ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

老舗ホテルのスープ

2013-11-02 15:05:29 | レストラン&店
このところ外食が続きますが、私がおいしいなぁ~って思うのは、老舗のパン でも紹介したように、シンプルでベーシックな料理

例えば、東京の老舗ホテル御三家のひとつ 「ホテルニューオータニ」 でいただいたフレンチは、一見シンプルなのに、しみじみおいしい一皿 がありました。




リゾット

オリーブオイルがかけられ、おそらく柚子?がほんのりと散らされ、爽やかでした。


スープ

海老やホイップクリームなどの具材が入った器が置かれ、目の前で熱いクリームスープが注がれました。注がれた後の姿だけ見ると、単なる地味なスープにしか見えませんが、このスープが最高でした。だから、写真も大きくしています(笑)

海老などの甲殻類を叩いて作ったビスクスープは、濃密で旨味たっぷり。塩気はマイルド。ほっこりやさしい滋味なスープはお腹が温まり、1日の疲れが取れるように感じました。
先日紹介した 「シェ松尾」 でもオマールのビスクが出され、それもとても気に入りましたが、今回のこのビスクも本当においしい!

スープは地味ですが、身も心もあたためてくれる素晴らしい料理だと再認識しました。
スープに自信を持っている店、大事にしている店は、信頼がおけるように思います。


魚料理

野菜の処理もシンプルですが、これもソース(フォン)が滋味。


肉料理

肉そのものの味を味わうなら、シンプルイズベスト。
ただし、ソースは手がかかっています。


チーズ盛り合わせ

最後にチーズが出てくるあたりが、さすが老舗。
若めのカマンベールとウオッシュ、青カビタイプはフルムダンベールあたり?
塩気のあるチーズにハチミツをかけていただくと、素晴らしいデザートになります。



奇をてらったものはありませんでしたが、シンプルでベーシックなものを好む私には、とても嬉しい料理たちでした。

ごちそうさまでした



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老舗のパン

2013-11-02 12:11:04 | パン
家の近所の店でパンを買うたびにガッカリさせられたので、そこではもう買わないことにしました。
所詮、菓子パンや惣菜パン的な店。
シンプルなパン、ワインを楽しむためのパンが欲しい私には向かない店でした。

そんなことが続いたので、久しぶりに表参道の「紀ノ國屋インターナショナル」へ。


プンパニッケル  KINOKUNIYA 210円

ライ麦100%のプンパニッケル、7枚入り。
ドイツパン好きにとって、ライ麦100%は嬉しい限り。


約6cm四方の小さめサイズで、薄くスライスされています

小ぶりな1枚なのに重量感があり、食べるとズッシリ。酸味は比較的マイルド。
ポークパテを塗り、赤ワインとともにいただきました。
あ~、至福~




パン・ド・ロデブ / ルヴァン  ビゴの店

プランタン銀座の地下にある「ビゴの店」は、私のお気に入りのパン屋のひとつ。
すっかり老舗となったフランスパン店ですが、シンプルだけど、粉本来のおいしさが味わえます。


今回のチョイスは一袋に2種類が入った銀座店限定のもの ―おそらく370円程度?

水分の多い生地が特徴のロデブですが、ビゴのロデブは柔らかすぎない質感。
天然酵母発酵のルヴァンは、素朴ながら旨味があり、むっちり歯ごたえのある皮も好み。

ワインのお供には、ルヴァンの方がオススメ。
ロデブは、朝や昼の普通の食事の時に。

銀座にはパンを買える店は多いですが、やっぱりココ、と思って立ち寄ります。


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