本川達雄 「生物学的文明論」読了
著者はナマコの研究をしている学者だそうだ。
タイトルは文明論だが、文明論になっているのかどうかどうも怪しい。
生物は円筒形をしているから四角い世界は窮屈だとか、生物はやわらかいが文明は乾いている・・。
う~ん、文明論は難しい・・。
後半はこれまた文明論というより、生き方論のような展開になっている。
ここは生物学者の視点から見るとこんな考え方にあるのかと考えさせらる。
人間の生物学的寿命というのは40年ほどしかないそうだ。残りの寿命というものは、文明が作り出したエネルギーで永らえさせているだけなのだという。
高速で移動できるようなこともエネルギーと引き換えに時間を作り出していると解釈できるそうだ。
そうやって得られた余分な寿命をどうやって使うべきか・・。
それは、エネルギーを供給してくれている社会に還元すべきだ。というのが結論として導き出されている。
大体、生き方論というのは宗教系でもなんでも同じような結論でおわるのだろうから、まあ、こんなものなのだろう。
しかし、僕も、人間という生物としてはすでに寿命が終わっていることになる。
そういえば、体のあちこちが痛いし、目は見えづらくなり、視界には黒い点や紐のようなものが浮かんでは消えいく。
この本を偶然に手に取ったということは、君もこれからの人生について真剣に考えなさいという思し召しだったりするのだろか?
著者はナマコの研究をしている学者だそうだ。
タイトルは文明論だが、文明論になっているのかどうかどうも怪しい。
生物は円筒形をしているから四角い世界は窮屈だとか、生物はやわらかいが文明は乾いている・・。
う~ん、文明論は難しい・・。
後半はこれまた文明論というより、生き方論のような展開になっている。
ここは生物学者の視点から見るとこんな考え方にあるのかと考えさせらる。
人間の生物学的寿命というのは40年ほどしかないそうだ。残りの寿命というものは、文明が作り出したエネルギーで永らえさせているだけなのだという。
高速で移動できるようなこともエネルギーと引き換えに時間を作り出していると解釈できるそうだ。
そうやって得られた余分な寿命をどうやって使うべきか・・。
それは、エネルギーを供給してくれている社会に還元すべきだ。というのが結論として導き出されている。
大体、生き方論というのは宗教系でもなんでも同じような結論でおわるのだろうから、まあ、こんなものなのだろう。
しかし、僕も、人間という生物としてはすでに寿命が終わっていることになる。
そういえば、体のあちこちが痛いし、目は見えづらくなり、視界には黒い点や紐のようなものが浮かんでは消えいく。
この本を偶然に手に取ったということは、君もこれからの人生について真剣に考えなさいという思し召しだったりするのだろか?