MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

思い切って語るテクストを変えようか?

2014年01月20日 | ストーリーテリング(おはなし)
ストーリーテリング練習再開!の続きです。


今日は私が尊敬するストーリーテラーの方とお会いすることができたので
自分が選んだ「鳥呑爺」のテクストをどう思うか相談に乗ってもらいました。

すると、

プリントの「鳥呑爺」は『日本昔話百選』(三省堂)のテクストがベースになっていること。
こぐま社の「鳥のみじい」の方が新しく、イメージがしやすく改良されている。

という情報をいただきました。


それでも私はプリントの「鳥呑爺」が、シンプルで覚えやすかったので
プリントの方を覚えようと思ったのですが、二つを再度読み比べてみたところ
少し疑問が生じてきたのです。

プリントの「鳥呑爺」は好きだけれど、余計な力が入りすぎてしまう。
こんなに力が入っていると、聞き手が聞きにくいのではないか?

3,4年前、初めてストーリーテリングの講座でおはなしを語ってみた時
力が入りすぎて、聞き手に聞きづらい思いをさせてしまったので
もっと力を抜いて語れないか?


当時、松居直さんが文を書いている『ももたろう』(福音館出版)のテクスト(文章)を覚えて
語ってみたのですが、力強い絵があることを前提とした文章だったため
非常に力の入った語りになってしまいました。

テクスト選びがどれだけ大事かを、痛感しているのだから
今回は変に力の入らないテクストを選んで
リラックスして語れるようにした方が、前回の二の枚を踏まないのではないか?


前回の語りは、私にとって必要な失敗だったと思っています。
あの失敗を通じて、私は絵本の読み聞かせとおはなしは大きく違うことを知りました。

今回こそ、テクストを慎重に選び、繰り返し練習し
子ども達の前で語れるようになりたいのです。

プリントの「鳥呑爺」は何度も繰り返し読み、少しずつ覚えてきたところでしたが、
息継ぎが少ししにくい点なども気になっていました。

ここは思い切ってこぐま社の「鳥のみじい」に変えて、1から練習をし直そうか・・・

確かに、こぐま社の「鳥のみじい」の方がこどもがお話の全体像を想像しやすいです。
区切りも多いので、その都度その都度頭の中で、内容が整理されるので
聞きやすいと思います。

私が覚えやすいテクストよりも、子ども達が想像しやすいテクストの方がいい。
どうせするなら、前回と違うことをしようじゃないか!


ということで、こぐま社の「鳥のみじい」への変更を前向きに検討し始めました。

絵本の読み聞かせでも、ボラでこれを読もうと決めていた絵本が
練習しているうちにイマイチだと感じるようになってくると
思い切ってやめることがあるのですが、それと似ています。

今日、尊敬するストーリーテラーの先輩と話せてよかったです。

語り手の語りやすさよりも、聞き手の聞きやすさに目を向けてみたところ
聞き手も語り手もリラックスできるテクストで読みたいと思えるようになりました。

その方は、自分が選んだテクストを自信をもって語りなさいとおっしゃっており
私が選んだテクストを否定したりはしていませんでしたが
話をしていたら、気づくことが出てきたのです。

こうやって勉強している方と話をすることは
多くの気づきを得るきっかけになるのだなと・・・

もしかしたら、娘の看病を頑張ったご褒美かも?!

などと勝手に思ってしまいました(笑)

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ストーリーテリングの練習再開!

2014年01月20日 | ストーリーテリング(おはなし)
先週頭に体調を崩した娘が元気になり
今日から保育園に通いだしました。

よって、1週間ばかり休んでいたストーリーテリング(おはなし)の勉強を
今日から再開することにし、早速「鳥呑爺(とりのみじい)」
というお話を二つ、声に出して読み比べていました。

ひとつはこぐま社から出ている『日本の昔話2』にはいっているもの。
もうひとつはストーリーテリングの講座でいただいたプリントに載っていたテクスト(文章)です。

こぐま社の「鳥のみじい」はとても読みやすくてよかったのですが
春のイメージが強く、語る季節が限定されてしまうかも?
と思い、講座で紹介していただいたテクストを選ぶことにしました。

以前にも、ほぼ標準語に直された「鳥呑じさ」のテクストと
プリントの「鳥呑爺」を比較をしたことがあったのですが
プリントのテクストの方がすっきりしており、プリントを選びました。

私の勘が正しいかはわかりません。
しかし、実際に声に出して読んで、こっちの方が子ども達と楽しめそうだな
と思ったのはプリントのテクストだったのです。

有名なテクスト(こぐま社の「鳥のみじい」)の方が素人が覚えるのには
いいのかもしれませんが、ここはあえて語る側の直感を大事にしてみようと思います。

このプリントの「鳥呑爺」は、ストーリーテラーの方が
語った時の印象が強く、その時の「鳥呑爺」のイメージから抜け出せるか?
私の「鳥呑爺」が語れるか?という意味ではかなりハードルが高いのですが
覚えながら、目の前に様子をイメージして、語る練習をしていきたいです。

我が子や学校の子供たちの目を見ながら
このお話を語って一緒に楽しみたい!


その気持ちだけがお話を覚える原動力です。
その夢がかなうよう、今はコツコツ練習をしていきたいと思います。

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