仕事中、トイレに行って帰ってきたら机の上に、プリントされた写真が一枚。
それが例の「依頼」の内容だった。
『さっき誰かが立ち寄って何か置いてったよ』とデミ嬢が言う。
写真の中のボードを一目見て、私は安堵した。
というのも、そこに書かれてあったのは漢字ではなく、ひらがなだったから。
これなら読めるぜ。
書き慣れているとは言い難い字であったが、間違わないように大切にゆっくり書かれたひらがなで
こう書かれてあった。
わたしは あなたの ともだち
だいすきです
あなたの ともだち
さようなら (Smile!)
何かの練習のために書いたのか、
好きなフレーズをただ書き留めておいたのか
はたまた、好きだった日本語の歌の歌詞なのか
今となってはどういう意図があったのかを知ることはできないが、
最後の行の「さようなら (Smile!)」が、やけに切ない。
英訳したのをその写真の下に書いてあげて彼女のところに持ってったら
「ええ!こんなにすぐに読めるの?」とびっくりしていたが(だって私ニホンジンだもの)
書かれてある言葉を、何も言わずに、静かに微笑んで
そしてありがとうって言って、そのボードの写真をじっと見てた。
私はただ日本語(しかもひらがな)を読んで、英訳しただけだったけど
なんかすごいことをしたような気がした。
それにしても
読めてよかった...。
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仕事で嫌なこと続きだったので
本来は「おめでたい席」に登場するはずの赤飯をあえてストレスな日々に食べてみた。
もちろん「縁起担ぎ」でね。ちょっと前にりんちゃんにもらったの。
ものすごく久々に食べた赤飯、めっちゃ美味しくて、昔大嫌いだった自分って何者?って思った。
りんちゃん、ごちそうさまでした。
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いつもありがとう。