さて、昨日に続いてのレーザーテックです。(長くてくどいので、興味のない方はすっとばしてください。
昨日は11月5日に手仕舞ったところで終わっておりました。
翌日は、セオリーどおりに寄り付きに高く始まるもその後失速し、OSCも更に1%落としての終了でした。これにより、「11月5日の安値の27650円」が、昨日のブログにあるA値となりました。11月11日まで終値がこのA値を上回れませんでした。
しかし、注意すべきはその間のOSCの変化です。何と、11月11日には51%という大台(騙しではない)に乗せております。しかし、まだ真の安値・高値は前日を下回っており、このことだけでは大引けには買いには入れません。
翌日、A値超えで高く始まり、一旦27270円まで押し込まれますが、ここからの反転に注目。A値の27650円を上回って終わることが買いの条件です。その前の27410円という11月9日の安値をまず下抜きし、さらにA値を下抜きした段階でOSCも前日より上昇していたものと推察されます。これが確固たるものと確信した段階で買いに入ります。
11月12日の引けは、前日比+1185円となりOSCも+2%の53%に上昇。しかも、真の安値・高値ともに更新です。こうなると、誰がみても上昇気流に乗っている状態ですので、大引けに買いとなります。
以降、絵に書いたように17日までOSCも真の安値・高値も更新して行きます。翌11月18日は安く始まり、真の安値も更新はしましたが、真の高値は110円下回り、かつ、OSCも-1%の62%となりましたので、この日の引けに撤退となります。
以後、OSCと真の高値・安値は11月26日まで下げ続けます。買いを控える日々ですね。売りは入れたかも知れません。
11月29日は、それまでの下げ続けた反動から、安値が前日比割れを凌いでからは25日のA値である29735円を下から抜いて+1150円で終了。この日のOSCは57%でしたが、OSC63%のピークを付けた11月17日より、OSCはまだ6%下回っておりました。25日のA値である29725円は下抜きしたものの、24日のA値である30410円は抜けずに終わっております。
ここは後講釈になりますが、一時的な反動高に終わりました。もちろん、地合いによっては、翌日更にOSCを上げながら30410円も下抜きし、更に31420円も下抜きし、OSCを63%以上に押し上げる可能性もありました。
11月30日はどうだったのでしょうか?
寄り付きは前日の好地合い(高値・安値の更新とOSCの上昇)もあり、高く始まりました。しかし、22日のA値の31420円を上回れず、24日のA値の30410円を上から下抜きした段階で売りに押されて、そのまま415円安手終了し、OSCも3%下げての54%でした。しかし、ここで注目すべきは、真の高値・安値が前日を上回っていたことです。チャートで見ると上を目指しているように見えた筈です。売買指数が30日は3%に低迷しており、極端に押されすぎたその反動エネルギーが溜まっていたと言うこともあります。
翌12月1日は上げて始まり、24日のA値の30410円も一時上回りました。終値は+695円でした。OSCは57%に上昇。さて、ここで持ち越すかどうかの判断ですが、OSCは確かに上昇しておりましたが、(真の)高値・安値が前日より下回っていたことに留意。ここは一旦引けに降りるべきです。
その後は3日連続マイナス引け。
12月7日は日経平均が528円高と暴騰した日でした。レーザーもここは反発。終値も29950円となり、12月3日のA値の29050円はもとより、11月25日のA値である29725円を上回っておりました。OSCも僅かですがプラス。もし、リスクを取るなら引けに買っての持ち越しもあり得る状況でした。
翌12月8日は高く始まるも陰線となり、OSCも-1%の50%に押されておりましたので、真の高値・安値が上昇していても、一旦降りる判断もありえました。
そのような微妙な位置取りを反映してか、翌12月9日は安く始まっております。しかし、一旦前日安値を下回ったあと、それをあっさりと抜いてしまったところが、この株の強さ。引けは470円高でしたが、高値が60円ほどですが前日比でマイナスしておりました。ここはOSCも揉み合っておりセオリー通りに撤退。
12月10日はやはり押された日。しかし、翌13日(月)には、この株の強さがいかんなく発揮されております。高く始まり、高値・安値ともに更新。OSCも+3%の53%に上昇。終値は+880円。セオリー通りなら持ち越しです。
しかし、翌12月14日は地合いの悪さもあり、670円安く始まりました。終値は-1145円ですが、どこで降りるのかは難しい判断でしたね。一応、前日安値の30360円を下回った段階になりますが、この時点で降りると、前日の大引けで仕込んだ方は740円のマイナスです。30410円という11月24日のA値での撤退ができても690円のマイナス。
では、13日の引けに「買わない」という判断ができるシグナルは果たしてあったのでしょうか?
これは実に難しいです。1つだけ言えることは、13日の高値は8日の高値を抜いて終われていなかったということくらいです。ここは高値圏での揉み合いということで、テクニカルな予兆はかなり難しい局面ですね。指数値が12月9日と同じ30610ポイントに上昇していたということはありますが、それが翌日の大幅な下げにつながるというのは、いかにも牽強付会な見解となります。まあ、このあたりはテクニカル分析の限界とでも考える以外にはありません。
何しろ、この株11月22日以来、ずっとOSC50%で揉み合っております。こんな株、私の監視銘柄の中では他にはありません。今の状況では持ち越しはリスキー。デイトレに終始する以外にはありませんね。その際はA値などの節目を理解することです。
以上、とりあえず二日間に亘って、これまでのレーザーテックの値動きについての「研究」(というほどのものではありませんが。)をまとめて見ました。
なお、とりあえずレーザーテックの12月20日の値動きについて言えることは、OSCは4%下げており、真の安値は上昇しているものの、真の高値は80円下降しておりますので、押されて始まる公算が強いということですね。
レーザーテックのスクリーンショットは下記。
https://1drv.ms/u/s!Ajls4YRZxDUFgP8xMWXGplwpr20TTg