たすきがけの因数分解の公式
acx^2+(ad+bc)x+bd=(ax+b)(cx+d)
をよく見てほしい。
我々は、真ん中のxの項をうまい2項に分けることを考えればよい。
すなわち、数adとbcを見つけることを目指す。
ところでx^2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)という公式を思い出して欲しい。
真ん中の数は2数の和であり、最後の定数は2数の積であった。
ここに目をつける。
真ん中の2数adとbcの積はad×bc=adbc=acbd=ac×bd
すなわちx^2の係数acと最後の定数bdの積であることが分かる。
これで決まりだ。
1例をあげよう
2x^2+7x+5を因数分解する。
2x^2+7x+5=acx^2+(ad+bc)x+bdより
ac=2、 bd=5
ad+bc=7
である。これをもとに2数adとbcを見つける。
ac×bd=10=ad×bcであるから、2数ad、bcは
和が7、積が10である。
すなわちad、bcは2と5であることが分かる。
因数分解するぞ!
2x^2+7x+5=2x^2+(2+5)x+5
=2x^2+2x+5x+5
=2x(x+1)+5(x+1) 共通因数(x+1)が見つかった!
=(2x+1)(x+5)
こんなのも楽勝!
6x^2-x-12
ac×bd=6×(-12)=-72=ad×bc
つまりadとbcは、積が-72、和が-1の2数だから・・・8と-9
では・・・。
6x^2-x-12=6x^2+(8-9)x-12
=6x^2+8x-9x-12
=2x(3x+4)-3(3x+4) 共通因数(3x+4)が見つかった!
=(2x-3)(3x+4)
たすきがけはかなり試行錯誤を要するが、これは確実だと思う。ただ、式の変形の力が必要だ。
慣れれば結構計算力も付くと思う。
acx^2+(ad+bc)x+bd=(ax+b)(cx+d)
をよく見てほしい。
我々は、真ん中のxの項をうまい2項に分けることを考えればよい。
すなわち、数adとbcを見つけることを目指す。
ところでx^2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)という公式を思い出して欲しい。
真ん中の数は2数の和であり、最後の定数は2数の積であった。
ここに目をつける。
真ん中の2数adとbcの積はad×bc=adbc=acbd=ac×bd
すなわちx^2の係数acと最後の定数bdの積であることが分かる。
これで決まりだ。
1例をあげよう
2x^2+7x+5を因数分解する。
2x^2+7x+5=acx^2+(ad+bc)x+bdより
ac=2、 bd=5
ad+bc=7
である。これをもとに2数adとbcを見つける。
ac×bd=10=ad×bcであるから、2数ad、bcは
和が7、積が10である。
すなわちad、bcは2と5であることが分かる。
因数分解するぞ!
2x^2+7x+5=2x^2+(2+5)x+5
=2x^2+2x+5x+5
=2x(x+1)+5(x+1) 共通因数(x+1)が見つかった!
=(2x+1)(x+5)
こんなのも楽勝!
6x^2-x-12
ac×bd=6×(-12)=-72=ad×bc
つまりadとbcは、積が-72、和が-1の2数だから・・・8と-9
では・・・。
6x^2-x-12=6x^2+(8-9)x-12
=6x^2+8x-9x-12
=2x(3x+4)-3(3x+4) 共通因数(3x+4)が見つかった!
=(2x-3)(3x+4)
たすきがけはかなり試行錯誤を要するが、これは確実だと思う。ただ、式の変形の力が必要だ。
慣れれば結構計算力も付くと思う。