寒いねー!
静岡も寒いのだが、東京の方がやはりもっと寒かったですなあ。
で、先日見てきました。
映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』予告編
コララインと魔法のボタンを作った製作会社の作品らしいですが、私はコラライン見そこねました・・
この作品は、なんと日本が舞台のファンタジー作品なんですよ!
クボって苗字はあっても名前ではあんまりないと思うが・・まあ、いっか。
主人公は三味線を弾きながら折り紙を操る少年で、心が壊れかけている母と暮らしている。
三味線と折り紙の大道芸を村で披露して、生計を経ててるんだが、彼にはいや、彼の母には秘密がありその母の力を受け継いでいるクボも、謎の存在に追われて・・、と言うような話ですが、なんか舞台が日本以上に日本の伝統文化的な物に対するリスペクトが大きくて、日本人としては、なんか照れちゃうなあ〜ポリポリって感じでした。
途中でも、あ、あれ浮世絵のあの絵をモデルにしたな!的場面もあり。
外国人が好きな日本、というか外国人が行きたがる他の外国人に勧める日本の観光地って日本人が考えるソレとは少し違うケースが多いけど、この映画も、日本に憧れる外国人が美化された日本のイメージを下敷きとした物語、の印象でしたなあ。
キャラも日本人が作った日本の時代劇的キャラじゃなくて、ほんとにアジアを感じさせるキャラ。
クボのお母さんは京マチ子系で、父さんは三船敏郎系?
日本人が描くキャラだと、日本人設定でもやはり無国籍的な顔つきになるがこれはあくまで見るからにアジアでしたな、ディズニーだとムーランっぽいと言うか。
あ、この映画、邦題の副題が「二本の弦の秘密」なんですな。
主人公が持ってて弾いてるの三味線だし??
と、思ったら最後にその二本の弦の意味がわかるのだ!
いや、二本じゃなくてやはり三味線は三味線、弦は三本なんだけどね。
この邦題つけた人は、ちゃんとこの映画見て、その肝を理解してたなぁー、と思いました。
RPG的な話で、主人公のクボは温泉入ってるサルみたいなモフモフサルと記憶を失ったクワガタ?と、旅するんだけど、これが友情と言うより疑似家族でねー、なかなか掛け合いも面白かったよ。
そして何より、この映画ってストップモーションアニメなんですよ!
ストップモーションアニメって、人形とかをちまちま少しづつ動かしてコマ撮りしてくと、人形が自分で動いて
るように見える人形劇なんだが、これが見ている最中は全然気にならないと言うか、普通にアニメ見てるようなスムーズなキャラの動きにアングルでね、相当手間暇かかってると思いますよ、これって。
最後にメイキング場面が少し出てきたけど、どうやらCGアニメを先に作り、その通りに人形を動かし、ってやってたみたいだねー。
で、見た後は、これだけ日本リスペクトされてるからには、なんか自分もこーいう日本の伝統芸能的な事を一つくらいはそこそこ習った方が良いのでは?と、危機感をちょっと感じたりもして^_^;
なにせ、着物は着ないし、茶道も花道も箏曲も三味線も尺八も出来んし、剣道も柔道も合気道も出来んし、書道は壊滅的癖字だし・・
と、なんか自分ができる日本的なモノって案外ないなぁーと、再確認したりしてな、折り紙も鶴くらいだし。
あーあ^_^;;;