニカル面からも要注意。
円安とは言いながらも、USドル指数はほとんど動いておりません。EU離脱ショックで大きく円高に振れた円が元に戻っただけ。このEU離脱問題は、伊勢志摩サミットで安倍首相がリーマンショック前夜だと言って、各国首脳の「顰蹙」を買っていただけに、安倍首相はこのEU離脱での世界経済の混乱状態を目の当たりにして、わが意を得たりと内心ほくそえんでいたことでしょうが、このEU離脱ショックとリーマンショックの「病状」の違いをきちんと把握していれば、サミットの場でこのような発言をして恥を掻くことはなかったことでしょう。
喩えてみれば、リーマンショックの時は世界の金融システムが、いわば心筋梗塞を起こしてまさに緊急手術を要した訳ですが、英国のEU離脱問題は、後でじわりと効いてくる「腫瘍」が思いもかけずに見つかっただけの問題です。どこまで悪性かすら分かりません。ましてや、すぐさま手術(財政出動など)を要するような事態ではありません。
そのことを察知した世界の株式市場は、ここぞとばかりに安値に落ちた株式を買い戻したのですね。日本株だけが円高に翻弄された「後遺症」で立ち後れておりました。
この1週間は、株高、商品高、債券安、金安という教科書通りの値動きでした。
◆CME日経先物:16485円(+1145円)OSC72%(+15%)RSI75%(+28%)VR改120%(+34%)↑
◆日経平均:16498円(+1391円)OSC57%(+18%)RSI74%(+37%)VR改256%(+125%)↑
◆TOPIX:1317(+107)OSC57%(+17%)RSI73%(+27%)VR改180%(+126%)↑
◆マザーズ指数:947(-16)OSC39%(-9%)RSI52%(+5%)VR改79%(-19%)↓
◆東証2部指数:4171(+103)OSC48%(+5%)RSI65%(+27%)VR改196%(+88%)↑
◆日本10年物国債先物(JGB):152.69(-1.02)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:売り残-10.097%(-5.418%) 損失幅大幅拡大
買い残-12.489%(+5.096%) 損失幅大幅縮小
◆日経平均25日移動平均乖離率:+4.7%(+9.4%)MA線を一気に上抜く
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部:102.77%(+20.38%)↑
マザーズ: 90.97%(+2.11%)→
東証2部:100.48%(+12.02%)↑
【海外市況】
◆NYダウ:18517(+370ドル)OSC71%(+1%)RSI79%(+20%)VR改585%(+462%)↑
◆上海総合:3054(+66)OSC65%(-5%)RSI84%(+17%)VR改264%(+96%)↑
◆ドル・円:104.81円(+4円26銭)OSC62%(+14%)RSI65%(+30%)↑
◆米10年債利回り:1.6%(+0.2%)RSI54%(+22%)↑
◆米3ヶ月国債利回り:0.32%(+0.04%)RSI60%(+9%)↑
対10年債スプレッド:1.28%(+0.16%)↑ 3%が好況の目安。
◆USD指数:96.56(+0.23)RSI59%(+-0%)→
◆CRB指数:189(+2)RSI48%(+1%)↑
◆WTI原油先物:46.28ドル(+1.16ドル)RSI47%(+6%)↑
◆NY金:1338ドル(-29ドル)RSI57%(-14%)↓
ダウなど米株が史上最高値を更新。それに釣られて日本株も新興市場を除いては大きく戻しました。与党の選挙での勝利を受けバーナンキ氏が安倍首相に追加緩和の余地ありと話し、ヘリコプター・ベン(バーナンキのこと)よろしく、ヘリコプターマネーへの期待が高まり、円安に後押しされながら、先進国で出遅れ感がもっとも強かった日本の主力株が値を飛ばしました。
これからの株の買いは、テクニカル面からも要注意。
円安とは言いながらも、USドル指数はほとんど動いておりません。EU離脱ショックで大きく円高に振れた円が元に戻っただけ。このEU離脱問題は、伊勢志摩サミットで安倍首相がリーマンショック前夜だと言って、各国首脳の「顰蹙」を買っていただけに、安倍首相はこのEU離脱での世界経済の混乱状態を目の当たりにして、わが意を得たりと内心ほくそえんでいたことでしょうが、このEU離脱ショックとリーマンショックの「病状」の違いをきちんと把握していれば、サミットの場でこのような発言をして恥を掻くことはなかったことでしょう。
喩えてみれば、リーマンショックの時は世界の金融システムが、いわば心筋梗塞を起こしてまさに緊急手術を要した訳ですが、英国のEU離脱問題は、後でじわりと効いてくる「腫瘍」が思いもかけずに見つかっただけの問題です。どこまで悪性かすら分かりません。ましてや、すぐさま手術(財政出動など)を要するような事態ではありません。
そのことを察知した世界の株式市場は、ここぞとばかりに安値に落ちた株式を買い戻したのですね。日本株だけが円高に翻弄された「後遺症」で立ち後れておりました。
この1週間は、株高、商品高、債券安、金安という教科書通りの値動きでした。