写真はサントリーホールの外側か・・・。ピンぼけ。
溜池山王の駅から歩いた。途中「桜坂」というところを通った。これが歌になっている桜坂かなぁと思った。サントリーホールは初めてだ。
26日(金)にサントリーホールにクラシックのコンサートを聴きに行った。
教職員弘済会にはがきを出したら抽選でチケットが当たった。東京都交響楽団の定期演奏会。曲目はベートーベンのバイオリン協奏曲とブルックナーの交響曲第6番。
指揮はマーク・ストリンガー。バイオリンはオーギュスタン・デュメイという人。良く知らない。バイオリンの人は背の大きい人で、世界的に有名だとか・・・。良い音色で力強い演奏が印象的。男性のバイオリニストは迫力があると思った。バイオリンの弦を押さえる指の音がぱたぱたと聞こえてきたからだ。
良く聞き慣れたメロディーが聞こえる。ベートーベンはなじみ深かった。
さて、ブルックナーの6番は全く知らない曲。オーケストラの楽器も、ベートーベンのときとは違って、弦も管も倍になったような・・・。
さすがブルックナー。厚みのある曲。だが、有名ではない曲なので、ちょっと退屈したかな。ブルックナーは難解だしな。知らないメロディーが流れては消えていった。
古典派に限らず、名曲は聴きやすく印象的な美しいメロディーを持っている。ああ、あれだと分かる。
ブルックナーは音を重ねるのは上手だが、印象にのこるメロディーが少ない。というかあまり演奏されていないし、あまりメディアには流れていないようだと感じた。
オーケストラの音色は抜群に良く。指揮者の力も感じられる名演奏だったのだが。
・・・と思う。
興ざめだったのは、ブルックナーが終わった後、拍手もそこそこに帰る観客。これは演奏者に失礼である。前の方のスペシャル席の観客が最後まで惜しみない拍手を送っているのとまるで反対。私たちのように「タダ」で来た客なのだろうか。それとも定期演奏会の固定客で、演奏に不満があったのだろうか・・・。疑問。
とにかく、久しぶりのクラシックの生演奏は最高。