金曜日の昼前、ある部署の主任からメールが届いた。
彼女のことは、顔は知っているが他の部署の主任だし、話をしたことがなかったが
私は毎日フロア中にいくつものレポートを送信しているので、
それ関連の質問などで知らない人からメールが来ることは珍しくない。
しかし彼女から届いたメールのタイトルがただ『Question(質問)』とされていたのが気になり
すぐにそのメールを開けてみた。
『今日、あなたが日本の「漢字」を解読できると知りました。実はお願いがあるのです。』
そう書かれたメールは、彼女からの個人的な依頼だった。
私の長女は日本語を習っていたことがあり、漢字を書くのが好きだった。
彼女の部屋の壁にかかっている小さなボードには、彼女が書いたものであろう漢字が残されている。
実は数年前、私はその長女を交通事故で亡くしてしまった。
私たち残された家族は彼女が残したその漢字が何を指すのかどうしても知りたい。
どうかその漢字の意味を私たちに教えてくれないか。
というのが彼女の依頼。
私は快く承諾し、その漢字が書かれているボードを写真に撮って月曜日にでも見せて欲しいと
メールに打って返信した。
メールを送信して数分後、彼女からものすごく感謝され、それでは週末写真を早速撮りますと
また彼女からメールが届いた。
そのボードには一体何が書かれているんだろうという好奇心が溢れ出す。
私が急に不安に襲われたのはそれから数分後。
私、彼女の依頼を快く引き受けたのはいいが、
その漢字
読めなかったらどうしよう。
漢字はもう小学生レベルのものが書けなくなっているが、
読めないことはないと思う。
もし、彼女の娘が難しい漢字を書いていたら?
きっと彼女はその晩、家族中で『漢字が読める人を見つけた。』と言って期待に胸を躍らせているかも知れない。
ああどうか、その漢字が読めますように。
残された僅かな知識を生かして、頑張れ、私。
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最近フリちゃんのことをブログに書いてないけど(ブログ自体更新が少ないだろとか言わない)
彼女は元気で毎日可愛いです。
彼女、どうもハニバニの脱ぎ捨てる衣類がお気に入りらしく、すぐに乗って来る。
鼻の低いところがワタクシに似ていて、とても親近感を感じずにはいられない。
かわいいのぅ。
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今日こちらの桜並木をドライブしたら
結構咲いていた。なんか昨夜で一気に咲いた感じ。
桜っていいよね。
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いつもありがとう。