バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

病名はまさかのアレでした

2021年11月16日 | アメリカde健康管理
備忘録のため、今日は長いです。


先々週、私がやってる健康法よ!など言って浮かれていたのに、その舌の根の乾かぬ内にケイエスダウン。


私の体調が崩れていく様が皆さんのお役に立つ日があるかも知れないと思い、時系列で追います。


題して、
『ドキュメント:健康神話が崩壊するまで』



病院の血圧計って無機質だよね



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11/9(火曜日)
多分火曜日だったと思う。
右の首筋に突っ張る違和感を感じた。
寝違えることは結構あるので放置。


11/10(水曜日)
首の違和感増加。
筋肉痛も次の日がもっと痛むので気にせず放置。
五十肩でちょっと使っていた痛みを抑える軟膏がまだあったのでそれを首筋に塗っておく。


11/11(木曜日)
首の違和感続く。
それどころか首の一か所腫れてきた感じ。
ぷくっと、大豆ほどのシコリがある。
しかも赤い蕁麻疹らしきものが右肩に数個出現。
見た目、蚊に刺されたかニキビっぽい。
なんじゃこれーーー(少し焦り始める)。
もしかしたら軟膏が皮膚にあわなかったのかも。
軟膏の使用を控える。


11/12(金曜日)
首の違和感消えない。
赤い蕁麻疹が軟膏を塗った箇所に拡がった感じ。
どう見ても虫刺されっぽい。
虫?と思った瞬間背筋がゾワゾワする。
でも軟膏を塗った次の日に発症したので想像を消去。
昨日の大豆は消えたが、今日は全体的に腫れている。
腫れている箇所がリンパ腺と知る。
ハニバニの目からも腫れがわかるほど。
ちょっと怖くなるも、きっと軟膏が肌に合わなかったから体が何かをやっつけてくれてるのだと思い込む。


11/13(土曜日)
首のリンパ腺腫れたまま。
蕁麻疹はポツポツと広がっているが大人しい。
痛くも痒くもなく、ただ静かに広がってく。
しかし今日は土曜日。
首は変だが、私は元気でお腹が空いていた。
モリモリ食べて惰眠を貪ってリラックス!

しかしその夜、急に体調が悪化。
8時にハニバニとNetflixを鑑賞したまでは良かった。
10時ごろハニバニはオフィスでパソコンをいじって
私は引き続きリビングで録画してた番組を観ていた。
ソファーでどの体勢になっても寛げない。
体全体がなんか痛いことに気が付く。
しかも倦怠感まである。
それにもってリンパ腺の腫れ。
悪寒もする。
もしかしたらただ室温が低いだけ?
まさかコロナに感染してんじゃないよね。
そういえばコロナ感染で蕁麻疹が出る人がいた。
この体調の悪さ、覚えがある。
あれだ。コロナの予防接種の二回目の後だ。
まさに同じ感じ!!!
でも今回なにもワクチン打ってない。
なんだこの感覚。
もしかしてインフルエンザもあり得る。
こないだ予防接種したばっかりなのに。
いや、コロナもインフルエンザもあり得ない。
明日になったらきっと体調戻ってるはず!!!

そして土曜日なのに日付が変わる前に就寝。
とにかく悪寒が止まらない。


11/14(日曜日)
体調は完全に回復してないが朝ウォーキングに出る。
体全体の節々に痛みがある。
リンパ腺も腫れたまま。
蕁麻疹はすこし広がっていた。
引き続き、痛くも痒くもない。
お昼になって、ハニバニがハニバニランチを作る。
しかしまったく味わえない。
美味しいはずなのに、半分以上残してしまった。
その時点で私はもしかしたら変な病気になっているのではないかと改めて思い始める。

体調が悪化したのがその後。
食後のコーヒーも全く美味しくない。
てか、もう横になりたい。
体が痛いし、変な頭痛までしてきた。
なんなのこのガンガンと脈打つ頭痛は。
吐き気もするほど痛い。
鎮痛剤を服用する。
熱を計ってみたけど普通だった。
悪寒はするし体が痛いしリンパ腺は腫れてるわで
もうこれって絶対に体が異常を訴えてるはず。
やっぱりコロナかインフルエンザか。
でも発熱もしてなければ咳も出てないー!
なんなんこれ!!!!!
明日あさイチで病院行ったほうがいい。
でももしかしたら回復してるかも:)

その夜、首と背中(肺の後ろ側)と
足の付け根(太股)が痛んでほぼ眠れなかった。
強めの鎮痛剤を服用するも定期的に目が覚める。


11/15(月曜日)
でももしかしたら回復してるかも:)
という想いが完全に裏切られた。
辛いのは脈打つ頭痛それから背中と関節の痛み。
特に頭痛。
耐え難い。
仕事を休もうかと思ったが、
とりあえず病院の予約をとるのが先だ。
担当医は予約で一杯だったが、ウォーキンクリニックなら予約なしで行っていいらしい。ただどれだけ
待たされるかはわからない。

朝はどちみちスゴイ人の数でごった返すだろうから
午後から行ってみることにした。
それまで鎮痛剤を服用して仕事する。
太股が痛くて椅子に座るのが辛い。

午後になってウォーキンクリニックに行く。
やっぱり駐車場が車で一杯だった。
チェックインは携帯で行われる。
電話で大まかな症状を伝える。
考えれば考えるほど、コロナっぽい。
でもどこで?どうやって?誰から?
私、ずっと引き籠っているのに(泣)

45分ほど待って、電話で建物に入れと指示される。
個室に入るとアルコール消毒の匂いで圧倒された。
やっぱり病院て徹底されているのだな。
看護師が入ってき、また大まかな症状を説明する。
と同時に昨夜ハニバニに撮ってもらった蕁麻疹の
写真を見せるとその看護師が一瞬「Oh」という顔をするが、「ドクターに必ず見せてね」と言う。

暫くしてドクター登場。
若い女医さんだった。
パソコンに打たれた私の症状を見てゆき、
土曜日、何かいつもと違うもの食べた?と聞かれる。
土曜日の昼はフライドチキンのテイクアウトだった。
もしかそれに問題があったのかも!
というのも、私は以前チキンで食あたりをして蕁麻疹を経験していたから。

そう告げたが、さほどそれは問題視してない模様。
「何かのウイルス感染しか考えられないよねー」
と、再びチャートを再び覗き込む。
そこで先ほどの写真を見てもらった。
写真を見た彼女の顔が急にパッと明るくなった。
ひらめいたらしい。
「ケイエスさん、信じられないかも知れないけど」
引き籠り者も罹ってしまうコロナか。。。
「ケイエスさん、これ帯状疱疹よ。」

結果として初期症状の時点で出来る処置には手遅れだとのこと。帯状疱疹は蕁麻疹が発生して72時間以内で
それを食い止める処置ができるらしい。

でもすごくラッキーだったのは、帯状疱疹のくせして痒みも痛みも発症しなかったこと。発症する人で
稀に1%ぐらいの確立で皮膚には何も感じない人がいるらしい。

ただそれが原因で帯状疱疹だと気づくことを遅らせた。

リンパ腺が腫れた理由が、帯状疱疹ウイルスが活性化してリンパ腺がそれを阻止しようとして機能した結果
だと言われて、ありがとう私の体!一生懸命ウイルスと闘ってくれてたんだねと我が身を愛おしく思う。


ウォールマートの薬局に薬をピックアップに行った。
窓口で『240ドルです』と告げられビックリする。
噂には聞いていたが、そんなに高価な薬だとは!
保険適用後の値段ですかと聞くと、保険があるなら
その情報をあっちの窓口で伝えてくださいと言われる。
ややこしいアメリカの医療事情。
保険の手続きが済んで、もう15分かかりますと言われ、ついでに聞いておこうと思い、「その薬、保険で
一体いくらになったの?」と聞くと、『8ドルです』と返って来た。


保険の無い人が帯状疱疹に罹ったら
必要な薬も貰えなくてどうするんだろう。


処方された薬は2.5㎝ほどの青くて大きな薬だった。
それを1日3回、1週間ほど服用するようにとのこと。


家に帰ってきて夕方と夜、2錠服用してみた。
その夜も体が痛くて鎮痛剤を服用して早く寝る。


11/16(火曜日)
昨夜も体が痛くてしっかり眠れなかったが、
今朝は体の痛みが少し和らいでいることに気が付く。
リンパ腺の腫れが引いていた。
疱疹も薄くなっている。
今日になって食欲が戻ってきたらしく、
コーヒーを飲んでみたらすごく美味しかった。
(昨日はサラダ、ヨーグルト、バナナと麦茶のみ)
普段美味しい!とはあまり思わないオートミールも美味しかった。ランチで食べたハムサンドも美味しかった。

昼すぎには体の痛みもかなり消滅。
脈打つ頭痛はまだある。鎮静剤でコントロールする。
関節や背中の痛みは激減。今ココ

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<まとめ>


皆さんに言いたいことは:

1.皮膚が引っ張られるな痛みが発症して
2.そこにヒリヒリするような感覚があって
3.そこから赤い発疹が出てきて
4.あっと言う間に勢力を増してきた!と思ったら、

72時間以内に病院に行きましょう!


帯状疱疹は時間との戦いです!(本当です)


そして皆さんがもし50歳以上の方なら

是非、帯状疱疹のワクチン接種を!!!


私はこの疱疹と体調が落ち着いたら
絶対に予防接種しとこうと思います。
昔は一度罹ったら免疫がついてもう罹らないと言われていたけど、今は罹る人は何度も罹るそうなので。


私は今回は皮膚には何も感じなかったけど、
帯状疱疹はものすごく痛くて厄介で、重症化すると後遺症がずっと続く病気だそうです。


ここにハニバニの帯状疱疹ワクチン接種の時の話があります。
OGPイメージ

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長い長いドキュメンタリー
お付き合いありがとうございました。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。



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