気温が春らしくなって上昇し、日々のウォーキングも本当に気持ち良くなってきた。
陽が燦燦と照る中をウォーキングをすると、それなりにじんわりと汗もかくほどなんだが
風はまだひんやりしてるから、それがまたとても肌に気持ち良い。
家に戻ってきて、うっかりと窓を開けてしまう。
つい気持ち良いからと思って窓を開けてしまうと、外から黄色い花粉が風と共に入ってくる。
うちには花粉症を患う者がいないので、外から花粉が入ろうと大して支障はないのだが
窓際の花粉で埃っぽい。
拭いても拭いても、春にはいつもそういう感じ。
この季節になると思い出すことがある。
窓を開けたら気持ちが良い季節ということを、ミディも知っていた。
窓を開け放った傍で、大きく伸びをして、実に気持ち良さそうにコロコロと転がるのだ。
で、私は「あー...。しまった。」と思う。
黒猫のミディの体が花粉だらけ。
所々がまだらになっていて、まるでミツバチのジャケットみたいw
そういうことを今日、ふわりと思い出して、「ミディは春になるといつも窓辺で黄色くなってたんだよ。」と言ってハニバニと二人で笑っていたら
不意に泣きそうになった。
ついこないだ古い猫写真を眺めていたらこんなのを見つけた。
日付けから見て、9年前に撮ったやつらしい。
ミディのことが大好きで、いつもミディの横にくっついていたフリちゃん。
そんなんで呼吸ができるのかというほど、いつも顔をミディに押し付けて、安心しきってるその後頭部が面白くて可愛くて、
その写真を見つめて私は思わず、ふふってなったが、よく見たらもっと笑えるものがそこにあった。
足。
フリちゃんの大きな体を支える割には、なんかちっさいw
そのちっさい割には存在感のある足が、なんか今日はとても愛おしくてならない。