環境省主催「始動する日本の排出量取引」に関する勉強会は、企業関係者など300人以上もの方々の参加で8人の講師による連続講演という形で2回の休憩をはさんで開催されました。とても充実していました。
私にとっては、最後の二人の方の問題提起が刺激的でした。「最後の木が死に、最後の川が毒され、最後の魚を採ったとき、人はお金が食べられないと気付くのだ」というアメリカ先住民の言葉を引用したUNEP顧問の末吉竹二郎さん、CO2本位制の時代が始まっていることを力説されていました。はっとしました。
続いて、日本企業が海外排出権取引に奔走しながら、国内市場を持たないが故の排出権売買の不安定性を抱えていることについて、自らがイギリスの排出権取引など世界最大のエネルギー価格調査機関である「アーガス」日本支社代表となっている三田真巳さん、リアルな問題提起をされていました。
環境省としては、排出権取引市場を自主参加企業を増やしながら、経済産業省、経団連の反対をくぐりぬけて実質、国内市場にしたいという戦略です。果たして、そのような中途半端さでうまくいくかどうかは保証の限りではありません。福田首相、明日からのダボス会議で国別数値目標を主張するとの報道があります。
まったなしの、地球温暖化問題ですが、「ガソリン値下げ国会」か「道路維持・地域配慮国会」か、「地球温暖化防止国会」かで、早くも国会に波乱が始まろうとしています。
私にとっては、最後の二人の方の問題提起が刺激的でした。「最後の木が死に、最後の川が毒され、最後の魚を採ったとき、人はお金が食べられないと気付くのだ」というアメリカ先住民の言葉を引用したUNEP顧問の末吉竹二郎さん、CO2本位制の時代が始まっていることを力説されていました。はっとしました。
続いて、日本企業が海外排出権取引に奔走しながら、国内市場を持たないが故の排出権売買の不安定性を抱えていることについて、自らがイギリスの排出権取引など世界最大のエネルギー価格調査機関である「アーガス」日本支社代表となっている三田真巳さん、リアルな問題提起をされていました。
環境省としては、排出権取引市場を自主参加企業を増やしながら、経済産業省、経団連の反対をくぐりぬけて実質、国内市場にしたいという戦略です。果たして、そのような中途半端さでうまくいくかどうかは保証の限りではありません。福田首相、明日からのダボス会議で国別数値目標を主張するとの報道があります。
まったなしの、地球温暖化問題ですが、「ガソリン値下げ国会」か「道路維持・地域配慮国会」か、「地球温暖化防止国会」かで、早くも国会に波乱が始まろうとしています。