株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

レーザーテック研究(12.18.2021)

2021-12-18 12:08:40 | レーザーテック研究
出来高が多く、今回のような下降相場でもOSCを50%台に維持している6920レーザーテック。この株の値動きの癖を読み解くことが、最も相場に勝つ近道ですね。

当然、大量の資金がアルゴリズム取引などで瞬時に流入・流出しており、全くの素人が勘だけに頼ってトレードをしても、通算では恐らく負けてしまうと思われます。

そこで、当ブログではこの株に焦点を当てて、どういった癖があるのか?その癖を読み解く方法はあるのか?などについて、日々のトレーディングから、あるいは過去の値動きの軌跡(四本足データ、出来高、に基づくテクニカル指標)から、値動きの転換点のようなものを少しでも探り当てればよいと思っております。

なお、外部環境による変動は予測しがたいので、こうして導き出されたある種の「癖」については、その時の条件下での結果であり、今後とも必ず導き出されるものではないことは言うまでもありません。ここが相場の難しいところ。

さて、今日はOSC他の指標とこの株の癖です。

■■ 10月6日からOSCが30%台に下落。ここからの立ち上がりの癖。■■

10月5日に安値の22420円をマーク。しかし、この日のOSCは42%でした。そこからOSCは下降を続け、12日でも36%にしか上昇せず。下値もほとんど動かず。

ここでの注目点は、10月4日の安値の23930円が翌日終値では抜けなかったことです。10月7日までは抜けませんでした。この間、OSCは10月4日の40%からジワリと下げてきております。10月8日の終値でやっと210円ほど上回りましたが、この日は陰線引けです。まだしこり玉が残っていると判断しなければなりません。翌11日は案の定下落して始まりました。そして、OSCも再度下げ始め12日には36%と、直近では最も低い値をマーク。この段階で次のベンチマークは10月8日の安値の24020円でした。10月14日までは終値でこの値段を抜くことは出来ておりません。しかし、10月14日は真の安値と高値の両方をきれいに更新していたことに注目。OSCも2日連続38%と踏ん張っておりました。

翌、10月15日ですが、高く始まり安値も24020円に届くことなく、24280円で踏みとどまっております。これが明確な買いサインでした。この日前日比+2280円と暴騰。

以上から読み解けることは、

1.前日安値を上回って終われなかった日の、その前日安値(A)をマーク。
2.終値でAを上回れなかった場合は手出しをしない。
3.終値で上回れなくても、真の安値・高値が前日を上回った時は買い出動準備。(リスクを取るなら引けで買い)
4.翌日にAを下回らない勢いを確認して買い出動。
5.なお、OSCがダウントレンドの時は買い控える。

こうしたことが言えそうですね。

この後のレーザーの動きは、OSCが40%台でウロウロしております。これは騙しの可能性が大なので、迂闊なエントリーは控えます。24970円のA値が現れたのは10月26日でした。(OSCはまだ45%)2日後の10月28日には終値で420円上回りました。真の安値・高値も前日より上回っておりました。OSCも+1%の46%でした。さて、翌日の10月29日ですが、このA値の24970円を、この日の安値(24775円)が下回ってしまいました。OSCも前日比で-1%です。上述のOSCがダウントレンドに相当します。この日はまだ買い控えですね。

翌、11月1日は前日のOSCが示すとおりに、前日比630円安で始まりました。そして、24425円の安値まで売り込まれております。こういうところがこの株のエントリータイミングの難しいところです。

ここで諦めては行けません。この株に限らず、OSCが場中であれ大引けであれ、前日までの40%台から50%台へとジャンプする時が、いわゆる垢抜け状態と判断されます。

その11月1日は安値の24425円から前日安値の24775円を下抜きしたばかりか、10月26日のA値の24970円まで下から抜いて行きました。引け段階のOSCは52%ですので、場中で50%に乗せたタイミングがあったはずです。このA値の2段抜きとOSCの50%台乗せが確認できれば、ここは迷わずに買い出動でした。大引けは前日比1665円高。

翌日は-230円と押されましたが、ここで注目すべきは、押されてはいても、真の高値・安値はきちんと更新していたことです。更にOSCも-1%の51%に落ちましたが、前々日比では+6%でした。つまり、騰勢は継続中だったのです。ここは迷わずホールド。そして、11月4日の+1120円という果実を頂きます。

翌11月5日に一旦高く始まるも陰線を引き、OSCもそれに応じて下落した段階で手仕舞いということになります。

以上、これまでもこの値動きについて解説してきたかと思いますが、より緻密にOSCやA値、そして真の安値・高値との関係についてまとめて見ました。他の銘柄にも適用できる基本的な考え方となります。

こうした原則で今後ともこの株に対処できれば、勝率は必ず上がると思います。

時間があれば、直近のOSC50%台での揉み合い商状をどう読み解けば良いのかを分析してみたいと思います。今日はとりあえずここまで。

参考までに、筆者が使っているエクセルのテクニカルシートをお持ちでない方のために、レーザーの上記の期間のスクリーンショットを添付しておきます。

https://1drv.ms/u/s!Ajls4YRZxDUFgP8wbB-EGReiEl6Z1w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする