正月中に一冊は、実は何冊も買い込み、何とか読み通したい。その一冊が上記『新・戦争論』。朝、中学一年生のサッカーチーム、小学生のサッカー少年団の初蹴り、マラソントレーニング終えて一気に読み出す。
5時間ほど集中。序章 日本は世界とズレている 第1章 地球は危険に満ちている 第2章 まず民族と宗教を勉強しよう 第3章 歴史で読み解く欧州の闇 第4章「イスラム国」で中東大混乱
第5章 日本人が気づかない朝鮮問題 第6章 中国から尖閣を守る方法 第7章 弱いオバマと分裂するアメリカ 第8章 池上・佐藤流情報5か条 終章 なぜ戦争論が必要か おわりに 佐藤優
圧巻は「おわりに」の朝日新聞と池上氏のやり取りの評価の部分。編集者と執筆者の間の漏らしてはならないルール・信頼とその後の池上氏がとった「朝日叩き」の距離の置き方にジャーナリストとしての原点有り。
第8章は、副題の「僕らのインテリジェンスの磨き方」に関するもので、情報収集方法とインターネットとの関係など「新・帝国主義」の時代における分析手法は大きな示唆を受ける。危険な2015年が始まっている。