バージニア労働者

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回復のチカラ (その後のミディ)

2009年11月20日 | 猫の話

ミディ、お疲れ~


月曜日に抜歯のために口内手術を受けたミディ。

結果から言うと、全てが順調に終わった月曜日。
これもDrアリシアのおかげやね。

私は朝から気が気ではなかった。

私は職場でも今とても大きなプロジェクトを抱えていて
仕事に遅れるわけにいかなかったので、ハニバニにミディを獣医まで送ってもらい
「大切なミディをお願いしますね。腕を信じてますよ」
というカードをDrアリシアに手渡してもらった。

仕事をしながらふと、やっぱり会社なんて休めばよかったと
何だか後悔した。
家にいても何も彼女のためにできることってないのだけど、
なんとなくそう思った。

するとハニバニから電話が。

「さっき無事にミディを送っていきました。カードも彼女に渡したよ。」

そう言う彼に礼を言うと、彼は続けてこう言った。

「ケイエスがとても心配してると思ったから、今日は僕は仕事は休みにしたから。

そう簡単に休みがとれる彼がうらやましかったが、
(単にミディを理由に休む口実をゲットしたのではないかとも思ったが)
とても安心した。何かあった場合、獣医から私かハニバニに連絡がつきやすい。

それにしても私は朝からばさばさと仕事をこなしながらも
考えることはミディのことばっかりで、狂おしい気持ちで一杯だった。

いつもはポジティブ思考な私も、そのときばかりは嫌なことばかり考える。

Drアリシアから職場に電話があったのは、ちょうどランチタイムが
終わるころ。

「安心して!全てスムーズに進行したから。ミディも麻酔から覚めてるよ。」

もしかして麻酔から覚めなかったらどうしようと思っていたところだったので
この一言でどんなに私が救われたか。

それから彼女は抜歯がどう行われたかとか、クスリの説明だとか、
副作用の説明とかを丁寧に説明してくれた。

「あのね、ミディが寒くないようにヒーターも入れてあげたんだ。」

そう言う彼女にとても感謝した。

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仕事の帰りに、さっそくミディを迎えに行った。
麻酔が完全に切れていたようで、目線もしっかりしていた。

ケージに手を入れたらすごい力で擦り寄ってくるミディ。
早く家に帰って、ミディをぎゅっと抱きしめたい気分に駆られる。

朝から何も食べていなかったので、食欲が旺盛で
これがまた飼い主の心配を少し和らげる。

もらってきた痛み止めと抗生物質をミディに与え、
その夜はとにかく眠ってもらおうと思った。

次の日、Drアリシアの予想通り、ミディのウンチがかなり柔らかかった。
どちらかというと、下痢状態。

これは抗生物質の副作用で、それが出た場合すぐに連絡するように言われていたので
すぐに電話し、ミディの様子を伝えた。

下痢の理由に、抗生物質、昨日からのストレス、または療養のための餌が揚げられるという。

下痢を少しでも和らげるためのサプリメントは家にあるので
それも一緒にミディに与えるように言われた。

2日目は、痛み止めのクスリの副作用もあってミディの元気がない。

痛み止めには鎮痛のほかに、眠気を誘発する作用も含まれていて
それが彼女を気だるくさせるのだと聞いた。

単に眠たいかも知れないが、この心配性の飼い主にとっては
「苦しいのではないか」という余計な想像も働いて、そんなミディを見るのが辛かった。

抜歯の前にはそれなりの心配が付きまとい、
抜歯の後はクスリの副作用への心配が付きまとう。

高齢なだけに、気をつけなければならないことがたくさんある。

彼女がどれだけ餌を食べているか
食べた後に吐かないか
飲む水の量と尿の量はどれだけか
ウンチの状態はどうか
歩くときにふらつきはないか
痛がっていないか

前回の記事でのコメントや友人からのメールでも聞かれたのが
どうやったらとても小さなことに気がついてあげられるのかということだった。

私はハニバニ同様、フルタイムで仕事をしているし
家にいても常にべったりというわけでもない。

ミディの場合はもう13年も一緒に生活しているからというのもあるが、
大切なのは、「チラ見」を頻繁に行うことだと思う。

どういう状態が普通で、どういう状態がそうでないのかは
こういうチラ見を増やすことでけっこうわかったりするものだ。

それから、動物が嫌いだという人には馬鹿げたことかも知れないが、
私やハニバニは、彼女らを「家にいる猫」というよりも
「一緒に生活する動物、それがうちの場合猫だ」という感覚で見ている。

だから姿を見かけると必ず話しかけては撫でる。
話しかけて撫でることで、彼女らがどう反応するかを認知している。

猫に対してこれといってすごい知識があるわけではないが
小さな、でもたくさんのスキンシップから学ぶことは計り知れない。

こう言っておきながら、彼女らに注ぐ情熱は自分でもすごいなと思うところもあり、
その情熱を学問に注いでいたならメディカルスクールでも卒業して、
今頃医者にでもなれていたかもしれないと、本当に思う。

今日で3日目だが、痛み止めも終了し、気だるさも抜けて
本来の元気さを取り戻した。

一番うれしいのは、食べるときに痛かった箇所の頬を引っかく動作がなくなったこと。
食べ終わった後、満足そうに顔をくるくると洗うのを見るのが
私の一日の楽しみとも言えよう。

「大丈夫だったかな?」と、心配してくださった読者のみなさん、
ご心配おかけしましたが、ミディは大丈夫です。ありがとう!

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私はミディの他に残業続きでちょっとお疲れモードです。

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。




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