MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

息子が絵本より児童書を好むように・・・2 とんだオチ

2014年02月20日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
先日、息子が児童書を一人読みするようになった姿を見て

絵本の読み聞かせを続けていると
自然と児童書とかを一人で読みだすようになるんだなぁ・・・


と、息子の成長に驚いていた私でしたが(1)
実際はそうではなかったことが、今日判明しました。
言っていることが変わってしまってスミマセン(^_^;)

夕食時、息子が放課後に友達と遊ぶ待ち合わせをしていても
時間通りになかなか来てくれないとこぼしていたので

「ゾロリとか面白くて長い本を読んでいれば
一人で待っている時間も退屈に感じないんじゃない?」


と提案してみたところ

「えっ?それ無理無理。
ああいう長い本、俺パラパラめくって絵を見るだけだから」


と、アッサリ言ってきました。

「?!」

どうやらゾロリのような漫画風な児童書でも
長すぎて最後まで読む気にはならないようです。
けれど私は

あ~~っ、わかるわかる!私もそうだよ!!

と、内心息子の発言に共感してしまいました。

そう、児童書は分厚くて長いので、最後まで読むのが面倒なのです。
面白そうでも、活字を追う作業が億劫だという気持ちの方が強く
絵をパラパラ見て、なんとなく本の雰囲気を知り本棚に戻してしまう・・・

小さい頃、本を読んでこなかった私には
長い本が読めない、絵のページばかり頼りにしてしまう気持ちは
ものすごくよくわかります。

未だに私自身、図書館で借りて読もうと思った絵本ですら
億劫な時は読まないまま返却日を迎え、返してしまうことがあります。

大人の私ですらそうなのですから、小1の息子なら、なおのこと
活字を読むことに苦痛を感じるでしょう。

しかし、活字を追うのは億劫でも、絵本や児童書の中身は好きなので
本の中身の楽しさはよくわかっています。
今はまだ、気持ちはあっても行動が伴わないのは、7歳というだからだと思います。
7歳でも一人で読む子は読みますが

まだ活字への抵抗感のあるうちは、親が読んであげることで
親に甘えられるという喜びもあるでしょうし
活字を追う億劫を気にしないで本の内容を楽しむことにも繋がります。

低学年なら、本を自力で読むことよりも
「本が面白い!」ということを知ることができたら万々歳だと思うのです。
楽しいから、興味があるから、パラパラであっても
本を開いてめくっているのだと思います。

読み聞かせをすることで、子どもと本の距離が縮まっていくので
読めそうなものなら、自分で手に取って読んでみようと思う日がやってきます。

子どもが一人で活字を追うので必死になっていると
その本の深い部分まで読み取る余裕が持てないので
親など身近な人が読んであげることはとても大事になってきます。

今回の息子の児童書をパラパラ読みしている件を聞いて
「まっ、そんなもんでしょ。子どもらしい(笑)」と思いました。
今まで学校以外では活字を読む練習などはしてこなかったので
これが現実なんだと思いました。

悪い意味での現実という意味ではありません。
今の息子の本への意識がどんなものなのかを、知る機会が持ててよかったです。

だからなおさら、今は一緒に絵本や児童書を読んだりして
楽しい世界を一緒に旅することがでたらいいなぁと思いました。


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【注】

過去ログ 「息子が絵本より児童書を好むように・・・1」 参照。

久し振りに読み聞かせボラへ!2 子ども達と通じ合えた

2014年02月20日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日はとても幸せな一日でした。

久々の読み聞かせボラで子ども達と楽しい時間を過ごすことができたからです(1)

最近少し忘れていましたが、大学時代は教員になって
子ども達と喜びや感動をを分かち合いたいと思っていました。(2)

そうした過去を追ってみると、
子ども達と一緒に絵本を楽しみたい!
といった思いが強いのは、自然なことなのかもしれません。


今日、読み聞かせボラが終わった後に、近所の子が数人
言葉には何もしなかったものの、私の近くに寄ってきて、目で訴えてきました。

その目からは、今日の読み聞かせの時間が楽しかったということや
また読んでほしいという気持ちがしっかりと伝わってきたのです。

自分と子供たちの心が絵本を通じて一つになり、通じ合えた!と感じた瞬間でした。

そしてその日の夕方、娘の保育園のお迎えの帰りに
息子のクラスの男の子と会ったので、少しおしゃべりをしていたところ

「俺さ、この絵本が一番好きなんだ!」

と、私にお気に入りの絵本を見せてくれたのですが
なぜ彼がその絵本を見せてくれたのか、すぐにわかりました。

先日の読み聞かせボラの時に、吸い込まれるように絵本を聞いてくれていた彼は
私に自分の宝物を見せてもいいと思ってくれたのです。

もう嬉しくて嬉しくて!!

自分のことを信頼してくれているのが伝わってきました。

以前、私と息子と娘は、気心の知れた友達のような感じだとブログに書きましたが(3)
近所の子ども達とも、そうした友達のような関係で、道で会えば

「こんにちは。どこいくの?」
「えっ、習い事!」
「そう、いってらっしゃい!気を付けてね」
「うん!」

と、普通に声を掛け合ったりもしています。

私は「○○(息子)くんのお母さん」という立場ではありますが
身近な友達のお母さんが絵本を読んでくれるというのは
子ども達にとって楽しいことなんだなと最近気づき始めました。

もちろん親に絵本を読んでもらうのが一番嬉しいことだと思いますが
友達のお母さんだからこそ、できることがあると感じています。

近所の子ども達と、これからもいい関係を築いていきたいです。

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【注】

(1)過去ログ 「久し振りに読み聞かせボラへ!1 楽しいことが大事」 参照。

(2)過去ログ 「まゆみの自己紹介1」「まゆみの自己紹介2」 に学生時代、教員になりたかったことが綴られている。

(3)過去ログ 「絵本の楽しさを共感できる仲間」 参照。