ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

閉じこもり生活

2020-04-12 11:53:58 | 日記

しばらく話していなかった妹と久しぶりに電話で話した。

妹は二月末に出された非常事態宣言以来、極力外出を減らしていると言った。

今まで週一で通っていたスポーツクラブは、コロナの流行が収まるまで休むことにしたが、買い物は行かなければならないので、週に一度だけ店内を急ぎ足で回って帰って来るのだとか。

当然、外食や美容室は行かず、散歩にも行かず、ただひたすらこの一ケ月半近くを家の中で過ごしているという。

「大変だね・・・ストレスたまらない?」

私も妹と同じ状況ではあるのだが、妹のあまりにストイックな生活を聞いて、思わず口から出てしまった。

「うん、たまってる。というか、家から出ないから太ってしまって、最近ひざや股関節が痛くなってきた」という。

そこで「家の周りを散歩するくらいなら大丈夫じゃない?私も毎日散歩してるけど、気分転換にもなるし運動不足も解消されるよ」と言ったのだが、妹は「え~外に出て歩き回るなんて、すごく怖いことじゃない?」と言った。

聞けば、妹の旦那さんの会社は食品を扱っているのだが「(風評被害がでるから)絶対にうちの会社からコロナの感染者を出さない!!」と言われているのだとか。

感染者を絶対に出さないぞという強い意思は、とても良いことだし必要なことだとは思うが、食中毒などと違ってコロナの場合、気をつけていても罹ってしまうことがあるのではないだろうか。

その時に怖いのは、重篤な症状になることや他の人たちにうつしてしまうことだが、それらと同じくらい怖いのは、周囲の目なのではないかと思う。

実際にコロナで亡くなった家族を持つ人に対する差別があると聞いた。

家族がコロナで亡くなって、(風評被害で)職場に迷惑をかけてしまうのではないかと仕事を辞めざるを得なかった人、退職はしなくても休職を続けて経済的な困窮に陥ってしまった人、近所や親せきに知れ渡り「しばらくお宅へは行けない」と言われてから、一歩も家から出られなくなってしまった人など、本来なら身内を亡くして悲しみにくれている時期に、周囲からの差別的な目や発言を気にしながら暮らさなければならないというのはどれほど辛いことか。

そういえば妹も同じようなことを言っていた。

「コロナに罹ったと言えば、今はテレビで何度も放送されるし、勤めている職場によっては、コロナ感染者が出たと速報まで流れるでしょ。あれ嫌だよね。周りにすぐわかるでしょ・・・もしも自分だったらと思うと、すごく怖い」

たしかに妹のいうのはその通りだと思った。

テレビをつければ朝から晩までコロナのことばかり。

海外ではこんなに人が亡くなって悲惨な状況にあるという情報を毎日浴び続けていたら、恐怖心で一杯になってもおかしくない。

コロナにならない為にどうすべきか、もしもコロナかなと思ったらどうすべきかなど、必要な情報だけがあればだけいいのではないかと思う。

というか、あまりそのような番組を観なければいいだけなのだが・・・

 

 


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