外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

モロヘイヤスープがある「バーガーキング」

2014-01-07 23:32:08 | ヨルダン(猫中心)


ジャバルアンマンの第2サークル付近の商店街には、「バーガーキング」がある。

私は以前からこの店の前を通るたびに、どうも気になっていた。

お店の看板デザインから、例のグローバル・ハンバーガーチェーンと無関係なのは明らかだ。
店舗面積はごく狭い。
入って右手にある食べ物のショーケースの中に、お米らしきものが見える。
ケースの上には円筒状のプラスチックの容器が山積み。
左側の壁際に設置されたカウンターコーナーでは、ひとりでもくもくと食事をとっている男の人の姿を時折見かける。
他の飲食店が軒並み閉まるラマダーン(断食月)の昼間も、この店は営業していた。

これらの情報から判断するに、この店はバーガーキングという名前ではあるが、ハンバーガー屋さんではなく、イートインも出来るお惣菜屋さんだろうと、私は思った。
しかも主な客層(どこかうらぶれた男の人たち。普通の主婦もいるけど)から判断するに、値段が安そうだ。

ものすごく気になりつつも、なんとなく入りづらくてずっと前を素通りしていたのだが、先日ようやく気合を出して入ってみた。

ショーケースの中を覗くと、モロヘイヤらしき緑色のスープと、赤いスープ(トマト系で野菜入り)がある。
お店の人に確かめたら、やはり緑色のはモロヘイヤスープだった。
その隣には、お馴染みのチキングリルとフライドポテト、そしてライスが並んでおり、あとは色とりどりのサラダや漬物、付け合せの類だった。
私はモロヘイヤスープとライス(一番小さいサイズ)をテイクアウトすることにした。
値段は合計1.5JD(約220円)だったと思う。
ふふふ、やっぱり安かった。

家に帰ってさっそく食べる。
スープのモロヘイヤは細かいみじん切りではなく、葉野菜としての正体を残したザク切り程度だった。
ちょっと塩味がきつすぎるが、まあまあ美味しい。
肉体労働者の男性たちには、このくらいでちょうどいいのかもしれない。
ご飯はまあ普通。ご飯ですから(?)。
小さいサイズといってもけっこう量が多いので、満腹になった。

お惣菜屋さんって、ヨルダンでは滅多に見かけないので、貴重な存在である。
近所にこういうお店が一軒あると、いざという時(料理する気はしないが、野菜料理が食べたい、でもレストランで食べる気合もお金もない、というときなど)すごく助かるのだ。
できればもっとメニューを増やして欲しい。
そして店舗も徐々に増やして、あのアメリカ資本のバーガーキングに対抗できるほどの、一大グローバルチェーンに成長して欲しいものですね(ないない)。

関係ないけど、このお店の近所には「PIZZA QUEEN」というピザ屋もある。
なにしろヨルダンは王国なので、キング、クイーン関係のお店が多いんですよ(でまかせ)。


本物のバーガーキング



ジャバルアンマンのバーガーキング



サラダ類のショーケース



モロヘイヤスープとライス



袋を見たら、シャワルマ・サンドイッチ・バーガー類販売とあるので、以前は本当にハンバーガー屋さんだったのかも。
それにしても、このハンバーガーの絵、猫ですよね。可愛い・・・


コメント
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