まつや清の日記 マツキヨ通信

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視察の二日目は新潟市の地震津波浸水対策

2013年11月02日 | ニュース・関心事

※写真は信濃川、佐渡が遠望できる朱鷺メッセ31階から。

政令市で或る新潟市の津波浸水対策がどのように計画されているのか、南海トラフ巨大地震第4次地震被害想定で津波による県内死者が10万9000人とされているだけに大きな関心を持って担当者の説明に耳を傾けました。

しかも、海抜ゼロメートル地帯が市域の4分の1。いろいろ聞いていくと静岡市民が考えるような危機感の持ち方とは相当に異なっている事を確認しました。まず、マグニチュードは7,8.津波は砂丘にブロックされます。

問題は信濃川、阿賀野川から遡上する津波の対処。新潟県の被害想定が昨年10月に出されたが震源域の想定に誤りがあり保留状態。だが、そこでは河川堤防が崩壊しゼロメートル地帯に浸水することは明示されているとの事。

津波対策専門会議が組織され過去の堆積物などによる津波被害の歴史年代的な分析も始まっているのでその調査結果待ち。特別委員会メンバー、次から次に質問攻勢。注目は防災無線による情報ネットワークの一元化。

消防、警察、市職員、タクシー、病院、運送など災害情報が各分野で独立に処理されている現状を一本化にまとめていこうと予算請求しているという事実。規模は6000万、ランニングコストとして1000万程。

他都市のいろんな防災対策、特に中越、中越沖地震、豪雨の経験自治体での災害対策は学ぶべき分野が沢山あります。尚、原子力災害については、どのように対策をするかについて、別のジャンルとして検討しているとの事。

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