ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

キアンティワインの魅力を再発見

2013-11-08 17:33:11 | ワイン&酒
2013年11月5日、都内のザ・ペニンシュラ東京にてキアンティDOCG協会により開催された
「Chianti THE WINE キアンティ・ザ・ワイン セミナー&ブラインドコンテスト」 のコンテスト結果発表については昨日アップ しましたので、今日は、セミナー内容の方を紹介したいと思います。

キアンティ ―Chianti というと、イタリアのトスカーナ地方でつくられる赤ワイン、という程度の情報を持つ人が多いでしょうか?

もう少し詳しい人になると、サンジョヴェーゼ種を主体につくられる、などなど。
古くから知る人は、ボトルが藁に包まれていた、という記憶もある人もいるでしょう。

名前が呼びやすく、覚えやすいことから、昔から、イタリアワインを代表するものして、“キアンティ”の名前がよく上がりました。



しかし、今回、来日したキアンティDOCG協会のジョバンニ・ブーシ会長は、
「キアンティはよく知られた呼称だが、実はよく知られていない呼称でもある。キアンティは日本へも輸出され、輸出量は多いものの、アイテムとしては少ない。幅広いキアンティワインが入ってきていない」 と言います。

キアンティDOCGには15500haのブドウ畑があり、年間80万ヘクトリットルのワインが生産されています。これは、イタリアのDOCGワインとしては4番目の生産量になります。

ブドウ栽培家の数は3600、その中でワインの瓶詰めを行っているのは800。
多くの栽培農家は規模が小さく、収穫したブドウをネゴシアンや協同組合などに売っています。



かつてキアンティは、酸とタンニンがあり、飲みなれた人には美味しいけれど、国際市場の消費者にはなかなか受け入れられにくいワインでした。

そのため、酸っぱいワインから脱却しよう!というルネッサンスが、1980年代から1990年代に起こります。

よりサンジョヴェーゼ的でない、ビロードのような、ブルーベリーのニュアンスのあるワインが売れ、スーパートスカーナのような濃いワインがスゴイ!という時代になります。キアンティにとっては不遇の時代でした。

しかし、2000年半ば頃から、飲んでおいしいワイン、食事に喜びを与えるワインに、消費者の嗜好が戻ってきました。

酸とタンニンのキャラクターを持つキアンティについて、生産者はずっと劣等感を持っていましたが、現在は、サンジョヴェーゼのアイデンティティをきちんと表現するワイン、その魅力を発揮できるワインを、誇りを持って紹介できる時代 になりました。

他にさまざまなワインがあるため、私も、しばらくキアンティから遠ざかっていましたが、今回のセミナーと、それに続くキアンティ試飲会を体験し、キアンティを飲みたい!という気がフツフツと湧いてきました。



セミナーの講師を務めた宮嶋勲さんの説明では、

キアンティはトスカーナの内陸部の丘陵地帯のサンジョヴェーゼでつくられるワインなので、アペニン山脈の影響を受けます。丘陵地はワインにフレッシュさをもたらし、モレリーノよりも涼しい酸やタンニンがワインに反映されます。
香りはフラワリーでスミレのトーンがあります。

サンジョヴェーゼは酸がしっかりして、タンニンもやや厳格な品種ですが、それは、厳格すぎない、繊細で喜ばしいタンニンで、飲みやすく、口の中をリフレッシュし、食事に合います。サンジョヴェーゼらしいみずみずしい酸があるため、よく熟しても、ジャミーな感じにはなりません。樽熟させないのが基本ですが、樽熟させたものもあります。



今回の試飲会で私が感じたのは、シンプルなキアンティがおいしかった、ということ。
樽が強いとエグミが出て、きれいな果実の風味を消してしまいます。まあ、樽は好みもありますが。

キアンティは、飲みやすく、軽やかで、食事を呼ぶ、喜ばしい、いい意味でシンプルなワインです。



細かいサブゾーンがありますが、まずは、シンプルでベーシックなキアンティDOCGから気軽に味わってみてはいかがでしょうか?
その際は、もちろん、食事とともに


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【募集中】ワインプレゼントあり♪秋ロゼパーティー

2013-11-07 14:57:16 | ワイン&酒
すでにご案内しております 11月17日(日)の 秋ロゼパーティー最新情報 が入ってきましたので紹介します。

パーティー参加者にプレゼント
全員プレゼントとして、ささやかなギフトがあります。
また、抽選で、ロゼワイン(お持ち帰り用)や、協賛企業のフード類などのプレゼントをいくつか用意しています。

世界12カ国 約50種類のロゼワインが登場
フランス(ロワール、プロヴァンス、コート・デュ・ローヌ、ラングドック)、イタリア(ピエモンテ、アルト・アディジェ、ヴェネト、ロンバルディーア、プーリア、カラブリア、サルディーニャ)、イギリス、スイス、スペイン、ポルトガル、レバノン、南アフリカ、オーストラリア、アメリカ(カリフォルニア、ニューヨーク)、日本(高畠ワイン、朝日町ワイン)などなど。



楽しめるのは、ワインだけではありません。
ロゼワインに合うフード も用意され、音楽生演奏なども企画中です。

私ももちろん参加します。
ご一緒にいかがですか?


パーティー基本情報&申込方法 → コチラ

最新情報はフェイスブックのイベントページ でアップされます
  → https://www.facebook.com/events/647849038599850/?ref_dashboard_filter=calendar


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キアンティ・ザ・ワイン ブラインドコンテスト入賞者発表

2013-11-07 10:55:57 | ワイン&酒
2013年11月5日、都内のザ・ペニンシュラ東京にて、キアンティDOCG協会による
「Chianti THE WINE キアンティ・ザ・ワイン セミナー&ブラインドコンテスト」 が開催されました。

対象は、(一社)日本ソムリエ協会会員、ソムリエ、ワインアドバイザー、ワインエキスパート(シニアも含む)の有資格会員と、報道関係者限定で、参加者は47名でした。
私も報道関係者ということで、参加してきました。


セミナー講師はイタリアワインのスペシャリスト、ワインジャーナリストの宮嶋勲さん

セミナーでは、9種類のキアンティワインをブラインドでテイスティングしました。
ワイン名は伏せてあり、Chianti DOCGやChianti Colli Fiorentini DOCGなどのサブゾーンや、収穫年についてのみオープンになっています。

各DOCGやヴィンテージ状況などの説明を、宮嶋さんや、キアンティDOCG協会会長ジョバンニ・ブーシさんから聞き(約45分のセミナー)、休憩を挟んでブラインドコンテストへと続きます。



第1回目は、参加者全員を対象に、各自に 3種のグラスワインが用意されます。
設問は、ブラインドで各ワインのDOCGを問うものでした。

----------------------------------------------------------------------
1) グラス1 に当てはまるワインを下記の中から選んでチェックをいれよ。
□ Chianti Colli Fiorentini DOCG
□ Chianti DOCG
□ Chianti Rufina DOCG
□ Chianti Montalbano DOCG
----------------------------------------------------------------------
2)、3)も同じ設問で、3種それぞれについて、これと思ったところにチェックを入れます。
制限時間は5分。



まずここで、47名から7名に絞られました。



7名による準決勝でも同様に3種のブラインドが行われ、その結果、5名になりました。
決勝も同じ内容の試験でした。

下記が今回のコンテストの回答です。
たとえば、準決勝(2回目)のワインは3種すべてが“Chianti DOCG”。これは難問!





その結果、上位入賞者が決定しました


キアンティDOCG協会会長ジョバンニ・ブーシ氏 を囲んで

優勝: 赤羽 敦子さん (アカバ アツコ)(右から2人目) JSAワインエキスパート

2位: 長谷川 喜美恵さん( ハセガワ キミエ)(左端) JSAシニアワインエキスパート

3位: 滝原 一雅さん( タキハラ イチマサ)(右端) JSAシニアソムリエ
   ※滝原さんは Ristorante AQUA PAZZA勤務(シェフ ソムリエ)

優勝の赤羽さんは、決勝テイスティング(3回目)で満点だったそうです!

上位3名には豪華ワインセットが贈られ、また、優勝者の赤羽さんにはキアンティへの研修旅行が贈られました。

セミナー内容については、改めてリポートします。




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おいしいイタリア!絶賛開催中

2013-11-06 09:36:38 | ワイン&酒
イタリア大使館とイーチェ・イタリア貿易促進機構によるイタリアワインプロジェクト
「イタリアワイン三千年」 が始まっています。




これは今年3年目になるプロモーションで、期間中にさまざまなイベントが展開されます。

10月25日にイタリア大使館にて行われた記者発表会に参加してきましたので、皆さんにオススメの情報をお知らせします。



まず身近なところでは、スーパーマーケットのヤオコー125店舗でイタリアンフェアが開催されています(10/1~11/10)

ナショナル麻布スーパーマーケットでも「イタリアンフェア」(11/8~11/14)が、
関西では 大阪 阪急うめだ本店で「イタリアフェア」(11/6~12)が開催されます。



ほかにも、関東を中心にした100のレストラン、小売店で、イタリアワインを楽しむキャンペーンが、11月16日まで開催中です。

レストランでは “トレビッキエーリセットキャンペーン”が、小売店では “イタリアワイン試飲販売キャンペーン” が行なわれています。
これは、参加店でイタリアワインを買う、飲むことで専用スタンプを押してもらい、イタリアワインが当たるキャンペーンに応募できるというもの。

キャンペーン参加店は 下記公式サイトで確認できます。
皆さんのよく行くお店もキャンペーンに参加しているかもしれませんよ?

http://www.3000annidivinoitaliano.jp/restaurant1.html



もうひとつ、嬉しい情報です

「ダイナースクラブ イタリアン レストランウィーク」 11/2~17 で開催中です。

関東を中心に170店の参加レストランが特別メニューを提供します。
ランチ2000円~、ディナー3000円~と、価格も通常よりお得な設定。

原則として誰でも参加できますが、ダイナースクラブ会員には特典があります

ダイナースクラブがイタリアンでのレストランウィークを開催するのは初めてのこと。
参加レストランは、下記の公式サイトでチェックしてください。

ダイナースクラブ イタリアン レストランウィーク 公式サイト
   http://www.itrw.jp/


この秋は、イタリアワインがいい感じです


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オススメ!クリームチーズの味噌漬け

2013-11-05 10:00:41 | おいしい食べもん
過日、焼き鳥居酒屋で一番感動したのが、クリームチーズの味噌漬け



あっさりしたクリームチーズに味噌のうま味が浸み込み、複雑で深みのある味になっていました。

これはワインにも日本酒にも合いそうです。

そういえば、以前買った お豆腐の味噌漬け が熟成したチーズのようでおいしかったのを思い出しました。

クリームチーズバージョンもお豆腐バージョンも、家庭でも作れそうな感じ。
ホームパーティーで出したら、喜ばれそうな気がします



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ドイツ好きワイン会の休日

2013-11-04 10:08:54 | ワイン&酒
1カ月ほど前のこと、ドイツワイン好きたちによるドイツワインをたっぷり飲むプライベートな会へ。



持ち込みが多く、人数に対してかなり多いボトルが空きましたが、心地よい酔いでした。
アルコール度数が軽めなドイツワインだからなのか、いえいえ、やはり集まったメンバーによるものが大きいような気がします。

皆、真剣にドイツワインに向き合っているんですが、ピリピリと緊張しない、いい感じのゆるさがあるかも?(笑)

とはいえ、最初から、こんなスペシャルなゼクト(スパークリングワイン)が登場です


Mosel Elbling Sekt Trocken Reserve 1995 SMW

エチケットを見た時に、かつて飲んだことがあるのを思い出しました。その時のヴィンテージは1973年でした。
これは1995年と若めながら、さすがに熟したアロマ。デゴルジュの日付は2012年9月。
飲むとフレッシュ感があり、独特の不思議な味わいがありました。


これはドイツワインの13の生産地域の中で最小の Saale-Unstrutのリースリング
ザーレ・ウンストルートのワインを日本で見ることはほとんどありません。

それなのに、ザーレのワインがもう1本ありました。



ドルンフェルダー種の赤ワインで、アルコールは11.5%と超ライト!
野性味を感じさせ、穀物、全粒粉のニュアンスがありますが、ボディはしっとり。
蕎麦がきなどに合わせてみたいかも。ビオディナミの生産者のようです。


ドイツワインの中に1本だけ紛れ込んだ 豪州のリースリング 「Kanta 2010」

ドイツのモーゼルの名手エゴン・ミュラー が豪州アデレードヒルズでつくっています。
以前に詳しく紹介しましたので、その時の記事をご覧ください。
2010年は日本の柑橘を思わせる風味を感じました。デリケートな味わいです。



Pfalzの同じ生産者の干支ひとまわり違いのワインが出てくるのも素晴らしい!
2009年はRiesling Trocken、1997年はRiesling Spatlese Trocken。


色の違いもよくわかりますね

2009年は白い花のニュアンスがあり、非常に繊細、1997年は熟した安定感がありました。


赤の2本目は、フランケンのフリューブルグンダー2009年

“フリュー”は“早い”の意味なので、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)の早生成熟品種ということになります。
なるほど、ピノ・ノワールっぽい風味がし、よく熟した味わいでした。


ここでふたたび泡が登場 ― SOLTER Brut 2009 Pinot Cuvee

ラインガウ、リューデスハイムのゾルターの泡は、私は飲む機会が多いんです。
この日のワインも、泡のキメが細かく、ほっとする癒し系の味わいでした。

実は、ゾルターの当主ヘルムート・ゾルターさんが10月末に急逝された話を聞きました。
ご冥福をお祈りいたします。

そろそろ終盤…



ラインガウ Kloster Eberbach の若いリースリング・カビネットに、モーゼルのオーガニック生産者Clemens Buschの Riesling、同じくモーゼルのKarthauserhofと、ほっとする甘さのラインナップ。

重すぎない、軽やかで上品なタッチだからこそ、ここに来ても楽しめるの が、ドイツワインの素晴らしさ




永田町の「ビッテ」さん(東京都千代田区)にて





貴重なワインをご提供くださった皆さん、とりわけ、ドイツから重いボトルを担いで持ち帰ってくださったMさん、ありがとうございました。

よく飲みましたが、本当にいい酔いでした


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友人宅でワイン会の休日

2013-11-03 18:11:32 | ワイン&酒
連休の中日を、皆さん、どんなふうに過ごしていますか?
私は、今日は調べものの1日。
悔しいので、今夜はワインで軽く晩酌します(笑)



さて、季節が秋に変わる境目くらいの時期に、友人宅で持ち寄りワイン会がありました。
いきなり決まり、時間の都合が付けられそうだったので、二つ返事で参加。
その時のワインをザックリ紹介します。


ALAIN CAVAILLES Cremant de Limoux Brut Resilience 2008 Domaine de Moulin d'Alon

乾杯用の泡として、南仏ラングドックの クレマン・ド・リムー をチョイス。
シャルドネがメインで、シュナン・ブランに、少量のピノ・ノワールがブレンドされています。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でつくられるクレマンであり、ヴィンテージも2008年なので、ほんのり熟成した味わいですが、思ったよりもフレッシュ感がありました。


フード類も皆で持ち寄りました


開ける前に記念撮影タイム ―ひとまずこれだけの予定だったのが…


スペインのロゼワイン が追加投入されました

これは、以前に紹介したことのあるThe Tapas Wine Collection のロゼ。



ロゼはフードとの相性がいいものが多いですが、これもさまざまな料理によく合いました。



やや古めの クリュ・ボジョレー BROUILLY 2006年 も、食との相性がいいワインです。



“ブルイイ”は、クリュ・ボジョレーの中で最も南に位置し、味わいも最も軽やかと言われていますが、これはいい感じに熟成し、まだこの先も期待できそうです。



家主である友人のセラーから追加し、ブルゴーニュのプリウレ・ロックを飲み比べ

2004年のVosne Romanee VV は、久しぶりに会う友人夫妻が持参したもの。
ただし、状態が良くなくて、残念な結果に…

気を取り直して、ラブラブ友人夫妻のラブラブワインをもう1本。


ハートのラベルのワイン、ボルドーの カロン・セギュール 2002年

まだまだ若い状態。同じ年を持っている人は、もう少し我慢した方がよさそうです。





自宅をご提供くださり、お料理も色々ご用意くださったYさん、ありがとうございました!
また、素晴らしいワインとフードを持ち寄ってくださった皆さんにも感謝です。


気の置けない友人たちと飲むワインは、よりおいしく感じますね


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老舗ホテルのスープ

2013-11-02 15:05:29 | レストラン&店
このところ外食が続きますが、私がおいしいなぁ~って思うのは、老舗のパン でも紹介したように、シンプルでベーシックな料理

例えば、東京の老舗ホテル御三家のひとつ 「ホテルニューオータニ」 でいただいたフレンチは、一見シンプルなのに、しみじみおいしい一皿 がありました。




リゾット

オリーブオイルがかけられ、おそらく柚子?がほんのりと散らされ、爽やかでした。


スープ

海老やホイップクリームなどの具材が入った器が置かれ、目の前で熱いクリームスープが注がれました。注がれた後の姿だけ見ると、単なる地味なスープにしか見えませんが、このスープが最高でした。だから、写真も大きくしています(笑)

海老などの甲殻類を叩いて作ったビスクスープは、濃密で旨味たっぷり。塩気はマイルド。ほっこりやさしい滋味なスープはお腹が温まり、1日の疲れが取れるように感じました。
先日紹介した 「シェ松尾」 でもオマールのビスクが出され、それもとても気に入りましたが、今回のこのビスクも本当においしい!

スープは地味ですが、身も心もあたためてくれる素晴らしい料理だと再認識しました。
スープに自信を持っている店、大事にしている店は、信頼がおけるように思います。


魚料理

野菜の処理もシンプルですが、これもソース(フォン)が滋味。


肉料理

肉そのものの味を味わうなら、シンプルイズベスト。
ただし、ソースは手がかかっています。


チーズ盛り合わせ

最後にチーズが出てくるあたりが、さすが老舗。
若めのカマンベールとウオッシュ、青カビタイプはフルムダンベールあたり?
塩気のあるチーズにハチミツをかけていただくと、素晴らしいデザートになります。



奇をてらったものはありませんでしたが、シンプルでベーシックなものを好む私には、とても嬉しい料理たちでした。

ごちそうさまでした



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老舗のパン

2013-11-02 12:11:04 | パン
家の近所の店でパンを買うたびにガッカリさせられたので、そこではもう買わないことにしました。
所詮、菓子パンや惣菜パン的な店。
シンプルなパン、ワインを楽しむためのパンが欲しい私には向かない店でした。

そんなことが続いたので、久しぶりに表参道の「紀ノ國屋インターナショナル」へ。


プンパニッケル  KINOKUNIYA 210円

ライ麦100%のプンパニッケル、7枚入り。
ドイツパン好きにとって、ライ麦100%は嬉しい限り。


約6cm四方の小さめサイズで、薄くスライスされています

小ぶりな1枚なのに重量感があり、食べるとズッシリ。酸味は比較的マイルド。
ポークパテを塗り、赤ワインとともにいただきました。
あ~、至福~




パン・ド・ロデブ / ルヴァン  ビゴの店

プランタン銀座の地下にある「ビゴの店」は、私のお気に入りのパン屋のひとつ。
すっかり老舗となったフランスパン店ですが、シンプルだけど、粉本来のおいしさが味わえます。


今回のチョイスは一袋に2種類が入った銀座店限定のもの ―おそらく370円程度?

水分の多い生地が特徴のロデブですが、ビゴのロデブは柔らかすぎない質感。
天然酵母発酵のルヴァンは、素朴ながら旨味があり、むっちり歯ごたえのある皮も好み。

ワインのお供には、ルヴァンの方がオススメ。
ロデブは、朝や昼の普通の食事の時に。

銀座にはパンを買える店は多いですが、やっぱりココ、と思って立ち寄ります。


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山梨の新酒ワインは11/3解禁です

2013-11-01 11:03:41 | ワイン&酒
10月30日のイタリアの新酒ワイン「ノヴェッロ」の解禁を皮切りに、この季節は新酒ラッシュが続きます。

皆さんは、日本のワインにも新酒の解禁日があるって知っていましたか?
例えば、山梨県の新酒“山梨ヌーボー”なら 11月3日 です。
※2008年から設定

山梨ヌーボーは、 「甲州」と「マスカット・ベリーA」 のブドウからの新酒ワイン限定 で、この解禁日が適用されます。

ちょうど、日本ワインのリーダー的存在である メルシャン さんより2013年の新酒情報が届きましたので、紹介したいと思います。

狭い日本列島でも、北海道から九州までは気候が異なりますので、日本ワインの2013年のヴィンテージ状況をひとまとめにして語ることはできません。
そこで、日本ワインの代表産地である 山梨県 の作柄状況の情報を要約します。

2013年
平成に入って最も寒い冬が終わり、春を迎えましたが、4月から5月のGWまで寒気が南下したため日中に気温が高い日が続かず、朝晩の厳しい冷え込みで、生育(萌芽)はブレーキがかかった状態となりました。
5月中旬からは暑い日が続き、4日連続の真夏日もあり、ブドウは短期間のうちに生育。
開花は昨年より5日早く確認され、梅雨明けも早く、7月上旬は最高気温が5日連続で38度以上(観測史上初)となる暑さとなりました。
残暑は9月上旬まで続きましたが、降雨のなかった地域に恵みの雨をもたらした温帯低気圧が通過後は、気温は35度を超えなくなりました。早い梅雨明けからの暑さにより、夏が長く感じられたものの、急速な秋の訪れで朝晩は肌寒くなり、気温の日較差が大きくなったことでブドウの着色は良好。糖度と酸のバランスが良い状態で収穫を迎えられました。

暑く長い夏と、急速な秋の訪れにより、よく熟してバランスのよいブドウを収穫できた
ということのようですね。



となると、まずは2013年の新酒ワインの出来が気になります。
メルシャン「日本の新酒」シリーズを見てみましょう。

メルシャン「日本の新酒」シリーズは、その年に収穫された日本産ブドウを100%使用して造る日本のヌーヴォー(新酒)で、年に一度この時期にしか味わえない、香り華やかなフレッシュでフルーティーな味わいが楽しめます。
11月2日から全国で発売されるのは、2013年秋に山梨県で収穫されたブドウを山梨県の「シャトー・メルシャン」のワイナリーで醸造した、以下の2アイテム。



日本の新酒 甲州 2013 (白)
豊かな果実味と爽やかな酸味、ほのかな甘みとのバランスが良いフレッシュな味わい。

日本の新酒 マスカット・ベリーA 2013(赤)
ストロベリーやラズベリーを思わせる赤い果実の香りと、優雅でやさしい口当たり。



どんな味わいなんでしょう?
やっぱり、飲んでみないとわかりませんね(笑)

色々飲みたい!という方のために、山梨県産新酒ワインが飲めるイベント を紹介します。
東京、大阪、甲府で開催されます。

東京 のイベントは、毎年おなじみの、日比谷公園での 「山梨ヌーボーまつり」
今年も、11月2日(土)・3日(日)の2日間にわたって開催されます。

昨年までは、グラスを買えば飲み放題でしたが、今年からチケット制に変わります。
2000円でグラスとチケット10枚に、おつまみが付きます。

非常に混雑し、酔っ払い続出、という問題を解決するためのチケット制のようです。
参加する皆さんも、節度を持って楽しんでくださいね。

大阪 では、梅田の阪神百貨店で、11月2日(土)~5日(火)に試飲販売が行われます。

※「山梨ヌーボーまつり」の詳細は下記公式サイトをご覧ください
  http://wine.jp/nouveau/event/


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