今日は午前中、家事の合間におはなしを語る練習をしていました。(1)
いつも娘と一緒に遊んでいる人形たちを並べ、
聞き手になってもらったのですが、聞き手がいると緊張するよりも
安心することがわかり、改めて聞き手の存在は大きいと実感しました。
人形でもこれだけ安心できるのですから、生身の人間なら、なおさら安心できるでしょう。
といっても、自分の語りがぐらついてばかりだと
聞き手が困った顔をして、こちらの語りがさらに不安定になるのでしょうが・・・
そのためにも、コツコツとした事前練習は大切だと思いました。
何度も練習をしておくと、体の中に言葉が浸透するので
いざと言う時に、言葉が文章ごと出てきたりするのです。
「あれだけ練習したから大丈夫」と思えるくらいだと
自分を信じて絵本を読んだりお話を語ったりできるのだと思います。
思い返せば、今回語る予定の「鳥のみじい」もいろいろなテクスト(文章)があり(2)
最初に覚えたテクストは、ある程度覚えたものの、途中で捨てました。(3)
しかし、そのことが今覚えている「鳥のみじい」のテクストへの
信頼を増すことに繋がったので、結果的にはよかったです。
今練習しているテクストの方が、力が入り過ぎず、語りやすいので。
おはなしを語る時も絵本の読み聞かせる時も
選ぶということは、非常に重要な行為です。
なので、自分の中の直感がいい作品に出合ったときに、きちんと働くよう
良質なお話や絵本と、今後も深く関わっていこうと思います。
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【注】
(1)前日の続き。過去ログ
「聞き手の存在は大きい!」 参照。
(2)同じおはなしでも、いろいろな文体や構成のお話があるケースが多い。さまざまなテクスト(文章)を比較し、自分が語りやすいもの、聞き手がおはなしをイメージしやすいものを選ぶのが望ましい。
(3)過去ログ
「思い切って語るテクストを変えようか?」 参照。