УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

ええええっ!!!いいのか、N●K!!!

2010-02-26 22:59:02 | 日記


今日は、仕事の後に話し合いがありまして、そのために「新・三銃士」が前半見れませんでしたよぉ~っ!!
しかし、世間での感想(?)を見ると・・・かなり、スゴいようである(爆)
くそぉ、明日NHKオンデマンドのカモネギになるか、仕方ない・・・
しかし、私が見た後半でも、かなり展開はええええ~っ!!でしたよ。
いいのか、NH●!!まだ、家庭は夕飯の団欒時でしょっ!(爆)
いや~、ミレディさん、やりますねぇ~
男性陣の半分近くをすでに手玉に・・・しかしそのミレディの誘惑を冷たく退けたリシュリュー枢機卿って意外にスゴイのかも・・・

でもって、今日は映画の勉強会に行って、O先生のお話を聞いてきました。
今日のネタ(?)はフェミニズム視点から見た映画、という事で。
数年前に主演のニコール・キッドマンがアカデミー賞の主演女優賞を獲った「めぐり合う時間たち」という映画、見た人いますか?
ニコールが演じる女流作家ヴァージニア・ウルフ、彼女の小説「ダロウェイ夫人」を接点にして、全く違う時代、場所で生きる三人の女性の姿を描いた映画です。
その中のジュリアン・ムーアが演じた50年代のアメリカ・ロス、彼女は郊外の一軒家に住む
典型的な専業主婦。
優しい夫に可愛い子供、と満ち足りた生活のはずなのに、どこかいつも焦燥感があり満たされぬ気持ちを持っていて、ある日突発的に一人家出をしてしまう・・・という話。
彼女の心境が理解できない、という感想も多分あるかと思うけど、これは、実際に50年代のアメリカで多くの女性たちが持ち続けていた心の奥底の思いである、という事で。
何故か、というとそれまで「男性は社会で働きお金を稼ぐ、女性は家庭でよき妻よき母である」が普通でハズれる事が許されなかった戦争前の社会、そこに第二次世界大戦がはじまり、男性は兵士として駆り出され結果労働力が不足して、女性の社会進出が推奨された。
その後、戦争も終結し男性が帰国し、それまでの戦争以前の生活に一見戻ったのだが、一度社会に出て自分の力、自分の能力で社会に直接的に働きかける事が出来る、という自信を持ちその魅力を知った女性たちはそれまでのように保護される立場、家を守るだけの立場=幸せ、それで完結に満足できなくなっていた、んだけどまだそれを表出できるだけの世間的な社会的な背景がまだできておらず、自分の内部に鬱積させるしかなかった、結果として、傍から見れば文句なしの幸せな状態なのに、どこかいつも満たされない思いを抱いてしまい、そこにまた罪悪感を感じる悪循環、という流れ。
そして、それが60年代に入るとついに、個人の内側だけでとどめておけずに社会的なフェミニズム運動として出てくるようになる、という事でして。
映画って、単に「自分は共感する、好き、嫌い」という見方ももちろんあるけど、そこから一歩進んで、その映画が舞台としている背景の時代、その国や地方、あるいはその映画が実際に作れた時代や国や背後の環境とかを知るとまた違った面からの分析が出来る、という事なんでしょうね~。
もちろん、映画に限らず小説とかも同じかと思います。
そーいや、以前NHKで「カラマーゾフの兄弟」の新訳をした 亀山郁夫教授の解説がありまして、それによると小説は四層から成立する、第一の層は一番表層的な事であり、物語の筋、キャラクターの魅力、等のフィクションとして楽しむ点、第二の層がその物語が書かれた(または作者が置かれた)時代及び社会の常識や当時の問題など、社会的・歴史的な面から読み解く点、第三の層は、時代や性別、地域、などを超えた人間としての普遍的な点、哲学的面や宗教的な面から読み解く、で、第四層は・・・忘れた(爆)
とかいう話を思い出しました。

で、来月は映画鑑賞会になるので、何を見に行くかを多数決で決めるのですが、「シャーロック・ホームズ」になる予定です、多分。
すでにO先生は試写会で見て来たそうですが、原作とはずいぶん趣を変えて、バディムービー的なアクション娯楽活劇となっているそうで、まあそれなりに楽しいそうです。
アイリーン・アドラー嬢が設定変えてかなり出ているらしい。
原典命!!のシャーロキアンならダメかもしれませんが、まぁ普通にそこそこ楽しめるだろう、との事です。
私も、そこそこシャーロキアンですが(笑)まぁ、パロディ作品もかなり読んでるので、OKだと思います。
というわけで、今日の写真は、昔Cさんといっしょにロンドンのベーカー街のシャーロック・ホームズ博物館へ行った時の写真~。



こちらは、同じくホームズ博物館内にあるメッセージボード。訪問者が自分の名刺やら写真やら、あるいはお札やらをピンで止めていくのです。
というわけで、私たちもこのために(爆)名刺もどきを作ってしっかり貼ってきました。
コメント (4)
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