MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

自分が選んだおはなしを信じる

2014年02月12日 | ストーリーテリング(おはなし)
今日は午前中、家事の合間におはなしを語る練習をしていました。(1)

いつも娘と一緒に遊んでいる人形たちを並べ、
聞き手になってもらったのですが、聞き手がいると緊張するよりも
安心することがわかり、改めて聞き手の存在は大きいと実感しました。

人形でもこれだけ安心できるのですから、生身の人間なら、なおさら安心できるでしょう。

といっても、自分の語りがぐらついてばかりだと
聞き手が困った顔をして、こちらの語りがさらに不安定になるのでしょうが・・・

そのためにも、コツコツとした事前練習は大切だと思いました。
何度も練習をしておくと、体の中に言葉が浸透するので
いざと言う時に、言葉が文章ごと出てきたりするのです。

「あれだけ練習したから大丈夫」と思えるくらいだと
自分を信じて絵本を読んだりお話を語ったりできるのだと思います。

思い返せば、今回語る予定の「鳥のみじい」もいろいろなテクスト(文章)があり(2)
最初に覚えたテクストは、ある程度覚えたものの、途中で捨てました。(3)

しかし、そのことが今覚えている「鳥のみじい」のテクストへの
信頼を増すことに繋がったので、結果的にはよかったです。
今練習しているテクストの方が、力が入り過ぎず、語りやすいので。

おはなしを語る時も絵本の読み聞かせる時も
選ぶということは、非常に重要な行為です。

なので、自分の中の直感がいい作品に出合ったときに、きちんと働くよう
良質なお話や絵本と、今後も深く関わっていこうと思います。

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【注】

(1)前日の続き。過去ログ 「聞き手の存在は大きい!」 参照。

(2)同じおはなしでも、いろいろな文体や構成のお話があるケースが多い。さまざまなテクスト(文章)を比較し、自分が語りやすいもの、聞き手がおはなしをイメージしやすいものを選ぶのが望ましい。

(3)過去ログ 「思い切って語るテクストを変えようか?」 参照。

聞き手の存在は大きい!

2014年02月11日 | ストーリーテリング(おはなし)
今日は午前中、子ども達が夫と外に遊びに行っている間に
洗濯物を干しながら、おはなしを語る練習をしていました。(1)

目をつぶっておはなしの世界をイメージすると、だいぶ言葉が出てきます。
しかし、目を開けて語ると、いろいろなものが目に飛び込んでしまい
集中力に欠け、言葉が昨日(2)より出てきませんでした。

こうしてお話を語る練習をしていると
語り手にはかなりの集中力が必要とされることや
その日のコンディションの影響を受けることがわかります。

明日は娘とごっこ遊びをしている、お人形さんたちを聞き手に見立てて
おはなしを語る練習をし、気が散らないか試してみるつもりです。

おはなしの練習は集中力が必要なので
子どもがワイワイしている状態だと、今の私はとても練習できません・・・
なので、子ども達が帰ってきてからは、母親に戻り
ご飯を作ったり絵本を読んだりして過ごしました。

我が子の前だと、かなりリラックスして絵本なども読めるので
講座でおはなしを語るに、息子が目の前で聞き手になってくれたら
心強いのになぁと思いました。

といっても息子は学校があるので無理なのですが、心強い聞き手が前の前にいると
語り手は安心しておはなしを語れる気がします。

絵本の読み聞かせボラの時もそうですが
息子のクラスや知っている子のいるクラスだと
非常にリラックスして絵本を読むことができます。

けれど、その日に初めて出会った聞き手の人とも、絵本やおはなしを通じて
楽しい時間を過ごせたらいいな・・・と思いました!

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【注】

(1)最近おはなしを語るの練習をしている。過去ログ 「おはなしを新たに覚え始める」 参照。

(2)過去ログ 「おはなしの言葉が沸き出てきた!」 参照。

おはなしの言葉が沸き出てきた!

2014年02月10日 | ストーリーテリング(おはなし)
今日は洗濯機を何回か回している間に
来週ストーリーテリング講座で語る予定の「鳥のみじい」のお話を
声に出して覚える練習をしていました。(1)

絵本のように絵がないので、お話の世界のイメージを
文章を手掛かりに自分の中で膨らませていきます。

もうお話の全体像はわかっているので
目をつぶってお話を世界をイメージしながら語り
思い出せないところで本を見て、言葉を確認をしたあとに
続きを読むことを何度も繰り返していました。

そのおかげでしょうか・・・テキストを見る頻度が減っていき

まとまった言葉が出てくる!なんだかお話の流れに乗れてきたような感じが・・・
今までと違う!!お話の言葉が沸き出てきている!!


といった、手ごたえの様なものを感じました。

まだ力の加減や語る速さなど、細かいところまで気が回っていませんが
この調子でコンスタントに練習を続ければ
来週の講座までには、語れるようになっている気がします。

文章を覚えるのが苦手な私の中から、言葉が沸き出てくるなどという体験は
今までしたことのない、貴重な体験です。

このままうまくいけばお話への苦手意識を、克服できるかもしれません。

今は自分を信じて、お話を信じて、コツコツ練習し続けようと思います。

息子がおはなしに興味を持っている今、一緒におはなしの世界を楽しみたい!!

ただ、それだけです。

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【注】

(1)過去ログ 「おはなしを新たに覚え始める」 参照。

絵本は買って家で読む

2014年02月09日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
今日は娘に絵本を買いました。

これからあと1年読むか読まないかという絵本でも

「人にお勧めしたい絵本だなぁ」
「乳幼児のおはなし会で使えそうだなぁ」
「図書館で借りた時、娘が気に入っていたなぁ」
「これからも読み継がれていく絵本だろうなぁ」


と思うと、私は購入します。

娘には、もうある程度十分と言える絵本の数があると思うので
これ以上買わなくてもいいのですが
私の勉強(教材研究)のために買っているのです。

やっぱり手元にあると、情報量が違います。
絵本が増えると家が狭くなるのはわかっているのですが
一冊の絵本から得られるものは、かなり大きいため
絵本の勉強をしている私は、厳選して我が家に迎え入れるようにしています。

そのおかげか、以前は何がいい絵本なのか、書店で絵本を眺めていても
よくわからなかったのが、最近はその絵本のどんなところがいいのかが
わかるようになってきました。

これは、素材の味や薄味に慣れた人が
濃い味や化学調味料の味に騙されないのと似ています。

あとは、子どもを通じてそうした絵本をかかわったことで
そうした絵本のいいところがよく見えてくるようになってきました。

小1の息子は、4歳くらいの時から読んでいた本を今もリクエストしてきますが
とにかく細かい絵をしっかり見るので、絵本の絵が適当に描かれていたら
すぐに息子に見抜かれてしまいます。

そうした部分もしっかり書いてある絵本だと
息子のような子どもも納得し、筋が通っていることにスッキリするのです。

息子は小1だから、細かいところまで目が行くのかもしれないと思いきや
2歳の娘も絵本の絵は、かなり細かいところまで見ています。
私が気づかないようなところも、教えてくれたりします。

特に、家にある絵本は、文も絵も何度となく読んでいるので
子どももその絵本に対する情報量が半端ないです。

もちろん図書館で借りてきた絵本も、印象に残っているようなのですが
私が子ども達を見ていると、家にある絵本の方が、印象の残り具合が強いように思います。
家にある絵本の方が情報量が多いと思うのは、大人だけでなく子どもにも言えるようです。

しかし、予算やスペースとの関係もあるので
家の絵本だけでなく、図書館の絵本も上手に使って
読み聞かせを楽しむと、いろいろな絵本に出合う機会が作れると思います。

そして、図書館で借りた絵本がとても気に入った場合、
是非手元に置くことを前向きに検討して下さい。
そうした絵本と子どもは、いい関係を築くことができると思うので!

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とにかく楽しい!わらべうた

2014年02月08日 | わらべうた&手遊び
今日の関東は一日中雪で、交通機関に乱れが生じていたからか
八洲学園大学の公開講座の2回目(1)が休校となりました。

休校だなんて、なんだか大学みたいだと思ったら
大学主催の公開講座なので、授業の扱いは大学と同じようです。

振り替え授業が来週あるのですが、その日に私の予定が入っているため
リアルタイムで受けることができません。
ショックですが、録画授業を受けられるだけまだいいのかもしれません。
ここがWEB授業のいいところだと感じています。


今日一日、私はOFFになったので、子ども達と雪遊びを楽しんだり
家で絵本を読んだり、歌を歌ったりしていました。

娘の最近のお気に入りは「くまさんくまさん」というわらべうたです。(2)

くまさんくまさん まわれみぎ
くまさんくまさん りょうてをついて
くまさんくまさん かたあしあげて
くまさんくまさん さようなら


このわらべうたを実際体を使って踊りながら歌うのです。

「まわれみぎ」の時は右を向いたり、
「りょうてをついて」の時は両手を地面についたり、
「かたあしあげて」の時は片足を上げて、
「さようなら」で頭を下げます。(自己流)

こんな地味なわらべうたよりも
幼児向けのテレビ番組や幼児向けのDVDの方が
子どもは喜ぶんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが
そんなことはありません。

娘の通っている保育園は「おかあさんといっしょ」などのCDを
よく流している園なので(それもどうかと思いますが)
その手の歌はよく園で歌っているものの
家ではわらべうたをリクエストしてきます。

息子も幼稚園で特にわらべうたとかを歌ったりしてませんでしたが
家でよく歌っていたので、わらべうたは二人とも大好きです。

つまり、わらべうたを歌う環境は親とだけ・・・というような環境でも
子どもはわらべうたを楽しんでくれるということです。

「口ずさみやすい」「短い」「曲が単調」「繰り返しが多い」「遊びが入っていることが多い」

この辺がわらべうたの魅力だと思います。

「はないちもんめ」のわらべうたは我が家で大人気で
娘に歌う時は短くアレンジしたもの

かってうれしい はないちもんめ
まけてくやしい はないちもんめ

○○ちゃんもとめて はないちもんめ
△△ちゃんとりたい はないちもんめ

じゃんけんぽん!


を繰り返します。

「はないちもんめ」はもっと大人数でやるものですが
我が家では向き合いながら二人で
息子がいる時は三人で遊びながら歌っています。

「じいじがほしい!」などその場にいない人や
お人形さんの名前などもリクエストされるので、歌に登場します。


ちなみに私が小学生くらいの時は
下記のような「はないちもんめ」を歌って遊んでいました。

かってうれしい はないちもんめ
まけてくやしい はないちもんめ

となりのおばさん ちょときておくれ
おにがこわくて いかれない
おふとんかぶって ちょっときておくれ
おふとんびりびり いかれない
おかまかぶって ちょっときておくれ
おかまそこぬけ いかれない

あのこがほしい あのこじゃわからん
このこがほしい このこじゃわからん

そうだんしよう そうしよう

(相談しあう)

きーっまった!

○○ちゃんがほしい
△△ちゃんがほしい

じゃんけんぽん!



今思うと「おふとんびりびり」って、すごい家ですね(笑)

当時はこれがわらべうただったという認識はなかったのですが
私が小さい頃は日常の遊びの中に、多少なりともわらべうたが浸透していました。

今は、どうなのでしょうか。

公立保育園や、のびのび幼稚園などではやっているかもしれませんが
「はないちもんめ」などを歌っている子ども達を近所では見かけません。
私が見かけないだけで、わりと他では歌っているのでしょうか??

楽しい遊びなので、もっと浸透したらいいのにな思います。
たまに近所の子ども達と遊ぶとき、こういう遊びがあるんだよと
教えたりすると、ハマってくれたりするので
今後もそういった遊びを伝えていけたらと思います。


今夜は娘が寝る前に、ブルーナの『ゆきのひのうさこちゃん』(3)を読んだからか
いつも以上に雪遊びを楽しむうさこちゃんを感じることができました。

息子には『あたまをつかったちいさなおばあさん』(4)をリクエストされたので、その中にある冬のお話を一緒に読みました。

季節を感じる絵本は、旬の料理を食べているような気分になります。
とても寒かったけれど、楽しい雪の日でした。

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【注】

(1)過去ログ 「八洲学園大学公開講座「子どもの本の深みに迫る」」 参照。

(2)「くまさんくまさん」の楽譜と歌詞が載っている本↓

ひろのたかこ 絵 『はないちもんめ』 童話館出版、1999年。(CDつき、うたのえほん)
「子どもにこびていない、真面目なうた絵本。童謡やわらべうたが載っている。CDも勉強になる。」

「くまさんくまさん」のわらべうたを参考にして作った、創作絵本↓

なかがわりえこ 作 /やまわきゆりこ 絵 『くまさん くまさん』 福音館書店、1995年。
「『くまさんくまさん」のわらべうたのリズムで読める絵本2、3歳から楽しめる。」

(3)ディック・ブルーナ文/絵、石井桃子訳 『ゆきのひのうさこちゃん』 福音館書店、1964年。
 別館ブログ 「『ゆきのひのうさこちゃん』他3冊 うさこちゃんの絵本1 」 参照。

(4)ホープ・ニューウェル作 松岡享子訳 山脇百合子絵 『あたまをつかった小さなおばあさん』 福音館書店、1970年。 絵本ではなく児童書。 

日本の昔話をおはなしの本で読んでみて!

2014年02月07日 | ストーリーテリング(おはなし)
今日はまだ病み上がり感がありましたが
以前から練習していた、鳥のみじいのおはなし(1)を久々に練習しました。

前回の練習から、10日近く間が空いてしまったので
もう自分の中からストーリーテリングのモードが抜けていましたが
声に出して読めば、お話の雰囲気を体が思い出すのではと思い
声に出して読んでいたところ、少し感覚が戻った感じです。

まだ本を見ないで語ることはできないのですが
今の段階で、うっすらとお話の全体を覚えてているので
後は言葉を消化して、自分のものにし、体にしみこませていこうと思います。

こうした作業は3年ぶりくらいなので、不安がないと言えば嘘になりますが
覚えられるんじゃないかという希望は持てているので
今日思い切って練習を再開したのは、私にとっていいきっかけになりました。

「おはなしのろうそくの愛蔵版」(2)を持っていますが
これはいろんな国のお話が混ざっているからか、どこか私はとっつきにくく
私は積極的に開きませんでした。

しかし、こぐま社の『子どもに語る日本の昔話』シリーズは日本の昔話だけなので
非常に読みやすく、パラパラめくって気になるお話を読んでいます。
小1の息子にその場で読んだりもします。

本を見ないで昔話を語れたら一番理想ですが、こうやって本を読みながらでも、
昔話を子どもに読むのは、なかなかいいなと思いました。

文章も簡潔で非常に聞きやすいので、お話を聞くのに慣れていなくても
わりと聞きやすいですし、語りが特別上手でなくても
親子間では十分楽しめると思います。

絵本の読み聞かせの習慣の中に「おはなし」という選択肢を入れて
少し変化をつけてみるのも楽しいかもしれません。

息子は図書館などでストーリーテラーの方が語るお話を聞いて育った子ではありませんが
こうした昔話は好きなようで、「おはなしのろうそくの愛蔵版」を
一人で熱心に読んでいる姿をときどき見かけます。

どちらかというと、本を一人で読むのが苦手な息子が
こうした本を手にとって読んでいるのは、おはなしの本が
「わかりやすい」「短い」「おもしろい」からではないかと想像しています。

一人で読んでいるからといって、これからも一人で読んでもらおうというのではなく
私が適度に息子へ読もうと思っています。

こうしたお話は、自力で読むより、読んでもらう方が
しみじみと面白さを味わえるので。

いいタイミングでストーリーテリングに再会できてよかったなぁと思いました。


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【注】

(1)過去ログ 「おはなしを新たに覚え始める」 や、ストーリーテリング(おはなし)のカテゴリー参照。

(2)東京子供図書館から出ている、おはなしを覚えるためのテキスト。愛蔵版はハードカバーなので、子どもが読み物としても楽しむことができる。

絵本を読むことは、子どもの甘えを受け入れること

2014年02月06日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
まだ時々咳は出たり微熱があるものの
インフルエンザ7日目にしてやっと喉の痛みが取れてきました。
インフルエンザが治ってきているのを体で感じています。

今週は読み聞かせボラも読み聞かせの研修も
休まざるを得なかった予定が多かったのですが
子どもに絵本やお話を、当たり前のように読んであげられるというのは
とても恵まれた環境なのだと思いました。

今日の子ども達を見ていると
もうママと一緒に遊べるんじゃないかとワクワクしており
私の周りを走り回ったり、膝に座ったり、絵本や歌のを持ってきたり
二人とも、すごい興奮ぶりなのです。

私が寝込んでいる間は、二人ともとても成長したような姿を見せていたというのに
一気に甘えん坊モードになり、学校や園でも
普段は頑張っているけれど、家ではこうやって甘えたいのだなと思いました。

甘えたい気持ちは、私と自然と絵本やおはなし
歌を楽しむという行動に表れています。

そして、私も子供に甘えてもらうことで
何かが満たされたような気持ちになりました。

子どもが大人になっても、このままではまずいと思いますが
少なくとも小1と2歳児の親ならば、甘えを受け入れてあげたいものです。

もちろん、絵本の読み聞かせだけでなく
歌を歌ったり、お話を読んであげたり、一緒にお風呂に入ったり、添い寝をしたり
子どもの好きな料理を作ってあげたり、遊び相手をしてあげたり、抱きしめたり
いろいろな甘えの受け入れ方があると思います。

子どもを叱りすぎてしまったときなど「ゴメンネ」「大好きよ」
というメッセージを、子どもに伝えるのに
絵本の読み聞かせはいいきっかけになるので、是非とも習慣にしてみてください。

きっとその愛は、お子さんに伝わりますよ!

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テレビやゲームがなくっても・・・

2014年02月05日 | 私の子育て
インフルエンザにかかって6日経ちましたがまだ微熱が続いています。
かかって3日目くらいにはよくなると思っていたのですが
思いの外長引いているのは、『こころ』を一気に読んだせいでしょうか・・・(1)

昨日今日と、本を読まずに布団に入ってとことん寝たところ
体が汗をたくさんかき、熱が出ていくような感じがしました。
あと少し!と思いながら体を休めることにします。

そんなわけで、あまり頭を使わない(?)子育ての記事を少し。


私がインフルエンザで寝込んでいる間
子ども達は何をしていたのか、時々リビングを通る時に見ていたのですが
息子は科学の実験遊びばかりしていました。

えぇ、宿題の指導など全くできなかったので
遊んでばっかりだったようです・・・

今、息子のクラスはインフルエンザ流行のため
学級閉鎖になっているのですが
午前中の自宅学習をちっともせず・・・

私が元気だったら横に座って宿題を見たりするのですが
今はそうもいかなくて。

「はぁ~っ」とため息が出てしまいますが
家でテレビやゲーム三昧とかよりは、まだいいかもしれないです。

ちなみに、我が家にはテレビもゲームもありません。

「えっ?!テレビも?!」

と聞かれそうですが、そうです。ないんです。

テレビは特に見ないので、今まで置いていなかったのですが
息子が小学生になってからは「うちはどうしてテレビがないの?」
と聞かれるようになったので

「小さい子にテレビはよくないから置いていないのよ。
○○ちゃん(下の子)が大きくなったら置くことも考えようね」


と伝えています。

テレビは見る時間などを守れれば、便利なツールだと思いますし
最近は冬季五輪なんかのスポーツを見たくなります。

あまり極端だと、子供も困るんじゃないかと思うのですが
たまに外で番組を見ることがあると、番組の質の悪さにげんなりするのです。

私が小さい頃は、テレビはもっと面白かった気がするのですが
最近は面白く見せようとしているだけで、面白くない気がして・・・

そんな理由も含めて、我が家にはテレビがないのですが
なければないで、子ども達は何かしら遊びをみつけて遊びだします。

ゲームに関しても、周囲のお友達でまだ持っていない子もまだいるので
みんなで何をして遊ぼうか考えるようです。

もしかしたら、陰でコソッと友達とゲームで遊んでいるかもしれませんが
家にないと、ゲームをする時間が圧倒的に短くなるので
外でやっていたら嫌だけれど、かろうじて共用範囲内かな・・・

ちなみにゲームに関しては

「1年生にはまだ早すぎる。もう少し大きくなってから」

と伝えています。

・・・こんな話を聞くと、すべてがうまくっているように思われますが
そんなことはありません。

この間なんかは夫が自分のゲームをこっそり子供にやらせていて
大喧嘩になったりもしました。

だいたい母親が厳しくて、父親が甘いというのは我が家でも同じで
息子もテレビやゲームに関心のある、よくいる小1の男の子。
良くも悪くも子供らしいです。

実際はゲームを持っていても、習い事とか勉強とかを
きっちりやっている子の方が、学校の成績が良かったりすることも多く
内心焦る気持ちもありますが、だからってなんでもかんでもやらせればいい
というわけではないと思うんです。

無駄のように見える時間も、子どもにとってはとても大切な時間なのですから。

学級閉鎖の期間に何も勉強をしないで、もったいないことをしたなぁと思う反面
息子なりに好きな実験を楽しんだり、興味のある本を読んだり
それはそれでいい時間を過ごせたんじゃないかなと思いました。

本人は外でいっぱい遊びたかったものの
一応学級閉鎖中なので、やむなく家にこもっていましたが。

とはいっても、それなりに勉強もしてほしいのが親心なのでした(笑)

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【注】

(1)過去ログ 「良質な本の持つ底力」 参照。

【管理】参考URLを注に落とすことにしました

2014年02月04日 | 管理人からのお知らせ
いつもブログに足を運んでくださってありがとうございます。

今日は活字の多い本は読まず、ひたすら寝ることに徹していたからか
インフルエンザの症状がよくなってきました。
絵本を読むためにも、子どもを抱きしめるためにも、あと少しの辛抱でしょうか。

さて、ブログ記事に関連する過去ログ、別館(1)にアップした本の写真や解説などを
どのように載せたらわかりやすいか、ここ1ヶ月ほど試行錯誤していました。

そこで、読みやすさを重視し
参考URLなどがある場合は、ブログ記事の最後に「注」として
関連する記事などをまとめるやり方をとることにしました。


読みにくい場合、また改良するかもしれませんが
今のところ、リンクは注に落とすやり方でいきます。

よくわからないリンク先に飛ぶのではなく
できるだけクリックする前に、こういうリンク先だということを
紹介しておいた方が、安心して飛べるかなと思いまして・・・

ちなみに、試験的にやっている別館ブログはまだ続けています。
二つのブログを更新するのは大変なので
もうやめようと思っていたのですが、やっぱり本の表紙が見れたり
詳しい解説があるのは魅力的だと思うので
あちらは必要がある時にだけ更新するつもりです。

まとまりのない点も多く、読みにくい箇所がまだまだ多いですが
少しずつ改善していきたいと思うので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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【注】

(1)別館とは、試験的に作られたもう一つのブログの呼び名。このブログのことは本館と呼んでいる。

子どもの本の理論と実践が繋がる時

2014年02月03日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
寝室で横になりながら本を読んでいたら、頭がフル回転してしまい
朝晩が逆転してしまい、昨夜は眠れませんでした。

横になっても、頭の中は夏目漱石の『こころ』の内容がグルグル回り、頭から離れないのです。

そういえば、院生時代、修士論文を書いていた時期は
こんな風に昼と夜が逆転して困っていました。
あの頃は学生だったからよかったのですが、
今はインフルエンザが治ったらそうもいきません。

やっぱり人間は室内にこもって本ばかり読んでいるのでなく
適度に外に出て日の光を浴びないとダメなのだとわかり
今日は窓際で日に当たりながら本を読みました。
(こりてない?!)

こんな風に本を読んでいると、かなりの本の虫だと思われそうですが
何でも読むわけではありません。

特に長い本は苦手で、すぐ挫折するだけに
読まないことが多く、先日初めて岩波少年文庫を一冊読み終えたので
調子に乗ってスティーブンスンの『宝島』(岩波書店)を読もうとしたところ
なんとか70ページまで読んだものの、気分が載らず読むのを辞めました。

『宝島』は基本だというので、読んでおこうと思ったのですが
体調がよくないときに、海賊の船に乗って冒険に出たいと思えなかったのです。
あとは私が女だからでしょうか?好みでしょうか?ちょっと雰囲気が怖くて・・・
どこかの機会でまた続きを読めたらと思っています。

私は必要に迫られてているわけでない場合は、無理をして読まずに、本能に任せて
読みたいと思う本を読むようにしています。
日頃の読書は「楽しい!」という気持ちを大切にしているので。

昨日に引き続き、長い本は今はよくないと思い
2ヶ月ほど前に読んだ瀬田貞二の『幼い子の文学』(中央公論新社)(1)の後半部分を読みました。(2)


すると、昨日良質な本の持つ底力を改めて感じた(3)ことに対して
丁度『幼い子の文学』の後半に共感できることが書いてあり
実践していたことと理論がつながったので、とても嬉しく思いました。

理論の縛られるのはあまり好きではないですが
インフルエンザがまだ治っていないので、絵本を子どもに読めないため
理論を読んで心を慰めようとしている自分がいます。

その中でも比較的、瀬田貞二のこの本は語り口調で書かれているので
非常に心が和らぎ

「瀬田貞二」というより「瀬田さん」って感じの人だなぁ
心の底から日本の児童文学を愛していたんだなぁ。
私もリアルで講座を受けてみたかったなぁ。


と、期待を裏切らない瀬田貞二像にウットリしながら本を読み進めていました。
こうして故人が生きていた時の文章を読み進めていくと
その人がどれだけのことに貢献してきたかがよく伝わってきます。


本を読み終わり、洗面所へ手を洗いに行ったときに娘に会ったので

「ママが元気になったら絵本をいっぱい読もうねぇ」

と話したところ、もう元気になったと勘違いしたようで
『ねんねんよー』(4)という子守唄の絵本を持ってきて、読んでくれと嬉しそうに言ってきたのです。


それをきかっけに、私は娘がどれほど寝る前にいつも歌ってもらう
子守唄を恋しく思っているかに気付かされました。

夫はほとんど子守唄が歌えないので、娘は私に子守唄をたくさん歌ってほしかったのです。

私に抱きよりたがる娘を見て、

早く思いっきり抱きしめてあげたい!
絵本を読んだりわらべうたを歌ったりしたい!


娘だけでなく、息子も幾度となく近づきたがり
スキンシップをとりながら話したい様子が伝わってきたので
息子に対しても同じ気持ちを抱いてきます。

絵本や歌などのスキンシップが、彼らの中では、生活の一部になっていたのと同時に
私の中でも、子ども達との絵本タイムやふれあいは、生活の一部になっていたのでした。

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【注】

(1)当時の記事は 過去ログ 「瀬田貞二に魅了されて」 参照。

(2)この本の写真や詳細は 別館ブログ 「瀬田貞二『幼い子の文学』」 参照。

(3)過去ログ 「良質な本の持つ底力」 参照。

(4)ましませつこ絵、上野美佳子うた 『ねんねんよー 子どもにうたってあげるこもりうた』 童話館出版、1998年。
いろいろな子守唄の載っている絵本。別館ブログ 「ねんねんよー 子どもにうたってあげるこもりうた」 参照。

良質な本のもつ底力

2014年02月02日 | 文学関係
インフルエンザにかかって丸3日が経ちました。

昨夜までは熱が39℃くらいあり、フラフラしていたのですが
今朝起きた時には体がだいぶ軽くなり、熱を計ったところ
平熱になっていたので、休息と薬が効いたのだなと思いました。

しかし、子どもにうつると困るので、子どもの近くに行けず
喉が痛いため、声に出して絵本を読むことができません。

ここ数日、子どもに絵本を読んであげられていないので

子どもと絵本が読めないって寂しいなぁ・・・
絵本を読むことで、子ども達からパワーをもらっていたのかもなぁ・・・


と、しみじみ思いました。

しかし、私がこんな状態で絵本が読めないのがわかったからか
子どもはパパに絵本を読んでもらえばいいと思ったようで
久し振りに夫が子供に絵本を読んでいる姿を目てホッとし
学生時代に読んだ夏目漱石の『こころ』を本棚から取り出し、久し振りに読んでみることにしました。

こうした小説は子供の成長をきっかけに、大方処分してしまったのですが
有名どころは何冊か残しておくことにしたのです。
それで、まとまった時間ができたら読み返そうと思っていたのが、漱石の『こころ』でした。

読み始めてみると・・・

本来なら寂しい病人生活を送るはずだった私が
この小説のおかげで、自分らしさを取り戻したのです。

小説の細かいところはだいぶ忘れていましたが
一度読んだことのある小説は、過去に読んだ手がかりがあるので非常にとっつきやすく
忘れていたところは今回読むことで補えたので、余計に読書が楽しく思え
まるで高熱とよく戦ったご褒美のようでした。

学生時代に受けたこの本の印象と今回の印象とはかなり異なり
主人公よりも先生や、先生の奥さん寄りになって読んでいる自分がいて
歳を重ねると、本から受けるものも変わるのだなぁと思いました。
子ども達が成長と共に、絵本への反応が変わってくるのと同じように・・・

私はこの時、良質な本には力があると、改めて思いました。

そんなことは前々から頭ではわかっていたつもりでしたが
改めて「良質な本のもつ底力」を感じたのです。

私のように感性が鈍ってきた大人が読んでも、良質な絵本の魅力にひきつけられるのですから
五感をフルに活用して育つ子ども達が、絵本を大人たちに読んでもうことは、どれだけ楽しいことか!
また、一人でそれらの絵本を読むようになったとき、どのような印象を受けるのか・・・



いろいろな発見があり、ワクワクドキドキしたした一日でしたが
子ども達の声が廊下越しに聞こえてくると、そんな発見はどこへやら?!

早く子ども達と絵本を一緒の楽しみたいなぁと、純粋に思ってしまいました。

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まだ間に合う!読まなかった絵本を今読もう!

2014年02月01日 | 絵本・児童書関係
一昨日から咳がひどく出ており、風邪だろうと思っていたものの
昨日体温を計ったところ39℃もありビックリ!

嘔吐しそうなくらい苦しい咳が出て、OS1(甘くないポカリみたいなもの)を飲んで
水分補給をしているものの、体が熱く、耳が痛く
寒気がすることなどから、インフルエンザを疑い
病院に行ってみたら、やっぱりインフルエンザA型でした。

今まで人生を生きてきて、インフルエンザにかかったことがなかったので
予防をこれだけしているのだから大丈夫!と思っていたものの
インフルの威力にはかないませんでした・・・

「高熱でしんどかったとしても病院に行く」

これに尽きると思いました。


ちなみに、フィリパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』(1)を読み終えました。
息子が小学校の高学年になったら、こういう本を一緒に楽しめるかな?
とワクワクしていますが、息子は読まないかもしれません。

読んでいても難しくなく、物語に吸い込まれていきました。

もう3,4年前でしょうか。
ストーリーテラーの方が、私にこうアドバイスをしてくれました。

「あなたは日本文学よりも、海外のファンタジーを読んだ方がいい」

その言葉が今やっとわかった気がします。
当時は海外のファンタジーは好きではなかったので読まなかったのですが
今回読んでみて、日本文学はドロドロと湿っぽいのに対し
海外の文学はスカッとするような解放感があるので。

小学生や中学生の時に、こうした文学に出合えませんでしたが
今、出合えてよかった!!
これからもいろいろ読んでみたいです。

と言っても、今は絵本を読む割合を増やせたら・・・と思っています。

特に、1歳向けくらいの赤ちゃん絵本は今しか楽しめないと思うので
存分に楽しんでおきたいのです。

小1の息子に読んであげられなかった赤ちゃん絵本を
娘に読んでいると、息子が楽しそうに顔を出します。
二人のお気に入りは、まついのりこさんの『ばいばい』(2)です。

息子が赤ちゃんの頃、良質な絵本をあまり読んであげられなかったけれど
今こうして妹と絵本を楽しんでくれて嬉しい!


下の子が甘えていると、自分も甘えたくて仕方ないようです。
いずれ、甘えなくなる時期がくるでしょう。
それまでは、いっぱい甘えを受け入れていこうと思います。


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【注】

(1)フィリパ・ピアス作、高杉一郎訳 『トムは真夜中の庭で』 岩波書店、1975年 

(2)まついのりこ作/絵 『ばいばい(まついのりこあかちゃんのほん)』 偕成社、1983年。
別館ブログ 「まついのりこ『じゃあじゃあびりびり』他 0歳児に読みたい絵本 」 で少し紹介されている。