ストーリーテリング練習再開!の続きです。
今日は私が尊敬するストーリーテラーの方とお会いすることができたので
自分が選んだ「鳥呑爺」のテクストをどう思うか相談に乗ってもらいました。
すると、
プリントの「鳥呑爺」は『日本昔話百選』(三省堂)のテクストがベースになっていること。
こぐま社の「鳥のみじい」の方が新しく、イメージがしやすく改良されている。
という情報をいただきました。
それでも私はプリントの「鳥呑爺」が、シンプルで覚えやすかったので
プリントの方を覚えようと思ったのですが、二つを再度読み比べてみたところ
少し疑問が生じてきたのです。
プリントの「鳥呑爺」は好きだけれど、余計な力が入りすぎてしまう。
こんなに力が入っていると、聞き手が聞きにくいのではないか?
3,4年前、初めてストーリーテリングの講座でおはなしを語ってみた時
力が入りすぎて、聞き手に聞きづらい思いをさせてしまったので
もっと力を抜いて語れないか?
当時、松居直さんが文を書いている『ももたろう』(福音館出版)のテクスト(文章)を覚えて
語ってみたのですが、力強い絵があることを前提とした文章だったため
非常に力の入った語りになってしまいました。
テクスト選びがどれだけ大事かを、痛感しているのだから
今回は変に力の入らないテクストを選んで
リラックスして語れるようにした方が、前回の二の枚を踏まないのではないか?
前回の語りは、私にとって必要な失敗だったと思っています。
あの失敗を通じて、私は絵本の読み聞かせとおはなしは大きく違うことを知りました。
今回こそ、テクストを慎重に選び、繰り返し練習し
子ども達の前で語れるようになりたいのです。
プリントの「鳥呑爺」は何度も繰り返し読み、少しずつ覚えてきたところでしたが、
息継ぎが少ししにくい点なども気になっていました。
ここは思い切ってこぐま社の「鳥のみじい」に変えて、1から練習をし直そうか・・・
確かに、こぐま社の「鳥のみじい」の方がこどもがお話の全体像を想像しやすいです。
区切りも多いので、その都度その都度頭の中で、内容が整理されるので
聞きやすいと思います。
私が覚えやすいテクストよりも、子ども達が想像しやすいテクストの方がいい。
どうせするなら、前回と違うことをしようじゃないか!
ということで、こぐま社の「鳥のみじい」への変更を前向きに検討し始めました。
絵本の読み聞かせでも、ボラでこれを読もうと決めていた絵本が
練習しているうちにイマイチだと感じるようになってくると
思い切ってやめることがあるのですが、それと似ています。
今日、尊敬するストーリーテラーの先輩と話せてよかったです。
語り手の語りやすさよりも、聞き手の聞きやすさに目を向けてみたところ
聞き手も語り手もリラックスできるテクストで読みたいと思えるようになりました。
その方は、自分が選んだテクストを自信をもって語りなさいとおっしゃっており
私が選んだテクストを否定したりはしていませんでしたが
話をしていたら、気づくことが出てきたのです。
こうやって勉強している方と話をすることは
多くの気づきを得るきっかけになるのだなと・・・
もしかしたら、娘の看病を頑張ったご褒美かも?!
などと勝手に思ってしまいました(笑)
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