今回はまとめ書き日記です。2日分だけですがね・・・
4月某日
久しぶりに皮膚科に行く。
前回行った時は、時間が遅かったせいで主治医の先生はすでに帰宅していて不在だったが、今回は帰宅前だった。私がこの皮膚科に通い出したのは2、3年前で、せいぜい年3、4回しか行かないのだが、先生は私の顔も症状も覚えている。大したものだ。
手のアトピー(乾燥とひび割れ)が相変わらずひどいのを見て、先生は「う~む・・・ちょっと巻いてみますか」と意味不明なことを言い、湿布薬みたいなものを取り出してみせた。使用方法については助手(キレイ系の若い女性だがノリがよくて笑い上戸)に任せ、別の患者のところに行ってしまう。
この薬。酸化亜鉛の入った軟膏(亜鉛華軟膏)の湿布らしい。
助手さんは使い方を説明しながら、実際にシートを私の左の中指にぐるりと貼ってくれ、「寝る前に巻いて、外れないように手袋をするといいですよ」とアドバイスしてくれた。膏薬が剥がれにくいので、起きてから外す時、添付の小瓶入りのオリーブオイルで湿らせながら、徐々に剥がすといいという。
私(「み」)と助手さん(「じょ」の会話を要約するとこんな風だった:
み「これ片手で巻くの、けっこう大変ですよね。指1本じゃなくて、両手全体だし。私、人並み外れて不器用でめんどくさがりなんですけど」
じょ「でも、やっておられる方はけっこうおられますよ。小学生のお子さんがいるお母さんたちとか」
み「そりゃ小学生の子供の為ならやれるかもしれないけど」
じょ「そうですよね、自分のためだとちょっとね…」
助手さんは私の言葉に頷いてみせた後、重大な事実を告げるかのように高らかに宣言した。(目が半分笑ってたけど)
じょ「しかもこの膏薬はね、服についたら落ちないんですよ!」
み「…(大きくため息をつく)」
み「(小声で)これ、どうしてもやらないとダメですかね。ぜんっぜんやれる気がしないんですけど」
じょ「(小声で)無理ですか?先生に言ってみましょうか」
ここで先生、再登場。
先「(にこやかに)どうですか?説明は終わりましたか?」
み「(意を決して)先生…この薬、できなくても怒りませんか?」
先「(表情を変えず)怒りませんけど、やった方がいいですよ」
先生、再退場。
み「…しょうがない。一応やってみます。手が良くなってほしいし…」
じょ「そうですよね、治ってほしいですよね。それでは、診療は終了しましたので、受付の前でお待ちください」
み「はあ~~~~(大きくため息をつきながら退場)」
助手さんはそんな私を笑いながら見送ってくれた。
とまあ、こんな状況だった。
帰宅してからすぐ中指の湿布を外してオイルで膏薬を拭き取り、それ以来その薬には手を触れていない。
どうしたものか…
4月某日
カルディにクスクスを買いに行く。
いつものようにお店の人たちが、棚の商品を入れ替えたりしながら、背後を客が通りかかるたびに、後ろを向いたままで「どうぞご利用、ご覧下さ~い」と叫んでいる。私はその度にビクッとしてしまう。大体、既に店内にいる客は何も言われなくても「ご利用、ご覧下さる」と思うのだが。
カルディには徒歩圏内の他のお店にはない輸入食品が手頃な値段で色々あるし、コーヒーサービスもあるので、もっと頻繁に通いたいのだが、これのせいでなかなか行けない。
カナダ製の全粒粉のクスクスを買った。なんだかんだ言って、カルディにはお世話になっている。
(終わり)