先週語る予定だった予定だったおはなしを
今日、やっとストーリーテリング講座で語ることができました。(1)
忘れないうちにブログに感想等を書いておきます。
私がこぐま社の「鳥のみじい」(2)を語ったところ
先生からは「このおはなしは軽い感じで語れるといい」と言われました。
確かに、楽しいお話なのに、なんだか重たい感じになってしまい
おはなしの雰囲気と私の語りが合っていません。
最近私は疲れていたからか、希望のないところに、元気づけてくれる小鳥がやってきて
(おじいさんでなく私が)とても癒された・・・という読みになってしまい
それがおはなしに出てしまっていました。
絵本で言うなら『ぐりとぐら』(3)を重々しく読んでしまった感じでしょうか。
あの軽やかな歌を重い感じで歌い、読んでいるのと似ています。
はぁ~~っ、またボロボロの語りになった・・・
と落ち込んでしまった反面、
「声帯から声が出ておりとてもいい」と言われ、少し希望が持てました。
単純?!
3年前に講座で発表したときに比べると(4)、演技っぽくなるところがだいぶ落ち着き
おはなしの世界もも自分の中でイメージできるようになったので
あの頃よりは進歩したと思います。
先生に前日、息子に語ってみたものの聞いてもらえなかったと話したところ(5)
「お母さんにじっと見つめられて語られたらきついわよ~」
と笑って言われ、そういうものなのかぁと思いました。
おはなしの経験の少ない私は、どこを見て語るのがいいのかすら
よくわからなかったのです。
いつも読み聞かせ等の助言をしてくださるストーリーテラーの先輩が
厳しい助言をしてくださったのですが、その言葉から
相手が私だから、厳しい言葉をかけてくださっているというのが伝わってきました。
小さな子供がおり、呼び出しなどが多い中で、
コンスタントに勉強をするのが難しいことを知っているからか
会に入って、できる範囲で勉強することを薦めてくださったのです。
おはなしの会は、どんどん現場に出る会と、コツコツ勉強する会と二つあるのですが、
後者の方なら続けられるのでは?と思ってくださったのでしょう。
私も講座が終わってからも、ストーリーテリングの勉強をしたいと思いました。
ここだと自分の良くないところを遠慮しないで注意してもらえるのです。
読み聞かせボラのメンバーだと、どうしても遠慮が出てしまい
「大丈夫だよ~」で終わりがちですが
落ち込んでいるときなどは、そうした言葉に助けられますが
自分に厳しいことを言ってくれる人を求めています。
ただ厳しいだけではなく、よくなったところは褒めてくれたり
切磋琢磨し合える関係というのは、素敵だと思うのです。
今回講座を受け、実際語ってみて自分の声について考えさせられたので
ここで終わらず、前に一歩踏み出してみたいという気持ちも強くなりました。
やってみなかったらわからないことがたくさんあったので
おはなしを語る機会を持てて、本当に良かったです。
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【注】
(1)昨年末から、ストーリーテリング講座に参加している。詳細については過去ログ
「ストーリーテリング講座に参加」 参照。
(2)稲田和子/筒井悦子 『子どもに語る日本の昔話2』 こぐま社、1995年。
(3)中川李枝子作・大村百合子絵 『ぐりとぐら』 福音館書店、1963年。
(4)3、4年前にもストーリーテリング講座を短期間受講している。詳細は
「ストーリーテリング」 参照。
(5)発表前日、息子におはなしを聞いてもらった。詳細は
「おはなしの本番前日にあったショックな出来事」 参照。