先日、「猫居酒屋」として名高いJR新橋駅付近の「てまり」に初めて足を踏み入れたら、奥の座敷に子猫が何匹かいて、猫好きの若い女性客が「ああ~、あああ、ああああああ・・・」という感極まった悲鳴を発しながら触ったり写真を撮ったりしていた。
もちろん私も写真を撮ったり(上手く撮れなかったが)、触らしてもらったりした。子猫を見るのは久しぶりだ。生後約2ヶ月らしい。お母さん猫やその他の大人猫を合わせると、十数匹いるとのこと(常連さん談)。世話が大変そうだが、子猫は可愛いから苦にならないかも(いや、やっぱり大変かも)。外出する猫と引きこもりの猫がいるらしい。個性の問題か。
携帯で撮った写真、だいたいボケた・・・
子猫って、猫である上に子供なので、もう存在自体がアイドルだ。
奥の座敷の片隅はこんな感じ。猫とじっくり遊びたい人は座敷を予約するのが良さそう。逆に、猫好きでない人やアレルギーのある人は避けるべきスペースだろう。
アイドル撮影会を終えて、カウンター席に移動する。
カウンター席にもこういうヒトが登場したりする。猫好き専用のジャンナ(天国)か、ここは・・・
カウンターには魅惑的なお惣菜がずらりと並んでいる。ここは家庭料理の店で、特に猫好きではないという常連のおじ様もいた。料理と雰囲気がいいし、値段も手頃で場所も便利なので、一般のサラリーマン客も利用しやすいのだろう。猫派のほうが勢いが強そうだが。
突き出し(関東では「お通し」って言うんですかね)の小鉢。禁煙なのは猫の健康のため?ビールはサッポロ。猫だらけで家庭料理が美味しくてビールがサッポロだなんて、なんて素晴らしいお店でしょう。ちなみにグラスの赤ワインも意外に美味しかった。
肉豆腐、ほのぼのと懐かしい味、実家で食べた記憶はないけど。
揚げたてコロッケ。
ねっとり里芋。皮を剥くのがちょっと面倒だった。箸でずるっと剥けるんですけどね、ホラめんどくさがりだから。林檎を買ったら、皮を剥く前の心の準備に1週間かかる性格だから。(なぜ買うんだ)
飲食の合間に、そのへんをウロウロしている猫さんたちと遊ぼうとして、お店の猫じゃらしを勝手にとって使ってみたが、ほぼスルーされた。しくしくしく
愛想のいい小柄な女将さん。カウンターの中で料理していたのは息子さんだと思う。息子さんは一見話しかけにくい雰囲気だが、実は親切。私に猫用のおやつの小袋を渡してくれた。猫にあげていいですよって。うふふ…
メニューに値段が載ってないので質問してみたところ(財布に余裕がないんで)、「酒類は基本的に一杯500円で、料理は一品600円」とのことだった。但し、中には割高な焼酎などもあり、料理の方もモノによっては値段が上下する可能性あるので、気になる人は注文するときに確かめたほうがいいかも。突き出しの小鉢の値段は聞き忘れた。
というわけで、猫好きで酒好きの人(私)には「本当の故郷」(?)のような場所だった。子猫が子猫であるうちに、また行かなくては…
食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13080493/
(終わり)