イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「となりのクレーマー」読了

2011年02月08日 | Weblog
関根眞一 「となりのクレーマー」読了
僕も仕事柄クレーム対応は少なからずやってきた。幸いなことに、とんでもない相手に出くわすことがなく今までくることができた。それでも、ヤ○ザの愛人に香水を届けるために御坊市をさまよったり、黒滝村の山奥で対峙した相手は指が一本なかったたりしたことはあった。

最近のニュースで、学校の先生がクレーマー?の保護者を訴えたというのがあったが、これはよくわかる。たまにとんでもない人がいる。僕も寂しい人に当たって、叱られているのか世間話の相手をさせられているのかわからないということがあり、絶対この人は趣味でクレームを言っているなという人には何人にも出会った。うちの子供は言い出したらきかないからとあきらめてくれと親に説得されたこともあった。
自分を基準に考えると、すべてのひとは皆おかしいと思えるものだがそれでも???と言う人を山ほど見てきた。社会が混沌とすればするほどこんな人がもっと増えてくるのだろう。

この本の内容は著者の経験談が70%以上で構成されている。サブタイトルの“「苦情を言う人」と交渉術”はほんのわずかしかない。ここで書いてしまうとこの人の本業があがったりになるのはわかるが、こんな編集ばかりしていると余計に新書の売れ行きが悪くなってしまうぞ。
と、書いている僕も立派なクレーマーの一人だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする