ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

マスク

2020-04-09 15:55:13 | 日記

昨日は、北海道のコロナウイルス感染者が10名と多かったが、それまでは感染者数が少なくなって比較的落ち着いていた為、ちょっと遠出をして温泉に入ってきた。

久しぶりの温泉!

いつも行く温泉は市内近郊にあって、普段から人が多いため、コロナが流行り始めてからは行っていない。

だから温泉に行くのは、本当に久しぶりだった。

行った先は、札幌市内から車で2時間ほどの小さな町。

コロナだからではなく、道内の多くの町がそうであるように、この町は、いつも人の姿がまばらだ。

「あぁ、いいなぁ。ここはまるでコロナとは無関係の世界のようだ」と言ったのは最近すこしコロナ疲れの夫で、今は人が少ないというだけでちょっと安心する。

(以前なら人の姿が無いと、さびれた過疎の町といった印象が強かったが、今は人が少ないのがいいなんて変わったものだ・・・)

ところで、温泉に入る前に町内のお店に寄って買い物をした。

買い物に行って驚いた。お店の人も買い物客も全員マスク着用だった。

札幌のマスク着用率は70~80パーセントくらいだが、この小さな町はほぼ100パーセントの着用率だ。

冷たい風がぴゅーぴゅー吹き込んでも店の扉は全開で、買い物客は少なく、お金を払う以外は近くで会話をするような場面が無いにもかかわらず全員マスク着用。

みなさん、きっちりと予防されていた。

このあと町内の温泉に行ったのだが、ここでも来る人は全員マスク着用で、夫が言うようなコロナとは無関係の世界ではなかった。

温泉施設は思った通り人が少なく安心だったが、脱衣所などでふれた手は念のために洗面台で洗ってから出てきた。

それにしても北海道はすこし落ち着いたかのように見えたが、昨日は感染者が増えたし、まだまだ油断はできないということだろう。

ところで、どこもそうだがマスクが品薄でお店に行っても売り切れが続いている。

家にいることが多い私はいいのだけれど、毎日仕事に出かけて多くの人と会う家族の為にマスクを買いたいのだが、これがない・・・

店頭にマスクが並ぶこともあるようだが、私は見たことがなくて、マスクを求めて開店前から並ぶというのを聞くと、どうしてその日にマスクが売られることが分かるのだろうかと不思議になる。

もう買うことはあきらめて、残りのマスクを洗って大切に使おうと思っている。

ところでこのように今や貴重品になってしまったマスクだが、新聞で読者からの投稿にとても心温まる話が載っていた。

投稿したのは80代の男性だった。

「マスクを買う為に朝から店の前に並んでいましたが、ちょうど自分の前でマスクが品切れになってしまいました。がっかりして、店の横に座って家で待つ妻に、マスクが買えなかったと電話をしていたら、50代くらいの女性がかけよって来て、これを使ってくださいと5枚入りのマスクをくれました。ご親切に感動しました」

たしかこのような内容だった。

これを読み世の中にはまだまだ心優しい方がたくさんいらっしゃるのだなぁと思った。

コロナの流行は計り知れないほどの打撃があったが、一方でこのような人の優しさに触れる機会もまた増えたのではないかと思ったりもする。

 

 


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